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契約

概要

Dynamics CRM」のサービス・モジュール
契約について説明します。

契約管理システム

契約レコードと他のレコードを併用し、
サービス機能と管理機能を支援する。

補足(契約は権利(Entitlement)に置き換わった): 本ページの契約は
CRM 2013 までのサポート契約の仕組みである。
Dynamics 365 では、後述の「作成・操作」でリンクされている
**権利(Entitlement)**と SLA がその役割を引き継いでおり、
契約エンティティは互換のために残されている扱いになっている。
「回数/時間を持たせて消化する」という考え方自体は権利でも同じである。

契約テンプレート

サービス単位オプション

契約テンプレートのもっとも重要な項目。

サポート案件(インシデント)数

契約で受けることのできるサポート案件(インシデント)数を指定。

合計時間

契約で受けることのできるサポート時間(分単位)数を指定。

対象期間

保証などで使用する。

  • 契約の開始日と終了日を指定。
  • 期間内は事実上無制限のサポートオプション

補足(サービス単位はテンプレートで決まり、後から変えられない): 契約は
常にテンプレートに基づいて作られ、サービス単位はテンプレート側の属性である。
つまり「回数制の契約を後から時間制に変える」ことはできず、
別テンプレートから作り直すことになる。
テンプレートが「もっとも重要な項目」と書かれているのはこのためである。

インシデントベース

  • 説明

    • 再販業者に対する定型的なインシデントベースのサポート
    • 特定の件数まで無料、その後は有償で追加サポートを購入。
  • 入力

    • 名前
    • 略名
    • 請求頻度:一ヶ月毎
    • サービス単位:サポート案件数
    • 週 7 日 24 時間体制のサポート

時間ベース

  • 説明

    • 再販業者に対する定期的でない時間ベースのサポート

      • サポート
      • トレーニング
      • トラブルシューティング
    • 時間ブロックでは実質的な時間料金が値引きされる。

  • 入力

    • 名前
    • 略名
    • 請求頻度:一ヶ月毎
    • サービス単位:時間
    • 週 7 日 24 時間体制のサポート

契約品目

契約を請求済みにするには1つ以上の契約品目が必要。

重要な要素

契約品目の2つの重要な要素

サービス単位の詳細

  • 提供されるサービスの合計量
  • e.g.: 時間やインシデント数
  • 対象期間テンプレートでは使用不可

価格設定

提供されるサービスのために顧客が支払うことを同意した金額。

契約品目の入力

製品、出荷単位

製品カタログの製品と出荷単位を指定する。

移行メモ(補完): 元ページは「製品カタログとは無関係?」と
疑問形になっていたが、契約品目の製品・出荷単位は
製品カタログのレコードを参照する検索フィールドである。
ただし、ここで指定するのはサポートの対象となる製品であって、
契約の価格は次の「価格設定」で別に決めるため、
価格表による自動計算は行われない(この点が疑問の元と思われる)。

場所

1つの顧客が複数の住所レコードを持つ場合、
契約品目を顧客の1つの住所レコードにリンク。

数量

  • 機能や計算には関係しない。
  • アプリケーションを使用する組織によって定義される。
  • 例えば「対象となる機器の台数」「ライセンス数」など、
    運用上の意味を組織側で決めて記録する欄として使う。

移行メモ(補完): 元ページは 3 つ目の項目が「??」のままだったため、
「機能や計算には関係しない」「組織によって定義される」という
前 2 行の趣旨に沿って用例を補った。
著者による本文が加筆された場合は置き換えること。

値引き、値引率

契約品目の正価に使用される。

シリアル番号

  • 機能や計算には関係しない。
  • 購入された項目とのリンクに使用できる。

契約

ライフサイクル

下書き(唯一編集可能)→ 請求済み → アクティブ → 期限切れ
                       ├→ 保留中
                       └→ 取消済み

下書き

作成中、作成直後の状態

  • 説明
    • 編集・取消・削除可能
    • サポート案件へのリンク不可

請求済み

下書きから変更。

  • 説明
    • 編集・取消・削除不可能
    • 1つ以上の契約品目が必要
    • サポート案件へのリンクが可能な状態
      (組織と顧客が契約条件に同意した状態)

アクティブ

請求済みの契約が開始日に到達した。

  • 説明
    • 契約品目の追加は可能。
    • 契約の更新可能

保留中

  • アクティブから変更

    • サービスを一時的に停止する
    • e.g.: 請求に関して問題がある場合
  • 説明

    • サポート案件無し、リンク不可
    • 契約の更新 ”不” 可能
    • 再アクティブ化可能

取消済み

アクティブから変更

  • 説明
    • サポート案件無し、リンク不可
    • 契約の更新可能

期限切れ

アクティブな契約が終了日に到達した。

  • 説明
    • サポート案件無し、リンク不可
    • 契約の更新可能

補足(請求済みにすると編集できなくなる): 契約が編集できるのは
下書きの間だけで、請求済み以降は内容を変えられない。
顧客と合意した条件を証跡として固定するためで、
修正が必要なときは「契約を選択してコピー」(後述)で
新しい契約を作り直すことになる。

契約の作成・操作

作成

サービス → 契約 → 新規 → テンプレート選択 → 入力

  • 契約名
  • 顧客
  • 契約開始日
  • 契約終了日
  • 契約品目を選択するか新規作成

操作

  • 契約を選択してコピー
    契約品目もコピーされるので契約の修正に使用できる。

サポート案件にリンク

  • サポート案件を解決するために、
    契約のサポートをリンクする。
  • サポート案件が解決した場合、
    サービス単位数の使用した量のサービスが契約から差引かれる。

補足(差し引かれるのは解決したときだけ): 契約の残量が減るのは
サポート案件を解決でクローズしたときであり、
取消では減らない(「サポート案件」の取消と削除の項を参照)。
時間制の契約では、インシデント解決に記録された
「解決に要した時間(請求可能な時間)」がそのまま消化量になる。

参考


Tags: Dynamics CRM

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