MS_VMRestorePoint - NetDevInfraWGinOSSConsortium/NetDevInfraWiki GitHub Wiki
- 新しい VM を作成するか、既存 VM のディスクを置換。
- 特定のディスクのみを復元対象から除外可能。
- 整合性モードを指定(アプリケーション整合性とクラッシュ整合性)
補足(位置づけ): 復元ポイントは VM に属する複数ディスクの
スナップショットを、ひとまとまりとして扱う仕組みである。
Azure Backup のような
スケジュール・保持ポリシー・コンテナー管理は伴わないため、
- パッチ適用・構成変更の直前に、その場で退避を取る
- 短期間だけ保持して、問題なければ捨てる
といったアドホックな用途に向く。
定期バックアップや長期保管の代わりにはならない。
VSS 等を使用した確実な復旧
スピード重視のディスク即時スナップショット
補足(どちらを選ぶか):
アプリケーション整合性 クラッシュ整合性 仕組み ゲスト内の VSS(Windows)でアプリに書き込みを静止させる ディスクをその瞬間のまま切り取る 復旧後の状態 アプリの整合性が保たれている 電源を突然切った直後と同じ状態 所要時間 長い(ゲスト内処理が入る) 短い 前提 ゲスト エージェント(VM Agent)が正常であること 不要 向く対象 DB を載せた VM ステートレスな VM、緊急退避 DB を載せた VM をクラッシュ整合性で取った場合、
復元後にロールフォワード / ロールバックが走る(あるいは
復旧に失敗する)ことを織り込んでおく必要がある。
なお、Linux では VSS に相当する仕組みが無いため、
アプリケーション整合性は事前・事後スクリプトで実現する。
- Azure Portal で対象の VM を開く。
- 左メニューから「復元ポイント」を選択。
- 「+ 追加」をクリック。
- 整合性モードを選択。
- 作成を実行。
- 作成済みの復元ポイントは、VM の「復元ポイント」タブで一覧表示される。
- 各ポイントには作成日時、整合性モード、ディスク情報などが表示される。
- 対象の復元ポイントを選択。
- 「ディスクを作成」→ 各ディスク復元ポイントからマネージドディスクを作成。
- 作成したディスクを使って新しい VM を作成。
- 必要に応じてネットワーク設定や OS 構成を調整。
- 復元ポイントからディスクを作成。
- 既存 VM の対象ディスクを停止・デタッチ。
- 復元したディスクをアタッチして再起動。
補足(運用上の注意):
- 復元ポイントは自動削除されない。作りっぱなしにすると
スナップショットのストレージ課金が積み上がるため、
「作業完了後に削除する」ことを手順に含めること。- 復元ポイントは既定で同一リージョンに作られる
(クロスリージョンのコピーは別途対応が必要)。
したがって、リージョン障害への備えにはならない。
その用途は Azure Site Recovery が担う。- OS ディスクを差し替えると、
ゲスト内の設定(ドメイン参加、ライセンス認証など)が
取得時点に戻る点にも注意。
- Azure Virtual Machines | Microsoft Learn
- 仮想マシンの復元ポイントを使用する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/virtual-machines-create-restore-points - 仮想マシン復元ポイントを作成する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/create-restore-points - Azure CLI を使用して仮想マシンの復元ポイントを作成する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/virtual-machines-create-restore-points-cli
- 仮想マシンの復元ポイントを使用する
Tags: 移行, インフラストラクチャ, クラウド, Azure, バックアップ, 障害対応