gasyori100 - eiichiromomma/CVMLAB GitHub Wiki

gasyori100 画像処理100本ノックの準備

コマンドラインでの作業が求められるのでAnaconda Navigatorから使う方法

仮想環境の作成

NavigatorのEnvironmentsからCreate

Nameはgasyori100、Pythonは3.6

100本ノックのサイトの「Clone or download」からDownload ZIPを選ぶと、サイト内のファイルが丸ごとダウンロードできる。ファイルをダウンロードしたら自分のドキュメントフォルダにフォルダごと展開する(ここではc:\Users\eiichiromomma\Documents)

パッケージのインストール

Navigatorの作成した環境gasyori100から「Open Terminal」を選択。黒い画面(コマンドプロンプト)が起動する。

展開したフォルダに移動

cd Documents\Gasyori100knock-master

pipコマンドで必要なパッケージをインストール

pip install -r requirements.txt

完了したらプロンプトのウィンドウは閉じて、Navigatorに戻る。Jupyter Notebookを使いたいので、notebookとjupyter_contrib_nbextensionsをインストールする。後者はMarkdown(.md)ファイルの表示に使う。

README.mdの表示

Navigatorのgasyori100から「Open with Jupyter Notebook」を選ぶとブラウザが起動する。

Notebook上でDocuments\Gasyori100knock-masterに移動し、Nbextensionsタブを選択すると、拡張機能の設定画面に移るので、「Live Markdown Preview」にチェックを入れる。

まずは100本ノックのルートにあるREADME.mdをNotebook内に読み込んでみる。Python3のNotebookを作成する。

セルに

from IPython.display import display, Markdown

with open('README.md', 'r', encoding='utf-8_sig') as fh:
    content = fh.read()

display(Markdown(content))

と入れてShift+Enter。するとMarkdownが表示できる。

Jupyter Notebookの使い方

右側のNewボタンからNotebooksのPythonを選択すると、プロセスが起動するのであとは普通のIPythonのように使える。唯一注意する点はIn[ ]の所にコマンドを打った後、Enterは唯の改行で、実行するにはShift+Enterということである。

補完や関数リファレンス

ファイル名や関数名,モジュール名,スペシャルコマンド等はTabキーで補完され,ユニークな場合には全部が自動的に補完されるので覚えておくと 非常に速くコードが書ける。

関数については(を入力して数秒待つかShift+Tabで関数のリファレンス等(tooltip)が表示される。

主なスペシャルコマンド

%を付けて実行する

コマンド 説明
ls 現在居るフォルダの中身を表示
pwd 現在居るフォルダを表示
cd FolderName FolderNameに移動
hist 履歴の表示
run ファイル名 .pyスクリプトの実行
load ファイル名 .pyスクリプトをセルに読み込む

cdコマンドのFolderNameで最初の1文字を(円マークの場合もあり)がユーザ領域のトップフォルダ(c:\Users\UserName), /がシステム領域のトップフォルダ(通常c:)を示す。

Cellの概念

Cell単位での処理・表示形式の指定が可能。上のドロップダウンメニューから 選択できる。

Codeの場合

In[x]とOut[x]が対になっていて入出力が示される。

Markdownの場合

Markdown記法で入力してAlt+Enterすると清書してくれる。ダブルクリックすると編集可能

RAW NBConvert

(多分)変換無しでそのまま表示

Heading

見出し文字列

ショートカットキー

詳細はHelp-Keyboard shortcuts参照だが,Cellを選択した状態のCommand Modeと編集のEdit Mode がある。Command ModeにするにはESCキー。要するにviっぽい動作。

キー 動作 Mode
ESC Command Modeへ Edit
j 下のCellを選択 Command
k 上のCellを選択 Command
dd(dを2回) Cellを削除 Command
z 直前の削除の取消 Command
Enter Cell内での改行。実行はされないので纏めて処理を書く時に使う Edit
Ctrl+Enter Cell内のソースを実行して現在のCellを選択(入力待機ではない) Edit & Command
Shift+Enter Cell内のソースを実行して次のCellを選択(入力待機ではない) Edit & Command
Alt+Enter Cell内のソースを実行して下にCellを挿入 Edit & Command
Tab 入力内容の補完 Edit
Shift+Tab Tooltipの表示 Edit