GitリポジトリのLog強制編集memo - oasis3855/webpage GitHub Wiki

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Gitリポジトリの履歴（コミット日時、メッセージ）を強制編集するコマンドの使い方を個人的にメモしたものです。なお、履歴の強制編集は 公式には推奨されていない ため、自己責任でお願いします





コミット日時の修正編集

修正前の状態

$ git log --pretty="%h %aI %cI %d" --graph

> * 47bba95 2022-02-06T14:39:32+09:00 2022-02-06T14:39:32+09:00  (HEAD -> master)
> * 1bc3299 2022-02-06T14:39:18+09:00 2022-02-06T14:39:18+09:00 
> * 51086cd 2022-02-06T14:38:58+09:00 2022-02-06T14:38:58+09:00

指定した１つのコミットのコミット日時を修正

修正するコミットの1つ前のコミットIDを指定して、git rebase を実行。コミットIDを指定する他に、HEADからの世代を指定してもよい

$ git rebase -i 51086cd

または

$ git rebase -i HEAD~2

対話モード（-i）の場合、nanoエディタで次の画面が表示されるので、修正するコミットの「pick」を「edit」に書き換える。（今回は、1bc3299 version 2のコミットを書き換えることとする

edit 1bc3299 version 2
pick 47bba95 version 3

 Rebase 51086cd..47bba95 onto 51086cd (2 commands)

 Commands:
 p, pick = use commit
 r, reword = use commit, but edit the commit message
 e, edit = use commit, but stop for amending
 s, squash = use commit, but meld into previous commit
 f, fixup = like "squash", but discard this commit's log message
 x, exec = run command (the rest of the line) using shell
 d, drop = remove commit

 These lines can be re-ordered; they are executed from top to bottom.

 If you remove a line here THAT COMMIT WILL BE LOST.

 However, if you remove everything, the rebase will be aborted.

保存（Ctrl - O）、終了（Ctrl - X）すると、確認メッセージが表示される。「stopped at 1bc3299 ...」と、修正ポインタが置かれている地点がメッセージ表示されている

> Stopped at 1bc3299...  version 2
> You can amend the commit now, with
>
>   git commit --amend 
>
> Once you are satisfied with your changes, run
>
>   git rebase --continue

日付（Author Date）を修正する

$ git commit --amend --date="1998-05-07T02:00:00+09:00"

修正を確定し、次の処理へ

$ git rebase --continue

この状態では、まだCommit Dateのほうが変更されていない

$ git log --pretty="%h %aI %cI %d" --graph

> * dc63d5b 2022-02-06T14:39:32+09:00 2022-02-06T19:06:33+09:00  (HEAD -> master)
> * 70bc31d 1998-05-07T02:00:00+09:00 2022-02-06T19:06:13+09:00 
> * 51086cd 2022-02-06T14:38:58+09:00 2022-02-06T14:38:58+09:00

Commit Date を Author Date に書き換える。書き換えたいコミットの１つ前のコミットIDを指定して git rebase を実行する

$ git rebase 51086cd --committer-date-is-author-date

修正が全て終わった状況

$ git log --pretty="%h %aI %cI %d" --graph

> * 5af3dcc 2022-02-06T14:39:32+09:00 2022-02-06T14:39:32+09:00  (HEAD -> master)
> * 70bcdbb 1998-05-07T02:00:00+09:00 1998-05-07T02:00:00+09:00 
> * 51086cd 2022-02-06T14:38:58+09:00 2022-02-06T14:38:58+09:00

指定した複数のコミットのコミット日時を修正

修正するコミットの１つ前のコミットIDを指定して、git rebase を実行

$ git rebase -i 51086cd

nanoエディタで次の画面が表示されるので、修正するコミットの「pick」を「edit」に書き換える。

edit 1bc3299 version 2
edit 47bba95 version 3

コミット２つ分の日付を連続修正・確定する。修正は古いものから順に行われるので、画面表示されるコミット メッセージに注意して、修正ポインタの位置を確認しながら作業すること

$ git commit --amend --date="1998-05-05T01:00:00+09:00"
$ git rebase --continue
$ git commit --amend --date="1998-05-07T02:00:00+09:00"
$ git rebase --continue

Commit Date を Author Date に書き換える。書き換えたいコミットの１つ前のコミットIDを指定して git rebase を実行する

$ git rebase 51086cd --committer-date-is-author-date

最初のコミット（first commit）も修正対象とする場合

filter-branch を用いて強引に書き換える方法

コミットIDやHEADからの世代を指定して git rebase -i を行っても、最初のコミットを修正対象とすることは出来ない

最初のコミットを修正対象とする場合は…

$ git rebase -i --root

nanoエディタで次の画面が表示されるので、修正するコミットの「pick」を「edit」に書き換える。今回の例では、全てのコミットを修正対象としてみる

edit 51086cd version 1
edit 1bc3299 version 2
edit 47bba95 version 3

コミットの日付を連続修正・確定する。修正は古いものから順に行われるので、画面表示されるコミット メッセージに注意して、修正ポインタの位置を確認しながら作業すること

$ git commit --amend --date="1998-05-03T00:00:00+09:00"
$ git rebase --continue
$ git commit --amend --date="1998-05-05T01:00:00+09:00"
$ git rebase --continue
$ git commit --amend --date="1998-05-07T02:00:00+09:00"
$ git rebase --continue

Commit Date を Author Date に書き換える。書き換えたいコミットの１つ前のコミットIDを指定して git rebase を実行するのだが、最初のコミット（first commit）の前の指定など出来ないため、次のようなトリックを用いる

$ git filter-branch --env-filter 'export GIT_COMMITTER_DATE="$GIT_AUTHOR_DATE"'

修正が意図したとおりとなっているか、ログを表示する

$ git log --pretty="%h %aI %cI %d" --graph

> * b7cb2eb 1998-05-07T02:00:00+09:00 1998-05-07T02:00:00+09:00  (HEAD -> master)
> * 2e52a98 1998-05-05T01:00:00+09:00 1998-05-05T01:00:00+09:00 
> * 7d9abba 1998-05-03T00:00:00+09:00 1998-05-03T00:00:00+09:00

first commitのamendみ、環境変数 GIT_COMMITTER_DATE を用いる方法

$ git rebase -i --root

nanoエディタで次の画面が表示されるので、修正するコミットの「pick」を「edit」に書き換える。今回の例では、全てのコミットを修正対象としてみる

edit 51086cd version 1
edit 1bc3299 version 2
edit 47bba95 version 3

コミットの日付を連続修正・確定する。修正は古いものから順に行われるので、画面表示されるコミット メッセージに注意して、修正ポインタの位置を確認しながら作業すること

first commitのみ、commit dateを環境変数で指定して同時書き換えする

$ GIT_COMMITTER_DATE="1998-05-03T00:00:00+09:00" git commit --amend --date="1998-05-03T00:00:00+09:00"
$ git rebase --continue
$ git commit --amend --date="1998-05-05T01:00:00+09:00"
$ git rebase --continue
$ git commit --amend --date="1998-05-07T02:00:00+09:00"
$ git rebase --continue

状況表示

$ git log --pretty="%h %aI %cI %d" --graph

> * a1491a4 1998-05-07T02:00:00+09:00 2022-02-06T16:29:57+09:00  (HEAD)
> * e320a73 1998-05-05T01:00:00+09:00 2022-02-06T16:29:39+09:00 
> * 7d9abba 1998-05-03T00:00:00+09:00 1998-05-03T00:00:00+09:00

first commitの次から最新のコミットまで、Commit Date を Author Date に書き換える。書き換えたいコミットの１つ前のコミットIDを指定して git rebase を実行する

$ git rebase 7d9abba --committer-date-is-author-date

コミット メッセージの修正編集

git rebase -i [1つ前のコミットID | --root]

nanoエディタで次の画面が表示されるので、修正するコミットの「pick」を「reword」に書き換える

reword 51086cd version 1
reword 1bc3299 version 2
pick 47bba95 version 3

保存（Ctrl - O）、終了（Ctrl - X）で修正対象の指定画面を保存しエディターを終了すると、続けてコメント文字列の編集画面が表示される。

古いコミットから順に編集画面が表示されるので、内容を書き換えた後、保存（Ctrl - O）、終了（Ctrl - X）でコメントが変更される。

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