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添字の食い違いの問題

行列ストレージによらない一般論

言語間の相違

• C++ / C
  • 添字：0〜99
  • end_row = 100とするべき。
• Fortran
  • 添字：1〜100
  • end_row = 100とするべき。 対策
• 受け取った添字に、Fortranバインディングの中で1を足す。

localized_matrixやdistributed_matrixについては、配列のポインタを取り出せるようにする。（Issue #209 ） オーバーヘッドを嫌うユーザは、このポインタを介して直接アクセスすれば良い。

CRSの場合

CRSの場合は、Rokkoインターフェースを用いてCRSにアクセスするしかない。（ポインタによる直接アクセスはできない。） 例として、100 x 100の行列を考える。

ライブラリ間の相違

• start_rowについては、問題なし。
• end_row
  • Anasazi: 99 (1を足して100とするべき）
  • SLEPc: 100

Fortran用バインディングでは、２種類用意する。

• C++/C方式に準拠

  • 0〜99
  • start_row=0, end_row = 100
  • Heisenberg模型のように、C言語向け添字が便利な場合もある。）
  • _cを末尾につけた関数名。
    • rokko_distributed_crs_matrix_start_row_c
    • rokko_distributed_crs_matrix_end_row_c
    • rokko_distributed_crs_matrix_insert_c

• Fortran方式

  • 1〜100
  • start_row=1, end_row = 100
  • _cなしの関数名。Fortran版のデフォルト版の意味。
    • rokko_distributed_crs_matrix_start_row
    • rokko_distributed_crs_matrix_end_row
    • rokko_distributed_crs_matrix_insert
  • rokko_distributed_crs_matrix_insertの中では、配列colsの全成分について、0スタートの添字となるように1を引いている。このオーバーヘッドがある。

matrix-freeの場合

• Fortranバインディングにおいて、start_row, end_rowに1を足せばよいだけ。これも、C風とFortran風を用意する。
• 入力ベクトルxと出力ベクトルyの添字については、Rokko側で気にする必要はない。