• RL78/G24 Fast Prototyping BoardはArduino-Uno互換のインターフェースピンを持つボードである。

• RL78/G24 Fast Prototyping Boardのピンリストを以下に示す。

• (※1) 外部リファレンス電圧供給端子
• (※2) 20番ピン(P137)は入力専用ポートのためOUTPUT設定の使用不可
• (※3) 46番ピン(P130)は出力専用ポートのためINPUT設定の使用不可

• RL78/G24 Fast Prototyping Boardの機能一覧を以下に示す。

• (※1) Serial(RxD0, TxD0)はUSB-シリアル変換器を介してMicro-USBコネクタに接続

• (※2) タイマRD2を使うピン同士で、PWM/Toneの同時使用不可

• (※3) タイマKB32を使うピン同士で、PWM/Toneの同時使用不可

• (※4) LED1 (pin 21) and LED2 (pin 22) は回路上でプルアップされている。

• (※5) User Switch (pin 20) は回路上でプルアップされている。

• (※6) Serial1とWire3とSPIは同時使用不可

• (※7) Serial1とSPI1は同時使用不可

• (※8) Serial2とWire2は同時使用不可

• attachCyclicHandler()で登録可能な関数の上限数は8個

• setPowerManagementMode(PM_SNOOZE_MODE)は非対応である。

• getResetFlag()で取得できるリセット要因と戻り値の組み合わせを以下に示す。

  Reset factor	Rutern value	memo
  External reset or Power on reset	0x00	-
  Low voltage detection	0x01	The voltage detection level is 1.65 V on the falling edge and 1.69 V on the rising edge.
  Illegal instruction	0x80	-

各機能のリファレンスは以下を参照のこと。

• Arduino Reference - Arduino Reference
• Arduino 日本語リファレンス (musashinodenpa.com)

• RL78/G24 Fast Prototyping Boardはデジタル入力ピンを53本、デジタルプルアップ入力ピンを44本、デジタル出力ピンを51本持つ。
• デジタルIOを使用する場合、初めにpinMode()を呼び出して、指定したピンを入力または出力として動作するように設定する必要がある。

• 1. 2番ピンを入力として使用する

   pinMode(2,INPUT);
   val = digitalRead(2);

• 2. 3番ピンをプルアップ入力として使用する

   pinMode(3,INPUT_PULLUP);
   val = digitalRead(3);

• 3. 4番ピンを出力として使用する

   pinMode(4,OUTPUT);
   digitailWrite(4,HIGH);

• デジタル入出力に対応するピンを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping Boardは6本のアナログ入力ピンを持つ。
• 入力されたアナログ信号をAD変換し結果としてデジタル値を返す。
• アナログ入力を使用する場合analogRead()でアナログピン名を指定しデータを読み取る。
• アナログ入力に使用される参照電圧はデフォルトで5Vである。analogReference(INTERNAL)を呼び出すと参照電圧は内部基準電圧(1.48V)となる。
• analogReference(EXTERNAL)は非対応である。

• A0ピンを使用する

val =analogRead(A0);

• アナログ入力に対応するピンを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping Boardは8本のPWM出力ピンを持つ。
• PWM出力を使用する場合analogWrite()でピン名、デューティを指定しPWM出力を行う。
• PWM出力パルスの周波数を変更する場合はanalogWriteFrequency()で周波数を設定した後、analogWrite()でPWM出力を行う。
• analogWriteFrequency()で設定可能な周波数の範囲は750Hzから12MHzであり、高い周波数ではanalogWrite()で細かいデューティー比の制御ができない。
• PWM出力に対応するピンを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping BoardはSerial（UART）を3チャネル持つ。
• 各チャネルを使用する場合のデフォルトの送信バッファサイズは256バイトである。
• 各チャネルを使用する場合のデフォルトの受信バッファサイズは256バイトである。
• 各チャネルのピン割り当てを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping BoardはSoftwareSerialのRX pinを14本、TX pin を51本持つ。
• 受信バッファサイズは256バイトである。
• 設定可能なボーレートは4800, 9600, 19200, 38400, 57600, 115200bpsである。
• SoftwareSerialに対応するピンを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping BoardはWire(I2C)を4チャネル持つ。
• 各チャネルのピン割り当てを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping BoardはSPIを2チャネル持つ。
• 設定可能なクロック周波数の範囲は187500Hzから12MHzである。
• 各チャネルのピン割り当てを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping Boardは外部割り込みピンを14本持つ。
• 外部割り込み番号とピンの対応を以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping Boardはtone出力ピンを8本持つ。
• Tone()で設定可能な周波数の範囲は750Hzから65535Hzである。
• Tone出力に対応するピンを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping BoardはpulseIn()に対応するPulse入力ピンを53本持つ。
• タイムアウトまでの時間はデフォルトでは1秒であり、unsigned long型の範囲で設定可能である。
• HardwareSerial等割り込みを用いた機能を使用中に測定した場合、実際のパルス幅との誤差が大きくなることがある。
• pulseIn()に対応するピンを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping BoardはpulseInLong()に対応するPulse入力ピンを53本持つ。
• タイムアウトまでの時間はデフォルトでは1秒であり、unsigned long型の範囲で設定可能である。
• 割り込み処理を禁止している間はパルスの測定ができない。
• pulseInLong()に対応するピンを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping BoardはshiftIn()に対応するクロック出力ピンを51本、データ入力ピンを53本持つ。
• shiftIn()に対応するピンを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping BoardはshiftOut()とshiftOutEx()に対応するクロック出力ピンを51本、データ出力ピンを51本持つ。
• shiftOut()とshiftOutEx()に対応するピンを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping BoardはServo出力ピンを51本持つ。
• 同時使用可能なピンの数は36本までである。
• Servo出力に対応するピンを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping BoardはStepper出力ピンを51本持つ。
• Stepper出力に対応するピンを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping Boardは2つのLEDが実装されている。
• LEDに接続するピンを以下に示す。

• RL78/G24 Fast Prototyping Boardは1つのユーザスイッチが実装されている。
• ユーザスイッチに接続するピンを以下に示す。