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地球惑星物理学演習オンライン対応

2020年度地球惑星物理学演習(東京大学理学部地球惑星物理学科開講)のオンライン対応のためのWikiです.
(来年も使うかもしれないのでこちらに記録を残しておきます.)

仮想マシンを用いる方法

仮想マシンについては必ずしも詳しく理解している必要はありませんが,自分のパソコンの中に仮想的な別のパソコンが動いていると考えて下さい.いわゆるエミュレータと思ってもらえればよいと思います.

なお,仮想マシンのことはゲスト,(仮想マシンを動かしている)自分のパソコンはホストと呼ばれることが多いので覚えておくとよいでしょう.

仮想化ソフトウェアとしては本演習で用いるVirtualbox以外にもVMWareなどがあります.VMWare PlayerはWindows版はフリーで使用できますが,Mac版は有償のためVirtualboxを使うことにしますが,Windowsを使っている人はVirtualBox用のイメージを変換してVMwareを使ってもらっても構いません.

eduvmの利用(推奨)

こちらであらかじめ用意した仮想マシンイメージeduvmをVirtualboxを用いて使う方法です.
詳細は こちら を参照.

独自の仮想マシンを利用

  • 各ディストリビューションが用意しているイメージを使う方法
    https://www.osboxes.org/ などで配布されている仮想マシンイメージをダウンロードして,eduvmと同じように登録して用いることもできます.
    (Virtualbox用,VMware用がありますので,間違えないように)
  • 仮想マシンに独自にLinuxをインストールして使う方法
    自分の好きなLinuxディストリビューションのインストール用CD/DVDのイメージファイル(iso形式)をダウンロードし,仮想マシンにインストールすればOKです.

他の方法

WindowsでもMacでも比較的簡単に(仮想マシンを使わずに)開発環境を構築することができます.
環境依存が多く,また情報がすぐに古くなってしまうので,以下ではあえて詳しくは書きませんが余裕があればぜひ挑戦してみて下さい.
以下にあるキーワードで検索すれば必要な情報はすべて得られるハズです.

Windows Subsystem for Linux (WSL) on Windows 10

Windows 10上にLinux環境を構築する方法.これも一種の仮想化環境ですが,ホストとゲストがよりシームレスになっています.
LinuxディストリビューションとしてUbuntuをインストールすればeduvmとほぼ同じ環境が作れるハズです.
GUI環境も使うことは出来るようですが,コマンドライン利用を前提に利用する人が多いので初心者は敷居が高いと感じるかもしれません.
またディスク入出力が遅いという欠点がありますが,とりあえず使う分には十分でしょう.(これはWSL2では改善されるという噂)

Homebrew / MacPorts on macOS

macOSはBSD系のUnixをベースとしている(らしい)ので,シェル環境とは相性がよいOSです.
HomebrewやMacPortsはUnix系ツールのパッケージ管理ソフトウェアで,これらを用いることで比較的簡単に開発環境を構築することができます.