日本語版: Maya Domemaster3D Shader Compiling - zicher3d-org/domemaster-stereo-shader GitHub Wiki
最新のMac OS X版のMaya用Domemaster3Dレンズシェーダー(以下、Domemaster3Dと呼びます)は、Xcodeの互換性の関係からOS 10.9、10.9または10.10の環境で動作します。もしMaya 2011~2014とDomemaster3DをMac OS X 10.6や10.7で利用したい場合は、これらの環境でDomemaster3Dをコンパイルする必要があります。
ここでは順を追って、Mac OS X版のDomemaster3Dをコンパイルする方法について説明します。
まず最初に、Domemaster3Dを実行したい古いMac OS X環境で動くXcodeコンパイラをAppleから入手する必要があります。Mac OS X Snow Lepard用の最新のXcodeはXcode 3.2.6になります。
AppleからXcodeをダウンロードするには2種類の方法があります。
A) Mac App Storeから$5払ってXcodeをダウンロードできます。
または
B) Mac Dev Centerのアカウントにアカウントを登録し(無料)、キーワード"xcode 3.2.6"でXcodeを検索してダウンロードします。注意: 検索結果のリストからダウンロードするにはMac Dev Centerにログインする必要があります。
ターミナルを開き、下記のフォルダに移動します。
/Applications/Domemaster3D/sources/latlong_stereo/sources/
Tip: もしlatlong_stereoフォルダが無ければ、Domemaster3DのGitHubのウェブサイトから"Manual Install"バージョンをダウンロードすることで必要なソースコードを入手できます。
TextWranglerなどのプログラミング用テキストエディタでMakefile.osx
ファイルを編集します。
Maya 2014のメンタルレイ開発キットを使ってコンパイルする場合は、16行目の行頭にある#を削除してコメントアウトを外す必要があります。
MAYA_DIR=/Applications/Autodesk/mentalrayForMaya2014
また、17行目の行頭に#を追記して、Maya 2015のメンタルレイ開発キットの参照をコメントアウトします。
#MAYA_DIR=/Applications/Autodesk/mentalrayForMaya2015
ターミナルから下記のようにMakefileを実行します。
make -f Makefile.osx
これにより、同じフォルダにLatLong_Stereo.dylib
というファイルが生成されます。
このシェーダーが正しくコンパイルされたら、同じように他のシェーダーもコンパイルします。
/Applications/Domemaster3D/sources/latlong_lens_sources/
/Applications/Domemaster3D/sources/domeAFL_2013/
無事に.dylibファイルがコンパイルできたら、これらを下記のフォルダにコピーします(その際、古いシェーダーファイルを上書きします)。
/Applications/Domemaster3D/maya/shaders/
新しい.dylibファイルをアプリケーションフォルダに置くために、これらのファイルのパーミッションを更新する必要があるかもしれません。これらのファイルはすべてのユーザーから読み取り可能かつ実行可能である必要があります。
domeAFL_FOV_Stereo、domeAFL_FOVまたはdomeAFL_WxH shadersなどのシェーダーもコンパイルしたければ、下記の場所にあるソースコードから上記の手順でコンパイルすることができます。
/Applications/Domemaster3D/sources/domeAFL_2013/sources/