Tracealyzer使用方法 - renesas/rx72n-envision-kit GitHub Wiki
準備する物
- 必須
- RX72N Envision Kit × 1台
- USBケーブル(USB Micro-B --- USB Type A) × 2 本
- Windows PC × 1 台
- Windows PC にインストールするツール
- LANケーブル × 2 本
- ルータ × 1 台 (DHCPサーバとして動作するもの)
前提条件
- ファームウェアバージョンv2.0.1以降がインストールされていること
- 書き込み方法 = SDカードを用いたファームアップデート方法
- コマンドレスポンスの動作確認ができていること
- 以下ページの シリアルターミナルデモ 参照
動作解説
- TracealyzerはリアルタイムOSの内部情報をRAMに蓄積し、UARTやEthernet等の通信路経由で外部に出力しそれをPC上のソフトウェアで受信することで、その内部情報の可視化を行う
- このため、TracealyzerはリアルタイムOSが搭載されるデバイス(今回の場合RX72N Envision Kit)に内部情報を収集するためのライブラリをインストールする必要がある
- RX72N Envision Kitのファームウェアv2.0.0以降でTracealyzerのライブラリを実装した
- RX72N Envision KitではEthernet経由でリアルタイムOSの内部情報を出力するように実装した
- RX72N Envision KitはTracealyzerデータの出力先のPCと通信するため、PCのIPアドレスとポート番号を知る必要がある
- コマンドレスポンスによりこれらの設定値をRX72N Envision Kitに書き込むことができる
設定例(RX72N Envision Kit)
- dataflash write tracealyzerserveripaddress 192.168.1.210
- dataflash write tracealyzerserverportnumber 12000
設定例(PC)
動作している様子
- 動画
https://github.com/renesas/rx72n-envision-kit/assets/37968119/26790de7-03f8-4235-94a4-0f3afd66e6d4
参考
- 本ページではRX72N Envision Kitのファームウェアに実装済のTracealyzerのライブラリTracealyzer Recorderの実装方法の説明を省略し、使用方法のみ解説している
- 実装方法については以下で解説を行っている