win_app - nibb-unix/gitc202402-unix GitHub Wiki
個別での演習環境の準備については対応いたしかねます。あらかじめご了承ください。
このページでインストールするソフトウェアは主に以下の講義で使用する予定です。
- NGS基本データフォーマット
- クオリティコントロールとNGS基本ツール
- エディタとスクリプト
windows WSLでの環境構築
NGS解析入門で使用する各ソフトウェアを、Windows10,11 で使用するための設定方法です。 なお、事前に Windows Subsystem for Linux (WSL)がインストールされていることが前提です。
参考) https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install
以下、使用したディストリビューションは Ubuntu 20.04.2 LTS です。
- WSLとWindowsのディレクトリ位置
- WSLを起動するとカレントディレクトリが /mnt/c/Users/Windowsのユーザー名 になります。
- これはWindowsでいうところの 「C:\ユーザー\Windowsのユーザー名」 にあたります。
- WSLでのホームフォルダは /home/Ubuntuのユーザー名 であり、起動時のカレントディレクトリとは異なります。
- (UNIX界のお約束として、ホームディレクトリは「~」で表すことができます)
lsコマンドで確認すると、デスクトップやダウンロードが見えます。 Windowsのデスクトップに置いたファイルをWSLで扱いたい場合、以下のディレクトリを参照します。
/mnt/c/Users/ユーザー名/Desktop/
- Ubuntuの更新
WSL上で以下のコマンドを実行します。(全てのインストール済みapt対応ソフトウェアをアップデートします。時間がかかる場合があります)
cd
sudo apt update
sudo apt dist-upgrade
- もし下記のようなエラーが出る場合は、https://qiita.com/ryosukeYamazaki/items/c04ec3ff78aac6eb8d26 を参考に、DNSサーバを設定してやって再挑戦のこと
Err:1 http://archive.ubuntu.com/ubuntu focal InRelease
Temporary failure resolving 'archive.ubuntu.com'```
- 続けて各種ソフトウェアのインストール
Do you want to continue? [Y/n]
の質問が出たら「Y」(Yes) を入力してリターン
sudo apt install emacs
sudo apt install bowtie2
sudo apt install samtools
sudo apt install cutadapt
sudo apt install fastqc
sudo apt install wget
sudo apt install python3-pip
- HTSeqのインストール
pip3 install numpy
pip3 install HTSeq
- numpyは
already satisfied: numpy
と出るかもしれないがそれはそれで良い
- sratoolkit のダウンロードと解凍
wget https://ftp-trace.ncbi.nlm.nih.gov/sra/sdk/current/sratoolkit.current-ubuntu64.tar.gz
tar zxvf sratoolkit.current-ubuntu64.tar.gz
- seqkit のダウンロードと解凍
wget https://github.com/shenwei356/seqkit/releases/download/v2.6.1/seqkit_linux_386.tar.gz
tar zxvf seqkit_linux_386.tar.gz
- sratoolkit と seqkit をインストールする (≒パスを通す)
- ダウンロードしたソフトウェアを使うために、ホームディレクトリの下に「bin」というディレクトリを作成する。Ubuntuのデフォルト設定では、~/bin というディレクトリが存在すれば、そこにパスが通る (パスの詳細についてはUNIX基本コマンドで履修予定)
mkdir ~/bin
- WSLを再起動
- Ubuntuのホームディレクトリに移動してから、ソフトウェアを
~/bin
に置く
cd
mv seqkit ~/bin/
cp -r sratoolkit.3.0.10-ubuntu64/bin/* ~/bin/
seqkit
コマンドを実行し、使い方がずらっと画面に出れば成功
- もし
seqkit: command not found
になる場合、下記のコマンドを実行してから、WSLを再起動してみてください
echo 'export PATH=$PATH:~/bin' >> .profile
- これでダメならすみません
GoodLuck