立体映像 - eiichiromomma/CVMLAB GitHub Wiki
立体映像
偏向メガネ方式での立体映像の投影に必要な機材
プロジェクタ
液晶式はダメ。DLP式(投影光が偏光されないもの)の物を2台。出来れば同機種を揃えるのが良い。
スクリーン
シルバースクリーンを用いる。やや高い。 研究室ではStumpfl: MONOBLOX 32 を利用。
通常のスクリーンはビーズで光を拡散するようになっているため、偏光を投影しても十分な偏光が得られない。
シルバースクリーンの代用はスチレンボードに銀色のスプレーを塗布すれば可能だが、ムラなく塗るのは難しい。
デュアルヘッド対応のビデオカード
最近の高スペックなPCは大抵2出力ができるようになっているので、特に苦心することもなく入手可能。
ノートPCではEpson Direct Shop のNJ5000Proが2出力を持っている。(研究室でも使用)
安価に済ませたい場合はDualHead2Goでも可能だがそれなりのスペックが必要。
偏光メガネ、フィルタ
メガネは被験者、フィルタは2台のプロジェクタの前にそれぞれ右目映像用、左目映像用で向きの異なるフィルタを置く。 円偏光の方が首を傾けても影響が少ないので望ましい。
フィルタについては美舘イメージングで左右の円偏光板を購入し、アクリルを加工したフィルタホルダとEdmund Optics のフィルタ台を利用。
他にも(株)ソリッドレイ研究所/メガネ・偏光版・シャッターメガネ とかが販売している。
#偏光グラスを使った立体映像の作成や、3Dカメラ(FINEPIX REAL 3D W1)について
3Dカメラ
画像フォーマット
MPOなる拡張子で、標準化されたマルチ画像フォーマットらしい。 付属のソフトで複数のJPGに展開可らしいが64bitに対応していない。
CIPA DC-007-2009 に規格書があった。 libjpeg使えば比較的楽に取り込めるかも。
XnView • View topic - Multi-Picture FormatやXnView • View topic - multi picture formatで議論されていてDownload GFL SDK, GFL SDK 2.80 Download を使うと楽に開けるとか。 とりあえずiostream周りの修正だけでビルドは出来たがMPOには試していない。
偏光グラスを使った立体映像
基本原理
偏光フィルタとメガネで右目、左目それぞれに専用の画像を投影できるので、視点が左右に6cm~9cmずれた映像を同期して投影すれば、視覚を騙す事ができる。 昔あった赤青セロファンのメガネを使った立体映像も同じ原理。
投影の様子
作成したシステム
投影中のシステム
被験者から近いもの程視差が大きいよう投影されている
#位置合わせ 一番のミソとなる2つのプロジェクタの映像を歪みなく重ねる方法
基本的な配置
2台のプロジェクタの俯角と仰角(要するに上下の角度)の大きさが同じくらいで目的の位置に投影できるようセッティングする。
合わせ方
目標となるものを映しながらネジで左右の微調整を行なう。 升目や↓のような画像を壁紙にしてしまうのが楽。
![](https://github.com/eiichiromomma/CVMLAB/raw/master/img/wallpaper.bmp