マウス操作のカスタマイズ機能 - sigma-axis/aviutl_enhanced_tl GitHub Wiki

タイムラインウィンドウに対するマウス操作を自由にカスタマイズする機能です.

zoom_drag_demo.mp4

タイムラインの各領域とマウスボタンやホイール,修飾キーとの組み合わせに対して,各種動作を個別に割り当てられます.

[設定方法はこちら: オブジェクト表示領域 / レイヤー名表示領域 / シーン切り替えボタン / 拡大率ゲージ] [他の機能紹介はこちら]

オブジェクト表示領域に対するマウス操作のカスタマイズ

タイムラインのオブジェクトやその背景に対してのマウス操作を割り当てます.

タイムラインの領域範囲

ドラッグ操作

現在フレームの移動,オブジェクトや中間点のドラッグ移動,複数オブジェクトの選択などが別のボタンや修飾キーに割り当てられます.

  • オブジェクトの選択など,通常は無意識的にクリック操作として利用している機能も一部,ドラッグ開始時のマウスボタンを押す際の副作用という扱いになっています.

他にも追加機能として,タイムラインの拡大率を操作したり,編集点移動や BPM グリッド移動のドラッグ操作も割り当てられます.

[割り当てられる操作の一覧はこちら]

  • オブジェクト上と背景とで別々に割り当てられます.

ドラッグ操作の追加機能

  • タイムラインやレイヤーの拡大率を操作するドラッグ

    zoom_drag_demo.mp4
  • 近くの境界 / 中間点に現在フレームを移動するドラッグ

    マウスカーソル近くにオブジェクト境界や中間点がある場合,そこに現在フレームを移動します.

    • 修飾キーで中間点や無効オブジェクトのに止まるかどうかを操作できます.[詳細]
  • 近くの BPM グリッドに現在フレームを移動するドラッグ

    マウスカーソル近くに BPM グリッドの拍数線や小節線がある場合,そこに現在フレームを移動します.

    • 修飾キーでどの程度の細かさの拍数に止まるかどうかを操作できます.[詳細]

クリック・ダブルクリック操作

オブジェクトの範囲選択 (元々は Ctrl+Shift+オブジェクトを左クリックの操作) や設定ダイアログの表示切替え (元々はオブジェクトをダブルクリック), ポップアップメニューの表示 (元々は右クリック操作) を別のボタンや修飾キーに割り当てられます.

他にも追加機能として,クリック操作で中間点を追加 / 削除したり,特定レイヤーの右半分や左半分のオブジェクトを複数選択,クリックした空白部分を詰めてオブジェクトを再配置する機能なども割り当てられます.

[割り当てられる操作の一覧はこちら]

  • オブジェクト上と背景とで別々に割り当てられます.

クリック・ダブルクリック操作の追加機能

  • 指定位置に中間点を追加 / 削除

    オブジェクト複数選択時には,中間点も複数個追加 / 削除します.

  • レイヤー左 / 右側のオブジェクトを全て選択 / 選択解除

    クリックしたレイヤーの,クリックした位置から左 / 右側のオブジェクトを全選択します.

    既に対象オブジェクトが全て選択済みなら選択を解除します.

  • シーンにあるオブジェクトを全て選択 / 選択解除

    既に対象オブジェクトが全て選択済みなら選択を解除します.

  • オブジェクト左 / 右の空白を詰める

    左右の空白を詰める

  • オブジェクトの表示 / 非表示の切り替え

    表示・非表示の切り替え

ホイール操作

タイムラインの水平スクロール (元々は通常のホイール入力), 垂直スクロール (元々は Alt+ホイール), 拡大縮小 (元々は Ctrl+ホイール) を別の修飾キーや右クリック+ドラッグ操作などに割り当てられます.

他にも追加機能として,ホイール操作で編集点移動や BPM グリッドへの移動,シーン切り替えなどができるようにもなります.

[割り当てられる操作の一覧はこちら]

ホイール操作の追加機能

レイヤー名表示領域に対するマウス操作のカスタマイズ

タイムラインの左側,レイヤー名表示部分に対してのマウス操作を割り当てます.

レイヤー名表示領域の範囲

ドラッグ操作

レイヤーの表示・非表示切り替えを,ドラッグ操作で一括に行えます.他にも「レイヤーのロック」や「上のオブジェクトでクリッピング」なども割り当てて,ドラッグ操作で切り替えられます.

他にも追加機能として,レイヤー上のオブジェクトの一括選択や,レイヤーを丸ごとドラッグ操作で移動させることもできます.

[割り当てられる操作の一覧はこちら]

ドラッグ操作の追加機能

  • レイヤー上のオブジェクト選択

    レイヤー上のオブジェクト選択

  • レイヤーをドラッグ移動

    レイヤーをドラッグ移動

クリック・ダブルクリック操作

右クリックメニュー表示を別のボタンや修飾キーに割り当てられます.

また,本来なら右クリックメニューから実行できる「レイヤー名を変更」や「他のレイヤーを全表示/非表示」などの機能もクリックやダブルクリックで実行できます.

[割り当てられる操作の一覧はこちら]

ホイール操作

基本的にタイムラインのホイール操作とできることは同じですが,同じ操作でも別の機能を割り当てられます.

  • レイヤー名の上だとホイール操作によるスクロール方向を,横ではなく縦にするなど.

[割り当てられる操作の一覧はこちら]

シーン切り替えボタンに対するマウス操作のカスタマイズ

タイムラインの左上,シーン切り替えボタンに対してのマウス操作を変更します.

シーン切り替えボタン

現状,設定できるのはホイール操作のみです.

ホイール操作

ホイール操作でシーンを切り替えられるようになります.ホイールの回転方向や有効化・無効化は設定で指定できます.

  • 初期状態ではホイール操作は無効化されています.

拡大率ゲージに対するマウス操作のカスタマイズ

タイムラインの左上,拡大率ゲージに対してのマウス操作を変更します.

拡大率ゲージ

現状,設定できるのはホイール操作のみです.

ホイール操作

ホイール操作で拡大率を調整できるようになります.ホイールの回転方向や有効化・無効化は設定で指定できます.

TIPS

  1. 割り当て時に指定した修飾キーは,ドラッグ開始時のマウスボタン押下時には押している (& 離している) 必要がありますが,ドラッグの最中なら基本的には離したり別のキーを押したりできます.

    例えば Ctrl+右クリックドラッグに,BPM グリッドへの移動を割り当てた場合,ドラッグ開始時には Ctrl キーを押している (& Shift や Alt は離している) 必要がありますが,ドラッグ中にはこの3つの修飾キーを自由に押したり離したりして BPM グリッドのどこに止まるかを調整できます.

  2. ドラッグ中に他のマウスボタンや ESC キーを押すと,ドラッグがキャンセル扱いになります.

    キャンセルされた時の挙動はドラッグ操作によって個別に定義されています.基本的には現在のドラッグ操作を中断しますが,ドラッグ開始時の状態に戻るものもあります.

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