WakeUpWord With PC - YUKAI/codama-doc-r0 GitHub Wiki

PC内蔵マイクで作成する方法

Windows/Mac/Linuxのブラウザを利用してウェイク・アップ・ワードを作成する事が出来ます。PCの内蔵マイクを利用してウェイク・アップ・ワードを登録します。

  1. https://tools.codama.me/にアクセスして、画面の指示に従いウェイク・アップ・ワードを登録してください。 途中にI2S(画面上はI2C)かUSBを選ぶ項目があります。デフォルトではI2S(画面上はI2C)になっています。 この選択は最終的なcodamaの利用方法をI2CでRaspberry Piと組み合わせて使うのか、それともUSB機器として使うのかのどちらかで決めるものです。I2Cで録音をしているのでI2Cというわけではありません。

choose I2S(I2C in Screen)

  1. 作成が完了するとupdate.bin がダウンロードできます。

  2. PCでダウンロードしたupdate.binをRaspberry Piに送ります。 このやり方はscp等色々ありますが、慣れていない方はUSBメモリなどを使うことでデータを送るのが良いのではないかと思います。

  3. ジャンパーピンの有無を確認します。codamaの真ん中あたりにある白色のジャンパーピンが付いていなかったら、取り付けて、codamaを再起動してください。 既に白色のジャンパーピンが付いていれば、再起動をする必要はないので、この手順を飛ばして5番に進んでください。

$ codama_dfu_i2c reboot

(ジャンパーピンは画像を参照)

IMG_1006

白色のジャンパーピンについて このジャンパーピンはcodama起動時に取り付けているかいないかで、起動するファームウェアをどちらにするか切り替えるための重要なものです。

  • 取り付けている -> ウェイクアップワードもなく、初期設定の状態を保持したファームウェアが起動します。もう一つのファームウェアを書き換える時もこのファームウェアを使います。
  • 取り付けていない -> ユーザーの設定を保持したファームウェアが起動します。ウェイクアップワードを使用することができ、登録したウェイクアップワードに反応するようになります。また細かいパラメーターも保持されます。
  1. Raspberry Piでターミナルを起動し、ダウンロードしたファイルを書き込みます。書き込みには codama_dfu_i2c コマンドを利用します。書き込みには数分かかります。(エラーと表示された場合は何度か試して下さい。)
$ codama_dfu_i2c write_upgrade {update.binファイルパス}
Attempting to connect via I2C: connected
Sending file size: 0x80000 padded to 0x80000
Info: (writing to i2c. -1 of 3 bytes sent)
Info: Could not execute 1st DFU_CMD_WRITE_UPGRADE command with 0 byte
Info: Detach flash 
Info: (writing to i2c. -1 of 4 bytes sent)
Info: The device could not detach from the flash
Info: Attach flash 
Info: ...DFU_CMD_SET_UPGRADE_SIZE... 
Info: ...DFU_CMD_WRITE_UPGRADE... 
Written bytes: 0x80000
done

ファイルパスの例ですが、Raspberry Pi上のdownloadフォルダにupdate.binファイルがある場合は、

$ codama_dfu_i2c write_upgrade /home/pi/Downloads/update.bin

と入力することで実行できます。

done 表示されたら書き込みが完了しています。

  1. codamaに取り付けられている白色のジャンパーピンを外したら以下のコマンドを実行し、更新したファームウェアで起動するように設定してください。
$ codama_dfu_i2c reboot

IMG_1008

(注意) ジャンパーピンを外さないで実行すると、デフォルトの設定のままとなり、登録したトリガーワードが呼ばれません。必ず外してcodamaを使用して下さい

  1. 接続方法を切り替える(必要がある場合のみ)
    • Raspberry PiとI2S接続 ---- そのままでOKです。
    • Raspberry PiとUSB接続 ---- codamaをUSBマイクとして用いる設定を行ってください。
    • PCとUSB接続 ---- Raspberry Piをシャットダウンし、SDカードを抜いて、再び電源を起動してください。そして、PCとcodamaのUSBポートをUSBケーブルで繋いでください。

以上で設定は終了です。早速動作確認してみましょう。