lejosev3_win_section05 - ETrobocon/etroboEV3 GitHub Wiki

PCとEV3の接続

EV3をPCに接続する方法には以下3つがあります。

  1. USBケーブル
  2. Bluetooth PAN
  3. Wifi

USBケーブルによる接続

 EV3付属のUSBケーブルでEV3とPCを接続します。leJOSではPCとEV3の間をRNDISで通信しますが、初めて接続する場合はデバイスドライバーが自動的にインストールされないため、次の手順でデバイスドライバーをインストールします。

  1. Windowsのデバイスマネージャを開いてください。EV3が認識されていない場合は「ほかのデバイス」=>「RNDIS/Ethernet Gadget」があるので、これを右クリックして「ドライバーソフトウェアの更新」を選択します。
    img5-1

  2. 「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」を選びます。
    img5-2

  3. 「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します」を選びます。
    img5-3

  4. デバイスの種類として「ネットワークアダプター」を選択して[次へ]ボタンを押します。 img5-4

  5. ここからは、使用している環境の違いにより組み込むドライバが異なってきます。
    まず、下記の表の USB RNDIS Adapter のドライバを組み込んでみて、もし、うまく組み込めなかった場合は、他のドライバの組み込みを試みてください。
    ここでは、 USB RNDIS Adapter のドライバのインストール方法を解説します。

製造元 ネットワークアダプター
Microsoft USB RNDIS Adapter
Microsoft Corporation Remote RNDIS Compatible Device
Microsoft Corporation Remote NDIS based Internet Sharing Device

USB RNDIS Adapterドライバのインストール
製造元で「Microsoft」を選び、ネットワークアダプターから「USB RNDIS Adapter」を選んで[次へ]を押します。ドライバー更新警告が出ても、かまわず[はい]を押して進めます。
img5-5 6. 以下の画面が出たらインストール終了のなで[閉じる]ボタンを押してください。

img5-6 7. EV3のLCDの2行目に表示されているのがアクセスのためのIPアドレスになります。
img5-7 パソコンのコマンドプロンプトから ping で表示されているIPアドレスにアクセスできるか確認します。 img5-8

以下の情報を参考にしてください。
How to install Microsoft RNDIS driver for Windows 7
http://developer.toradex.com/knowledge-base/how-to-install-microsoft-rndis-driver-for-windows-7

Bluetooth PANによる接続

  1. EV3のleJOSを起動した状態でBluetoothが使えるPCのタスクバーにあるBlurtoothアイコンを選択して「Bluetoothデバイスの追加」を選んでください。
    img5-9

  2. EV3のデバイス名が検索されて表示されるので、[ペアリング]ボタンを押してください。途中パスキーの確認がありますが、そのまま[はい]を押して進んでください。
    img5-10

  3. ペアリングが終わったら、再びタスクバーのBluetoothアイコンをクリックし、「パーソナルエリアネットワークへの参加」を選んでください。
    img5-11

  4. EV3のデバイスを選択して「接続方法」から「アクセスポイント」を選ぶことで、Bluetooth PANの接続が完了します。
    img5-12

  5. EV3のLCDの2行目に表示されているのがアクセスのためのIPアドレスになります。
    img5-13

  6. コマンドプロンプトからpingで表示されているIPアドレスにアクセスできるか確認します。
    img5-14

Wifiによる接続

  1. EV3にWifiドングルを付けてleJOSを起動してください。
    img5-15

  2. EV3のメニューからWifiメニューを選択して、中央ボタンで決定してください。
    img5-16

  3. アクセスポイントが検索されて一覧が表示されるので、利用するアクセスポイントを上下ボタンで選択して、中央ボタンで決定してください。
    img5-17

  4. アクセスポイントのパスキー入力画面になります。
    上下左右ボタンで仮想キーボードの入力する文字を選択し、中央キーで入力していきます。 仮想キーボードの上に入力したパスキーが表示されます。
    img5-18

  5. パスキー入力が終わるとEV3のネットワークが再起動し、以下の画面になります。LCD右上の角にWifiのシンボルが表示され、3行目にWifi接続時のIPアドレスが表示されます。
    img5-19

  6. コマンドプロンプトからpingで表示されているIPアドレスにアクセスできるか確認します。
    img5-20 EV3のメニュー画面で、IPアドレス:10.0.1.1と記載された行の下側に、割り当てられたIPアドレス(ここでは 192.168.0.14)が記載されていますので、このIPアドレスで EV3に接続できるようになります。
    EV3に接続できるようになっているかどうかを確認するために、TELNETでログインをして確認してください。

     \> telnet 192.168.0.14
     Trying 192.168.0.14…
     Connected to 192.168.0.14.
     Escape character is ‘^]’.
     
     _____ _ _ ___
      | _ |_ _ _| |___| | __|
      | _| | | . | . | | _|
      |__|__|___|___|___|_|_|
     
     Rudolf 2011.01 EV3
     
     login: root
     root@EV3:~#
    

正常に、WiFiの設定ができている場合、上記のようなログイン・プロンプトが表示されます。
ここで login:名にrootを、パスワードは未入力(ノンパスワード)でエンター・キーを押してください。

するとEV3にログインができるようになります。

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