MyriNet - oraccha/omicron GitHub Wiki
クラスタコンピューティングをターゲットに Myricom が開発している高速ネットワーク. CalTech の Mosaic,USC/ISI の ATOMIC の研究成果を基に開発,商用化された.HPCに特化した非常にシンプルな作り。 InfiniBand の対極にあると言える。
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[http://www.myrinet.com 本家] (Myricom)
- 余談:myri.com, myri.net, myri.biz でも名前解決できるらしい.
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[http://www.myri.com/scs/types.html Packet Type]を見ると,MyriCom の [http://www.myri.com/scs/ GM] や ./MX 以外にもいろいろなファーム(Myrinet Control Program,MPCと呼ばれる)があることがわかる.
1994 年,Myrinet (1.28Gbps) がリリースされ,続いて Myrinet 2000(2Gbps)、Myrinet XP、2XP (2Gbps を 2 ポート積んで 4Gbps 化)と高速化された。最新のMyri-10Gは10GbEとハードウェア互換性を持ち, EtherNet としても見える.
- XPって名称はWindowsの影響かな?
コンポーネント
- ホストインタフェース
- スイッチ
- クロススイッチとスパインスイッチ
- リンク
- 物理層はファイバチャネル.
ルーティング
- ワームホールルーティング
- flit単位のフロー制御(STOP-and-GO 方式のバックプレッシャ)
- slack bufferと呼ばれる伝送遅延分のバッファを持つ.
- 首切りルーティング...
- 極力簡単な実装になっている.
MyriNet の高速化率と比較すると EtherNet の方が急速に高速化している(10GbE も発表されているし).クラスタに特化したということでスケーラビリティ,レイテンシは依然 MyriNet の方が優れているようだが.