Codama Setup - YUKAI/codama-doc-r0 GitHub Wiki

codamaをRaspberry Piに取り付けて設定する

Raspberry Piのセットアップが終わってない場合は、Raspberry Piをセットアップするを見てください。

Raspberry Piのセットアップができたら、以下の手順でcodamaを取り付けて初期設定を行いましょう。

1. Raspberry Piの電源を切る

取り付けを始める前に、Raspberry Piの電源を切りましょう。

2. codamaとマイク基板を接続する

codamaとマイク基板を付属のケーブルで次の写真のように接続します。ピンヘッダ1番ピン(ケーブルの赤のライン)の場所に注意下さい。

connecting1

3. codamaをRaspberry Piに取り付ける

写真のように、Raspberry Piのピンヘッダーがcodamaのボードで完全に見えなくなるように取り付けてください。 3dmodelディレクトリにcodamaのケースのstlファイルがあるので、3Dプリンタで印刷して使ってください。

connecting2

注意 Raspberry Piとcodamaを40ピンのコネクタでのみの接続でも問題はありませんが、グラグラします。Raspberry Piとcodamaが接触すると、最悪の場合壊れる恐れがあるので、Raspberry Pi用のスペーサーの取り付けをお勧めします。

IMG_1003

4. codamaにスピーカーを取り付ける

codamaのスピーカー出力はモノラル音声出力です。

スピーカー単体の場合は端子台に以下のように取り付けてください。 同梱されているマニュアル通り、端子台の3, 4ピンに接続します。 端子台の出力は手前にアンプがあるため、スピーカー単体でも大きな音が出せるようになっています。

IMG_1926 2

イヤホンや外部アンプといったアンプを介さずに出力する場合は、3.5mmのフォーンプラグに接続してください。

5. codamaの初期設定

Raspberry Piのターミナルを利用して設定を行います。

terminal

6. ツールダウンロードと動作確認の準備

codamaのツールをダウンロードするためにフォルダを作成します。

$ mkdir ~/codama
$ cd codama

Raspberry Piの設定スクリプト・ユーティリティ・サンプルを含む以下のリポジトリをcloneします。

$ git clone https://github.com/YUKAI/codama-doc-r0.git

アップデート可能なパッケージのリストを更新します。

$ sudo apt update

2019-06-20-raspbian-buster 以降のイメージを利用している場合、ユーティリティに必要なライブラリを追加します。

$ sudo apt install -y libncurses5

基本動作確認のためのツールをダウンロードします。

$ sudo apt install -y audacity

raspiカーネルを更新し、その後にraspiを再起動してください。(raspiカーネルの更新がなかった場合は、再起動しなくても問題ありません。)

$ sudo apt install -y raspberrypi-kernel
$ sudo reboot

7. Raspberry Piの I2S/I2Cの設定

codamaはRaspberry PiのI2S(音声データ通信)・I2C(コマンドデータ通信)を利用しているので、それらを使えるように設定します。

Raspberry Pi 設定スクリプトを実行します。

$ cd codama-doc-r0/codama-rpi-setup/
$ ./setup.sh

Raspberry Piを再起動します。

$ sudo reboot

再起動後に以下のコマンドを実行して、codamaが認識されていることを確認します。

$ arecord -l
**** ハードウェアデバイス CAPTURE のリスト ****
カード 0: sndrpisimplecar [snd_rpi_simple_card], デバイス 0: simple-card_codec_link snd-soc-dummy-dai-0 []
  サブデバイス: 1/1
  サブデバイス #0: subdevice #0

このようにデバイスが見つかればOKです。codamaの認識ができていることを示しています。

これでcodamaの取り付けが終わったので、codamaを使って録音・再生を行うに進みましょう。