Install_lin - nor51010/opensource-cobol GitHub Wiki

#Linux版インストール手順

0. 前提条件

ここではCentOS 7を対象とします。 パッケージ管理のコマンドはご利用のディストリビューション毎に読み替えて実行してください。 またopensource COBOLのバージョンは1.5.1Jを対象としています。

ここでは各種ファイルの設置先は以下のパスとします。

パス 概要
/usr/local/include ヘッダーファイル
/usr/local/lib ライブラリファイル
/usr/local/bin 実行ファイル(コンパイラ等)
/usr/local/share/opensource-cobol-1.5.1J/ 設定ファイル(config等)

1. 外部ライブラリのインストール

1.1. GMPのインストール

  • yumコマンドを利用して実行します。 # yum install -y gmp-devel

1.2. ncursesのインストール

  • yumコマンドを利用して実行します。 # yum install -y ncurses-devel

2. opensource COBOLのインストール

  • githubからチェックアウトしたもの、もしくはOSSコンソーシアムのHPからダウンロードしたファイルを展開します。 ここでは作業用ディレクトリとして/tmp/oscobolを作成しgitから入手します。 # cd /tmp/oscobol # git clone -b v1.5.1J https://github.com/opensourcecobol/opensource-cobol.git

  • vbisamのインストールを行います。vbisamのフォルダへ移動し、makeを行います # cd opensource-cobol/vbisam # sh configure # make # make install

  • opensource-cobolのディレクトリに戻り、opensouce-cobolのmakeを行います この際、vbisamを利用するよう指定します。 # cd ../ # sh configure --with-vbisam # make # make install

  • /usr/local/libにパスが通っていない可能性があるため、必要に応じてパスの設定を行います # export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib

  • 正しくmakeできたか確かめるため、テストパッケージを実行します。 # cd tests # make check ---(省略)--- ================== All 7 tests passed ==================

  • 最後にcobcコマンドが実行できればインストールは完了です。 # cobc -V opensource COBOL 1.5.1J OSS Consortium's patched version of OpenCOBOL1.1(Feb.06 2009) ---- cobc (opensource COBOL) 1.5.1.0 Copyright (C) 2001-2009 Keisuke Nishida / Roger While Built Dec 07 2016 09:44:58 Packaged Feb 06 2009 10:30:55 CET