sim_command_make - ETrobocon/etrobo GitHub Wiki

makeコマンドの説明

書式

make [skiphrp3] [strip] [sample] [import] [left|right] [manual] [noset] [app=<projName>] [sim] [start|up]

説明

ETロボコンシミュレータ/HackEV(EV3実機)で実行するプログラムを操作するためのコマンド。

[skiphrp3]

  • シミュレータ向けのコンパイルのみを実施します。(実機用のHRP3向けビルドをスキップ)
  • EV3モード以外では、デフォルトでこのオプションが有効になっています。
  • sim オプションと合わせて使用します。 例) make skiphrp3 app=sample01 sim

[strip]

  • ビルド後にデバッグシンボルを削除します。

[sample]

  • sample_c5_spike(SPIKEモード)・sample_c4(EV3モード)プログラムをコンパイルして、ETロボコンシミュレータ上で実行します。
  • 例) make sample

[import]

  • sim upと併せて使用します。
  • $ETROBO_SIM_DIST/<projName>にシミュレーションの環境設定ファイルsettings.jsonファイルを出力します。

[left|right]

  • l or left ・・・ LEFTコースを選択します。
  • r or right ・・・ RIGHTコースを選択します。どちらか一つを指定できます。
  • 本オプションを使用し、コースを明示することでビルドするプログラム(.aspファイル)にl_プレフィックス|r_プレフィックスを付与します。

[manual]

  • 計測モードを使わず、手動で動作します。(以前の動作と同じ)
  • 例) make manual app=sample01 sim up

[noset]

  • ETロボコンシミュレータ起動時に、$ETROBO_SIM_DIST/<projName>フォルダに格納されているsettings.jsonによる初期設定を行いません。

[app=<projName>]

ビルドするプロジェクトを指定します。 省略した場合、現在選択されているプロジェクトを対象とします。

[sim]

  • ETロボコンシミュレータ向けにビルドします。

[start|up]

  • start ・・・ ビルドしたAthrillアプリを単体で実行します。
  • up ・・・ simオプションと併せて指定すると、ETロボコンシミュレータを起動し、ビルドしたAthrillアプリを実行します。upのみを指定した場合は、USB接続されたHackEV(実機EV3)にアプリが転送されます。詳しくはこちら(※ビルドに成功し、既定の環境の場合)

ETロボコンシミュレータでRコースを走行する場合 (Ver.3.0以降)

make right app=xxx sim up のようにright オプションを指定してシミュレータを起動すると、走行体がRコースに生成されます。

ETロボコンシミュレータとアプリ(CPUエミュレータ(athrill)で実行するプログラム)を異なる端末で実行する場合

  1. ETロボコンシミュレータ実行用端末:simコマンドを実行し、シミュレータのみ起動します。
  2. アプリ実行用端末:make sim startで、ビルド後にアプリを実行します。