(SVN)VisualSVN Server 概要 - tsukimisoba/Blog GitHub Wiki

2025/05/28記載
VisualSVN Serverは、Windows向けのSubversion(SVN)サーバーで、簡単なセットアップと管理機能を提供するツールです。
以下のような構造で成り立っています。


1. 概要

  • 目的: SVNリポジトリを管理し、チームや個人でのバージョン管理を容易にする。
  • 特徴:
    • Windows環境に最適化(Active Directory統合可能)
    • GUIによる簡単な管理(VisualSVN Server Manager)
    • HTTPS対応(セキュアな通信)
    • リポジトリのバックアップ機能
    • Webインターフェースでの閲覧

2. 構成要素

(1) サーバーコンポーネント

  • VisualSVN Server Manager: GUIでリポジトリ管理が可能。
  • Apache HTTP Server: SVNリポジトリへのアクセスを提供。
  • Subversion(SVN): バージョン管理のコア機能。
  • 認証・アクセス管理:
    • Windows認証(Active Directory対応)
    • ユーザー・グループ管理

(2) リポジトリ構造

  • trunk: メインの開発ライン
  • branches: 機能追加やバグ修正のための分岐
  • tags: リリース版のスナップショット

3. インストールとセットアップ

(1) インストール手順

  1. 公式サイトからインストーラーをダウンロード
  2. インストーラーを実行し、必要なコンポーネントを選択
  3. リポジトリの保存場所を指定
  4. 認証モード(Windows認証 or 独自ユーザー管理)を設定
  5. インストール完了後、VisualSVN Server Managerを起動

(2) リポジトリの作成

  1. VisualSVN Server Managerを開く
  2. Repositories を右クリック → Create New Repository
  3. リポジトリ名を入力
  4. trunk/branches/tagsの構成を選択
  5. アクセス権限を設定
  6. Create をクリックしてリポジトリ作成完了

4. 運用と管理

(1) ユーザー管理

  • Users を右クリック → Create User
  • ユーザー名とパスワードを設定
  • グループ管理も可能(開発者・管理者など)

(2) チェックアウトとコミット

  • チェックアウト:
    svn checkout https://your-server/svn/repository
    
  • コミット:
    svn commit -m "変更内容"
    

(3) Webインターフェース

  • Open in Web Interface をクリックすると、ブラウザでリポジトリを閲覧可能。

5. バックアップと復元

(1) バックアップ

  • Repositories を右クリック → Backup Repository
  • 保存先を指定し、バックアップを作成

(2) 復元

  • Repositories を右クリック → Restore Repository
  • バックアップファイルを選択し、復元

VisualSVN Serverは、Windows環境でのSVN管理を簡単にする強力なツールです。
もし具体的な設定や運用について詳しく知りたい場合は、 公式サイト を参考にすると良いです。