(VB.Net)VB.NETでスタートアップを Main() にする理由 - tsukimisoba/Blog GitHub Wiki

2025/05/21 記載

VB.NETでスタートアップをMain()にする理由

1. アプリケーションの起動制御が可能

  • Main()を使うことで、アプリケーションの起動時に初期化処理を明示的に記述できる。
  • 例えば、ログの設定や**依存関係の注入(DIコンテナ)**を行うことが可能。

2. フレームワークの影響を受けにくい

  • Main()を使用すると、アプリケーションフレームワークの自動処理を回避できる。
  • これにより、カスタムの起動ロジックを自由に設計できる。

3. コンソールアプリケーションとの統一

  • Main()コンソールアプリケーションと同じ構造を持つため、統一的な設計が可能。
  • GUIアプリでもコンソールアプリと同じようにエントリポイントを管理できる。

4. マルチスレッド処理の管理

  • Main()を使うことで、スレッドの管理を明示的に行える。
  • Application.Run()を使うことで、UIスレッドの制御が可能。

5. コマンドライン引数の処理

  • Main(ByVal args() As String) を使うことで、コマンドライン引数を受け取ることができる。
  • これにより、柔軟なアプリケーションの起動オプションを設定可能。

6. テストとデバッグが容易

  • Main()を使うことで、アプリケーションの起動処理を単体テストしやすくなる。
  • 例えば、DIコンテナを使ったテスト環境の構築が可能。

このように、Main()を使用すると柔軟なアプリケーション設計が可能になります。
特に、DIコンテナを活用する場合カスタムの起動処理を組み込みたい場合に有効です。