テキストファイルの書き方 - yktsr/Text2Frame-MV GitHub Wiki
1つのメッセージを改行で区切るという書き方をします。 例えば以下の通りです。
やめて!ラーの翼神竜の特殊能力で、
ギルフォード・ザ・ライトニングを焼き払われたら、
闇のゲームでモンスターと繋がってる城之内の精神まで燃え尽きちゃう!
お願い、死なないで城之内!あんたが今ここで倒れたら、
舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの?
ライフはまだ残ってる。
ここを耐えれば、マリクに勝てるんだから!
次回、「城之内死す」。デュエルスタンバイ!
この場合は3つの「文章の表示」イベントコマンドに変換されて取り込まれます。 改行は何行いれても同様の動作になります。 以上の方法で実行した場合、メッセージウィンドウの「背景」「ウィンドウ位置」についてはプラグインパラメータの「位置のデフォルト値」「背景のデフォルト値」の値が反映されます。
Text2Frameは文章を単純に組み込むだけでなく、タグを挿入することでより柔軟な設定を可能としています。 例えば、メッセージの顔・背景・ウィンドウの位置変更や名前の設定(MZ限定)、メッセージ以外のイベントコマンドを挿入することが可能です。 各タグについては以降の説明をご覧ください。 また、タグについては以下の特徴があります。
-
タグや値の大文字小文字は区別されません。
例えば、
face
とFACE
は同じ意味になります。ただし、ファイル名を指定する場合は例外とします。 -
タグは同じ行に複数個配置することができます。
-
基本は英語で指定ですが、省略形や日本語で指定可能な場合もある。
それぞれのメッセージの「顔」「背景」「ウィンドウ位置」「名前」については、メッセージの手前にタグを記述することで指定することができます。 上述の例のように指定しない場合は、パラメータで設定したものが適用されます。
例えば以下の通りです。
<Face: Actor1(0)><WindowPosition: Bottom><Background: Dim><Name: 真崎杏子>
やめて!ラーの翼神竜の特殊能力で、
ギルフォード・ザ・ライトニングを焼き払われたら、
闇のゲームでモンスターと繋がってる城之内の精神まで燃え尽きちゃう!
<WindowPosition: Top><Name: 真崎杏子>
お願い、死なないで城之内!あんたが今ここで倒れたら、
舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの?
ライフはまだ残ってる。
ここを耐えれば、マリクに勝てるんだから!
次回、「城之内死す」。デュエルスタンバイ!
この例の場合では、1つ目のメッセージ(やめて!〜)ではActor1ファイルの場所が1の顔が表示(詳細は後述)され、位置は下、背景が暗いメッセージウィンドウになります。名前は「真崎杏子」と表示されます。
2つ目のメッセージ(お願い、〜)は、位置が上であることと名前だけ指定されています。 指定されなかった他の顔や背景はプラグインのパラメータで設定されているものが適用されます。 ここでも名前は「真崎杏子」と表示されます。
3つめのメッセージ(次回、〜)は、何も指定されていません。 そのため、例文1と同様にプラグインのパラメータで設定されているものが適用されます。 ここでは名前は表示されません。
タグの詳細は下記をご覧ください。
顔の指定は、
<Face: ファイル名(顔の指定番号)>
<FC: ファイル名(顔の指定番号)>
<顔: ファイル名(顔の指定番号)>
の3つのうちいずれかの記法で指定します。
ファイル名はimg/faces
のフォルダ内のものを参照します。
顔の指定番号は、ファイルの中で参照する位置を指定します。
番号の法則はツクールMVの仕様に準拠します。最も左上が0,右下が7です。
メッセージウィンドウの位置指定は <WindowPosition: 表示したい位置> <WP: 表示したい位置> <位置: 表示したい位置>
の3つのうちいずれかの記法で指定します。 表示したい位置に記述できるのは以下の3種類です。
Top
Middle
Bottom
Top
は「上」、Middle
は「中」、Bottom
は「下」となります。
それぞれ大文字小文字を区別しません。つまりTOP
,top
,toP
などはTop
と同じです。
また、英語ではなく<WindowPosition: 上>
のように日本語指定もできます。
メッセージウィンドウの背景指定は
<Background: 背景の指定>
<BG: 背景の指定>
<背景: 背景の指定>
の3つのうちいずれかの記法で指定します。 背景の指定に記述できるのは、以下の3種類です。
Window
Dim
Transparent
Window
は「ウィンドウ」、Dim
は「暗くする」、Transparent
は「透明」となります。
それぞれ大文字小文字を区別しません。
また、英語ではなく<Background: ウィンドウ>
のように日本語指定もできます。
メッセージウィンドウへの名前の設定は
<Name: 設定する名前>
<NM: 設定する名前>
<名前: 設定する名前>
の3つのうちいずれかの記法で指定します。
例えば、<Name: リード>
と設定することで、名前欄にリード
と設定できます。
名前の表示はツクールMZからの機能であることにご注意ください。
テキストファイルのうち、イベントコマンドとして取り込まないようにする、 いわゆるコメントアウトをするための記法もあります。 メモ書き等に利用することができます。
行頭に%
を記述することで、実現できます。
% かわいい感じで
今日も一日がんばるぞい!
このように記載することで、実際に取り込まれるのは今日も一日がんばるぞい!
のみとなります。
かわいい感じで
はメッセージとしては取り込まれません。
なお、コメントアウト記号はプラグインパラメータから自由に変更可能です。%
はあくまでデフォルト値です。