Sigfoxハンズオン (ドライコンタクトコンバーター編) - soracom/handson GitHub Wiki

2017年7月にソラコムからリリースされた "SORACOM Air for Sigfox" を利用できる Sigfoxデバイス "オプテックス社 ドライコンタクトコンバーター" を用いたハンズオンテキストです

概要

※本ハンズオンは 20分~40分程度を見込みます

全体構成

本テキストは下記構成をゴールとしています

手順

手順は以下の通りに進めていきます

  1. SORACOM WebコンソールでSigfoxデバイスを確認する
  2. DCCと磁気式リードスイッチを接続する
  3. SORACOM Harvestで可視化

準備するもの

受講における注意点

  • 本ハンズオンで利用するサービスには有料のものを含んでおります (e.g. SORACOM Harvest)
    受講に伴い発生した費用は原則として受講者にご負担いただいております。かかる費用について確認・ご理解いただいたうえでの受講をお願いしております
  • 本ドキュメントで発生した不具合等につきましては弊社は一切責任を負いません

金額の目安

  • SORACOM Harvest: 5円/Sigfoxデバイス/日 → 5円の中に 2,000リクエスト/日 の費用が含まれています。Sigfoxデバイスは140リクエスト/日という制限があるため、十分かと思います

※上記金額は目安です。正確には利用料金をご覧ください

ハンズオン

1. SORACOM WebコンソールでSigfoxデバイスを確認する

SORACOM Webコンソールにログインしたあと、Menu > Sigfox デバイス管理 で、Sigfoxデバイスが登録されているか確認します

登録されていない場合は Sigfox デバイスの受取確認をする を行う必要があります

2. DCCと磁気式リードスイッチを接続する

DCC(ドライコンタクトコンバーター)と磁気式リードスイッチを接続します

アンテナの取付けと、フタの取外し

アンテナを取り付けた後、プラスドライバーを使って4か所のネジを開け、フタを取り外します

DIPスイッチの設定確認

DIPスイッチの設定を確認します。今回は図の通り、すべてOFF側とします

磁気式リードスイッチの取付けと、電源コネクタを接続する

図の通り、磁気式リードスイッチを 入力1 へ接続します。その後、電源コネクタを接続します

※製品購入後の初回のみ、青いボタンを3秒以上長押しすることで電源ONとなります。それ以降の電源ON/OFF運用は、電源コネクタの抜き挿しです

動作確認

磁気式リードスイッチの磁石側を近づけたり離したりすると、LEDが点灯し送信を行っている様子を見ることができます

※近づけたり離したりする動作は3秒以上経過してからにしてください。 Sigfoxネットワークへの送信が約1~2秒かかるため、その間のデータは無視されてしまいます。

※LEDの点灯は送信実行を表しており、送信の成功(もしくは失敗)を意味しているわけではありませんので、ご注意ください

3. SORACOM Harvestで可視化

SORACOM Harvestで可視化を行います

「グループ」について

SORACOM Air メタデータサービスや、SORACOM Beam等、高度な機能はグループに設定をします。そしてSIMやデバイスをグループに所属させることで、そのグループで有効になっているサービスを使うことができ、また解除することでSIMやデバイスにおける機能をOFFにすることができます。

グループ自体の作成や維持費は無料です。SIMやデバイスがグループに所属しているだけなら原則は無料です。たとえばSORACOM Beam等は、実際の通信が発生したときのみ課金となります。ただし、SORACOM Harvest等のサービスは、実際の利用の有無にかかわらずSIMやデバイスがグループに所属しているだけで課金されるサービスもありますので、ご注意ください。

Sigfoxグループを追加する

Menu > Sigfoxグループ をクリックすると、Sigfoxグループ一覧が表示されます。この画面で 追加 をクリックします

ダイアログで下記の通り設定した後、 グループ作成 をクリックします

  • グループ名: sigfox_demo0 (二人一組で行う場合: もう一人の方は sigfox_demo1 として作成し、今後のグループ名を読み替えてください)

下記の通り、作成した sigfox_demo0 が一覧に表示されます

Sigfoxグループの設定

Sigfoxグループの中から、 sigfox_demo0 をクリックします

バイナリパーサ設定

SORACOM Air for Sigfox 設定 を下記の通りにした後、 保存 をクリックしてください

  • バイナリパーサー設定: ON
  • フォーマット: event:0:char:2 usr_channel:0:uint:2:2 usr_value:1:uint:1:2 count_ch1:2:uint:16 count_ch2:4:uint:16 battery_status:6:uint:8

SORACOM Harvestの設定

続いて同じページにある SORACOM Harvest 設定 を下記の通りにした後 保存 をクリックしてください

  • SORACOM Harvest: ON

下記のダイアログが出ますので OK をクリックしてください

SigfoxデバイスをSigfoxグループに所属させる

Menu > Sigfox デバイス管理 をクリックして、Sigfoxデバイス一覧を表示します

先ほど作成した sigfox_demo0 Sigfoxグループに所属させたいSigfoxデバイスのチェックボックスを選択した後、 操作 > 所属グループ変更 をクリックしてください

ダイアログにて下記のように設定した後 グループ変更 をクリックしてください

新しい所属グループ: sigfox_demo0

データの確認をする

SigfoxデバイスをSORACOM Harvestが有効なSigfoxグループに所属させた直後から、データの可視化が始まります ※SORACOM Air for セルラーのようにセッションの再接続が不要です

Menu > Sigfoxデバイス管理 をクリックし、データを表示させたいSigfoxデバイスのチェックボックスを選択した後、 操作 > データを確認 にで、データを確認することができます

データの読み方

SORACOM Harvest のJSONが表示されているデータ読み方です

{
  "device": "50XXXX", // Sigfox デバイス ID
  "time": "1504584891", // 基地局での受信時間(UNIX Epoch)
  "lqi": "Average", // 通信品質の使用 (Link Quality Indicator)。Excellent / Good / Average / Limit
  "data": "3248000000001e00", // データ(ASCI HEX 形式)
  "countryCode": "392", // 国コード (ISO 3166-1 の 3 桁)。日本の場合は 392
  "seqNumber": "44", // 送信番号
  // 以下、バイナリパーサーによる解析結果のデータ
  "event": "2H", // event (CH, (H|L))
  "usr_channel": 1, // 対象チャンネル (0|1))
  "usr_value": 0, // 接点状況 (0|1))
  "count_ch1": 0, // カウントモード時の CH1 のカウント数
  "count_ch2": 0, // カウントモード時の CH2 のカウント数
  "battery_status": 30 // バッテリーレベル
}

あとかたづけ

1. SORACOM Harvestの設定

SORACOM Harvestは有料のサービスです
ハンズオンが終了したら 必ず設定を確認し、不要な課金が発生しないように してください

SigfoxグループにSORACOM Harvestの設定

Menu > Sigfoxグループ をクリックすると、Sigfoxグループ一覧が表示されます
Sigfoxグループ一覧の中から sigfox_demo0 をクリックします

ページにある SORACOM Harvest 設定 を下記の通りにした後 保存 をクリックしてください

  • SORACOM Harvest: OFF

※ONの時に出た様なダイアログは出ません ※上記スクリーンショットはONですが、OFFにしてください

2. オプション; Sigfoxグループを削除する

Sigfoxグループ自体には費用は発生しませんが、不要な課金を避けるためにも削除をお勧めします

手順は以下の通り

  1. 削除対象のSigfoxグループに所属しているSigfoxデバイスをすべて解除する
  2. 削除対象のSigfoxグループを表示し 高度な設定 タブから削除を実行する

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