ネットワークベンチマーク - renesas/rx72n-envision-kit GitHub Wiki
準備する物
- 必須
- RX72N Envision Kit × 1台
- USBケーブル(USB Micro-B --- USB Type A) × 2 本
- Windows PC × 1 台
- LANケーブル × 2 本
- ルータ × 1 台 (DHCPサーバとして動作するもの)
前提条件
- ファームウェアバージョンv1.0.4以降がインストールされていること
- コマンドレスポンスの動作確認ができていること
ベンチマーク実行方法
- RX72N Envision Kit を動作状態にしておく
- jperfを起動
- RX72N Envision Kitのタイトル画面の次の画面下部に表示されるIPアドレスを確認 (DHCPサーバから割り振られ、192.168.1.206等の値になる)
TCP受信を計測する場合
- jperf の Choose iPerf Mode で Client を選択し、RX72N Envision KitのIPアドレスを入力、ポート番号は5001
- jperf 右上にある Run Iperf! ボタンを押す
TCP送信を計測する場合
- jperf の Choose iPerf Mode で Server を選択する
- RX72N Envision Kit のコマンドレスポンスにて、PCのIPアドレスとポート番号を登録する
- IPアドレスの登録 (PC の IPアドレスが 192.168.1.6の場合)
- $ dataflash write tcpsendperformanceserveripaddress 192.168.1.6
- ポート番号の登録 (PC の ポート番号が 5001の場合)
- $ dataflash write tcpsendperformanceserverportnumber 5001
- jperf 右上にある Run Iperf! ボタンを押す
- RX72N Envision Kit のコマンドレスポンスにて、ソフトウェアリセットを発行する (jperfへの接続はシステム起動時に行われる)
TCP送信計測時の注意事項
- 2回目以降の接続時、jperf側の挙動が不正になり、RX72N Envision Kitからの接続を受け付けない場合がある
- この場合、jperf側のポート番号を5002等に変更する
- さらにRX72N Envision Kit のコマンドレスポンスにて、PCのポート番号を登録しなおす
- $ dataflash write tcpsendperformanceserverportnumber 5002
- RX72N Envision Kit のコマンドレスポンスにて、ソフトウェアリセットを発行する (jperfへの接続はシステム起動時に行われる)
性能評価
- TCP受信: 約76Mbps / CPU負荷率 40% 程度
- TCP送信: 約57Mbps / CPU負荷率 90% 程度 <最適な状態になっていない様子。要チューニング>
ネットワーク設定値
- FreeRTOS+TCP
- Ethernet Driver