録画後リモートエンコード - nekopanda/Amatsukaze GitHub Wiki

録画PCとは別PCで自動エンコードさせるための設定方法です。

エンコードが終わったあと、出力ファイルを保存するため、出力ファイル保存先は、エンコードが終わるまでアクセス可能である必要があります。以下、話を簡単にするために、出力ファイル保存先は常時起動しているNASとします。録画PCが常時起動しているなら、録画PCに出力ファイルを保存することが可能なので、その場合、NASは録画PCだと思ってください。また、エンコードPCに出力ファイルを保存する場合は、エンコードPCがNASだと思ってください。その場合、エンコードPCは常時起動している必要はありません。

1. エンコードPCからTSファイルにアクセス可能にする。

これには、(A)TSをNASに保存する、(B)録画PCを常時起動しておく、の2つの方法があります。

A. TSをNASに保存する

バッチファイル作成時の設定「TSをNASにコピーしてそれをソース指定する」を有効にしてください。NASのパスも設定する必要があります。「コピー先」は、録画PCとエンコードPCのどちらからも、同じパスでアクセスできる必要があります。

上で書いたように、エンコードPCをNASとみなして、エンコードPCに保存することも可能です。その場合は、エンコードPCの共有フォルダへのパスを 「コピー先」に設定してください。

B. 録画PCを常時起動しておく

この場合は、ネットワークでTS保存先をエンコードPCに見せることで、直接エンコードさせることができます。ただし、少し設定が必要です。EDCBがTS保存に使うパスと同じパスで、エンコードPCからもアクセスできるようにしておく必要があります。例えば、録画PCでEDCBのTS保存先フォルダをE:\recとした場合、エンコードPCからもE:\recで同じフォルダにアクセスできるようにする必要があります。この場合、以下のように設定すれば可能です。

1-B-1. 録画PCのEドライブをネットワーク共有フォルダにする。(書き込み権限も必要なので注意)

1-B-2. エンコードPCで、ネットワークドライブで、録画PCのEドライブの共有パスを指定して、Eドライブとしてマウント

2. エンコードPCを固定IPにする

IPアドレスが変わると録画PCからエンコードPCを見つけられなくなるため、エンコードPCは固定IPを設定してください。

3. AmatsukazeServer起動

エンコードPCでAmatsukazeServerを起動しておく必要があります。AmatsukazeServer.vbsで起動してください。初回はファイアウォールの警告が出ると思うので、許可してください。ファイアウォールにブロックされると録画PCから接続できないので、ブロックされていたら許可するように設定してください。

4. AmatsukazeClientでServerに接続

録画PCからAmatsukazeClientでサーバに接続します。IPアドレスをエンコードPCのアドレス、ポートは32768に設定してください。ポート番号は、AmatsukazeServerの起動時のコマンドライン引数で変更することが可能です。

5. バッチファイル生成

AmatsukazeClientで、バッチファイルを生成します。「エンコードPCをWake On Lanで起動する」オプションはAmatsukazeServerの起動しているPCとは別PCから接続した場合のみ有効にできるようになっています。

6. EDCBにバッチファイルを設定

あとは、EDCBで録画後実行バッチを、生成したバッチファイルに設定すれば完了です。

バッチファイル生成の設定「エンコードPCをWake On Lanで起動する」と、「基本設定」の「エンコード中はスリープしないようにする」を有効にして、エンコードPCをWindowsの設定で、操作がなければ自動スリープするようにしておけば、エンコード時だけ起動して、エンコードが終わったらスリープするという運用が可能です。