USB Microphone With Raspberry Pi - YUKAI/codama-doc-r0 GitHub Wiki

Raspberry PiのUSBコネクタにcodamaを接続して、USBマイクとして利用する

ここではcodamaをRaspberry PiのUSB接続し、USBマイクとして利用する方法を説明します。

I2S接続に戻す場合はこれらの設定は消去(元の状態に戻す)してください

設定ファイルの追加

Raspberry Pi上でUSBマイクとして利用するための設定ファイルを作成します。 Raspberry Piでターミナルを起動します。

起動したら、etc/modprobe.dディレクトリに移動します そして/etc/modprobe.d/alsa-base.conf を新規に作成し、以下の設定を記述します。

$ cd /etc/modprobe.d/
$ vi alsa-base.conf

するとalsa-base.confという名前のファイルが生成され、viエディタが表示されます 続けて以下の内容を記述します。 viエディタの使い方がわからない方はこちらを参照してください

options snd slots=snd_usb_audio
options snd_usb_audio index=0

記述したら保存し、viエディタを終了してください。

設定ファイルの編集

次にRaspbery Pi上のターミナルで/usr/share/alsa/alsa.confの編集をします。 以下のコマンドを入力してviエディタを表示します。

$ vi /usr/share/alsa/alsa.conf

表示できたら、@hooks に含まれる "~/.asoundrc" をコメントアウトします。 "~/.asoundrc"が記述されている行の一番前に#を記述ことでコメントアウトになります。

@hooks [
        {
                func load
                files [
                        {
                                @func concat
                                strings [
                                        { @func datadir }
                                        "/alsa.conf.d/"
                                ]
                        }
                        "/etc/asound.conf"
#                        "~/.asoundrc"   ← "#"をつけてコメントアウト
                ]
                errors false
        }

xmosのスクリプトの実行を停止させる。

Raspberry Piとcodamaを接続していると、デフォルトではI2C接続されるように設定されています。 これをRaspberry Pi起動時に読み込まないようにします。 viエディタを使って /etc/modules-load.d/modules.conf に変更を加えます。

$ sudo vi /etc/modules-load.d/modules.conf

viエディタの使い方がわからない方はこちらを参照してください viエディタを起動したら、loader の行を #loader となるように記述します。(コメントアウトします)

これでRaspberry Pi上の設定変更は全て完了です。

codamaとRaspberry PiをUSB接続する。

Raspberry PiはcodamaとUSBで接続できるようになったので、実際にcodamaとRaspberry PiをUSBケーブルで接続しましょう。

  1. 安全のため、RaspberryPiをシャットダウンし、電源ケーブルを抜きます。
  2. codamaのUSBコネクタをRaspberry PiのUSBコネクタに接続します。

IMG_1009

  1. Raspberry Piに電源ケーブルを接続し、起動します。 事前にUSB接続用のファームウェアを書き込んでいる場合、以下のコマンドでUSBマイクとして認識されていることが確認できます。 Raspberry Piでターミナルを起動し、以下のコマンドを入力してください。
$ arecord -l
**** ハードウェアデバイス CAPTURE のリスト ****
card 0: v10 [Yukai engineering codama v1.0 (], device 0: USB Audio [USB Audio]
  Subdevices: 1/1
  Subdevice #0: subdevice #0

この様にデバイスが認識されていればUSB接続ができています。

もし何も見つからず、codamaのUSB接続用のファームウェアの書き込みを行なっていない場合は Raspberry PiとUSB接続にてウェイクアップワードを登録する方法 の1番、2番を行なってください。