STU SDK Java Sample Build Guide - togura55/demo GitHub Wiki

概要：
STU-SDKのWindows版Javaサンプルプログラムをビルドする方法を解説します。

環境：
ここでは、以下のソース、ツール、環境にて実行するものとします。
OS: Windows 10 Enterprise X64 JA, バージョン 1703
IDE: Eclipse Version Oxygen.1a Release (4.7.1a)
SDK: STU-SDK 2.13.4
デバイス: Wacom Signpad STU-540

準備：
開発環境としてEclipseを入手しWindows PCにインストールします。ここではJavaの実行環境も含んでいる"Pleiades All in One Eclipse"を使うことにします。Eclipseの入手先は以下のページのWindows 64bit, Full Edition, Javaのリンクを 辿ってください。 http://mergedoc.osdn.jp/

STU-SDKにはサンプルソースコードとビルド用ライブラリが含まれています。以下のページの"Download STU SDK for Windows Desktop"リンクからダウンロードできます。ダウンロードしたzipファイルは解凍しておきます。ダウンロードサイトにはWacom IDによるログインが必要です。 http://developer.wacom.com/en-us/downloads/will-sdk-signature-edition

デバイスはSTU-540を使用しました。他のWacom STUサインタブレットでも動作するでしょう。

開発環境の設定：

  1. プロジェクトの作成 Eclipseのメニューから[ファイル]-[新規]-[Javaプロジェクト]を選択し、プロジェクトを作成します。ここではプロジェクト名を"DemoButtons"とします。
  2. ソースコード、ライブラリの配置 作成したプロジェクト下の"src"ディレクトリにSTU-SDKのサンプルコードDemoButtonsのソースコードを配置します。 [STU SDK解凍ディレクトリ]\Wacom STU SDK\Java\samples\DemoButtons\DemoButtons.java　ファイルを [Eclipseデフォルトプロジェクトロケーション]\DemoButtons\src　下にコピーします。
  3. 次にビルド時に使用するJARファイルを指定します。[パッケージエクスプローラ]内の"DemoButtons"を選択した状態で、メニューの[実行]-[実行構成]を選択します。[クラスパス]タブを選択し、[ユーザーエントリ]ツリー下の"DemoButtons"を選択した状態で、右ペイン上の[外部JARの追加]ボタンをクリックします。[STU SDK解凍ディレクトリ]\Wacom STU SDK\Java\jar\x64\wgssSTU.jarファイルを選択し追加します。
  4. 次に、アプリケーションの実行のためのDLLを配置します。ここでは作業ディレクトリにSTU-SDKのDLLをコピーすることにします。作業ディレクトリは".classpath"ファイルや".project"ファイルがある[Eclipseデフォルトプロジェクトロケーション]\DemoButtonsフォルダです。作業ディレクトリの直下に[STU SDK解凍ディレクトリ]\Wacom STU SDK\Java\jar\x64\wgssSTU.dllファイルをコピーします。
  5. ビルドと実行 以上の配置が終了したら、メニューの[実行]-[実行]-[Javaアプリケーション]を選択し、アプリケーションが起動するか確認します。
  6. エラーメッセージ無くアプリケーションが起動されることが確認できたら、STUサインパッドをPCのUSBポートに接続して、起動したアプリケーションの”Get Signature”ボタンをクリックしてサインウィンドウがPC画面とサインパッドLCD上に表示されることを確認してください。表示されていれば正常にビルドされ動作していることになります。

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