FAQ - oov/aviutl_psdtoolkit GitHub Wiki
FAQ - よくある質問
このドキュメントは v0.1 系を基準に書かれたものです。v0.2 からは付属のドキュメント内に記載されています。
- 上手く動かない/PSDToolKit のウィンドウが出ない/PSDファイルが読み込まれない
- 「送る」ボタンを押しても絵が出ない、なんで?
- 字幕が文字化けしてしまうんだが?
- 口パク/目パチが上手く動かない
- 複数のキャラを同時に口パクさせるには?
Q. 上手く動かない/PSDToolKit のウィンドウが出ない/PSDファイルが読み込まれない
これは特定のPSDファイルが読み込まれない場合ではなく、そもそも使えないようなケースに対する返答です。
まず、拡張編集のタイムライン上に直接PSDファイルをドラッグ&ドロップしてみてください。
マウスカーソルが 🚫 になって投げ込めなかった場合
AviUtl が管理者権限など、特殊な権限で動作してしまっているのが原因です。
エクスプローラーで aviutl.exe
や script\PSDToolKit\PSDToolKit.exe
のプロパティを開いて、管理者権限で実行するような設定が有効になってしまっていないか確認してください。
画像が出ずにエラーメッセージが出る
[PSDToolkit]CANNOT LOAD
failed to execute:script\PSDToolkit\PSDToolKit.exe
Failed to execute:2
上記のようなメッセージが出る場合は、PSDToolKit.exe の起動が何らかの理由でブロックされているのが原因です。
AviUtl を C:\AviUtl\aviutl.exe
あたりに置いて起動するか、試してみてください。
もしアンチウィルスソフトが警告を出す場合は、究極的には開発者を信じるかアンチウィルスソフトを信じるかの2択になります。
開発者を信用しない場合は自分でソースコードを元にプログラムをコンパイルして使用するか、使用自体を諦めてください。
信用してもいい場合はアンチウィルスソフトで除外するなどの設定を行ってください。
Q.「送る」ボタンを押しても絵が出ない、なんで?
まず始めに、「送る」ボタンは
1. 拡張編集の「設定」ボタンを押す
2. 「パラメータ設定」ウィンドウに設定テキストを書き込む
3. 「OK」ボタンを押す
というのを自動化しているだけのボタンです。
(なので、「送る」ボタンを連打すると一瞬パラメーター設定のウィンドウが見えるはず)
動画の 1:15 辺りで確認しているようなテキストが書き込まれていれば、設定を送ること自体には成功しています。
まずはここが空欄になっていないか確認して問題の切り分けを行いましょう。
設定が空欄になってしまっている時に確認すること
「Target not found」のエラーメッセージを無視した?
Target not found
と言われた場合は設定を送るのに失敗しています。
動画の 9:20 辺りを参考に拡張編集側で「設定」ボタンが見えるようにしてください。
送るのには成功したはずなのに設定が空欄のままではないか?
Target not found
とは出ておらず、送るのに成功したはずなのに設定が空欄になってしまうことがあります。
原因は「パラメータ設定」で書き込める文字数の上限を超過している時です。
PSD のファイル名が長いとかフォルダの階層が深すぎるなどの理由でフルパスが長くなっていたり、
レイヤーがあまりに多すぎる時は設定用のテキストが膨らむので上限を超過するかもしれません。
バグのせい
バグがあって送れていないかも知れません。
AviUtl と拡張編集と PSDToolKit だけの環境でも上手く動かないなら、何か予期せぬ事態が起きているかも知れません。
設定が書き込まれているのに表示されない時に確認すること
ちゃんとカーソルがオブジェクトの上にあるか?
送る前の時点で画面に [PSDToolKit] NO IMAGE
のテキストは見えていましたか?
拡張編集のカーソル(赤い縦のライン)が変な位置にないか確認してください。
正しく設定が送れていても、AviUtl で表示しているフレームがオブジェクトの範囲外なら見えません。
「再生ウィンドウ」で表示確認しようとしていないか?
AviUtl の「再生ウィンドウ」は常に最新の内容が表示されているわけではありません。
一旦閉じて、AviUtl のメインウィンドウで確認しましょう。
画像が半端じゃなく大きいのでは?
PSDToolKit ウィンドウの右下にはスライダーがあって、表示倍率がいい感じになるよう最初から調節してあります。
もしこのスライダーが結構左の方にある場合、元の画像は相当大きいはずです。
動画の 1:35 辺りを参考に、「縮小率」の設定でガッツリ縮小して絵が出てこないか確認してみてください。
ただし、このケースでは元データが大きすぎてレイヤー表示を切り替える際にかなり重い可能性があります。
50% 以下に縮小してから使うようなケースでは別のソフトで PSD ファイルを縮小することも検討してください。
「描画も行う」のチェックボックスが外れていないか?
描画を行わないように設定していることになるので、オブジェクト描画のアニメーション効果が入っていないと描画されません。
よくわからない場合はとりあえずチェックを入れてください。
バグのせい
AviUtl と拡張編集と PSDToolKit だけの環境でも上手く動かないなら、何か予期せぬ事態が起きているかも知れません。
Q.字幕が文字化けしてしまうんだが?
Shift キーを押しながら Wave ファイルをドロップした時、同じファイル名でテキストファイルを作ってあれば、音声オブジェクト、口パク準備用オブジェクトの他に、字幕準備用オブジェクトも生成されます。
しかし、その際に字幕準備用のテキスト本文が文字化けしてしまうことがあります。
原因は、テキストファイルの文字コードが合っていないからです。
PSDToolKit のデフォルト設定では、テキストファイルの文字コードは Shift_JIS であることを前提にしています。
テキストファイルを書き出す側のツールで Shift_JIS で書き出せば正常に読み込めると思います。
あるいは、PSDToolKit 側の設定を変更して、UTF-8 で読み込むようにすることもできます。
そうしたい場合は GCMZDrops\psdtoolkit_wav.lua
を開いて、P.text_encoding = "sjis"
になっているところを P.text_encoding = "utf8"
に修正してください。
Q.口パク/目パチが上手く動かない
まず、上手くいかない場面を AVI ファイルに書き出してみてください。
書き出した AVI ファイル上でも想定通りに動いていない場合は、設定ミスか、あるいはバグの可能性があります。
AVI ファイル上で問題がない場合は、毎フレームの描画が追いつかずプレビューの際にコマ落ちしているのが原因です。
その場合はリアルタイムのプレビューは諦めるか、マシンスペックを上げるか、描画負荷を下げる必要があります。
描画負荷を下げるためには、動画自体の解像度を下げたり、重いエフェクトやスクリプト類を一時的に無効化したり、PSD ファイル自体を事前に縮小しておくなどしてください。
例えば50%に縮小すれば負荷は1/4程度になります。
Q.複数のキャラを同時に口パクさせるには?
v0.1.3beta4 以降で使えるやり方
複数キャラの口パクを設定する時は、「口パク 開閉のみ」や「口パク あいうえお」などのアニメーションを設定する側で「準備レイヤ」の設定をするのがオススメです。
ちょっとサンプル画像が縦に長くて申し訳ないのですが、これは sm32470035 で実際に使用したプロジェクトファイルを、v0.1.3beta4 以降で使える形に直したものです。
この例の場合、Layer 8 にさとうささら用、Layer 12 にすずきつづみ用の口パク準備があります。 立ち絵の設定は Layer 21 と Layer 22 にあり、ここでそれぞれ口パクの「準備レイヤ」を「8」と「12」に設定しています。
なお、この例では「全員の音声」→「全員の立ち絵」の順で上から並べて配置してありますが、例えば「ささら用音声」→「ささら用立ち絵」→「つづみ用音声」→「つづみ用立ち絵」のように、キャラごとに「音声」→「立ち絵」の順番で配置しても構いません。
口パクの「準備レイヤ」を指定する方法は、以前の方法よりも事故りにくいはずなのでオススメです。
複数キャラクターでの口パクを行う場合は使ってみてください。
v0.1.3beta3 まででも使えるやり方
コツとしては、動画の 4:11 で説明しているように口パクさせるには PSDToolKitオブジェクト
と オブジェクト描画
を対にする必要がありますが、それと同じように 口パク準備
と 口パク
も対になって配置する必要がある、ということです。
以下は二人同時に喋らせる時のレイヤー配置例で、レイヤー1~5がさとうささら、レイヤー7~11がすずきつづみです。
口パク準備
と 口パク
を対にする上で、両者の長さを揃える必要はありません。
ただし 口パク準備
に対する 口パク
が同じフレームに無い、という状況は避けなければいけません。
(上の画像では 口パク準備
があるフレームには必ず同じキャラクター用の 口パク
があります)
さもないと 口パク準備
で準備したデータが消化されずに残り、別キャラクターの 口パク
で使われてしまう可能性があります。