CNCフライス 使用方法 - nearfactory/2024-TOINIOT2 GitHub Wiki
アルミ板やアクリル板などを切削して部品を作成するときのマニュアル。
アルミ板の調達? ASK THE KING!
CNCフライスで切削できるのは 2Dデータ です。
世の中には3D切削ができるすごーくお高いCNCフライスもあるらしい(JLCPCBがやってるやつとか)ですが、あくまでもここでは学校にある2D切削のみのCNCについて解説してます。3D? 知らんわ。ggr(以下略)
Fusionで切削したいデータをスケッチで作成したら、画面の右側にあるブラウザツリーを開き、作成したスケッチを右クリックします。このとき、フォルダーではなくスケッチ自体を右クリックします。
下のような画面になったら、「DXF形式で保存」をクリックし、2次元のベクターデータを保存します。
(TOINIOT²では一度Gitにプッシュ可能な場所へ保管し、ファイルをコピーしてUSBへ移してください。クラウドとのデータ同期を行うためです)
技術教室にあるパソコンのうち、ドアに近いほう(2024.07.27時点、変更の可能性アリ、注意されたし)を起動し、Cut2Dを起動します。
Cut2Dが起動したら、「Please register...」みたいなウィンドウが出てきますが、無視してください。
DXFファイルを入れたUSBドライブを挿入し、画面左側の「既存のファイルを開く」からUSBに入っている切削したいDXFファイルを選択します。
ファイルを選択すると、切削する材料のデータを入力する画面に遷移します。この時の手順がややこしいので、必ず以下の内容・順番に従ってください。
- 原点合わせで、原点が材料の中心になっていることを確認してから、「原点オフセット...」のチェックを一度外し、再度チェックを付ける
- 材料の大きさを250mm×250mmに設定する(アルミ板の場合)
- 材料の厚さを切削する板に合わせる(アルミ板の場合基本1.5mm、たまに1.0mm、アクリルやバルサ材は知らぬ)
- 「OK」をクリックし、工具経路作成に移る。
次に、実際にエンドミルが通る経路を作成します。
基本的には、穴あけ加工 → 輪郭加工[内側] → 輪郭加工[外側] の順番で加工します。(この順番は制約がないため好きにしてOK)
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穴あけ加工
穴を作成する位置にある円をすべて選択し(Shift押しながら複数選択)、選択し終わったら右側のツールバーから「穴あけ加工」を選択します。
切削深さは、材料厚+0.2mmが基本(+0.1mmでもOKだが、穴が開かない可能性アリ)です。
「計算」をクリックすると、「板を突き抜けます...」という警告が表示されますが、「無視」で問題ないです。 -
輪郭加工[内側]
一番外側の輪郭以外の内側の加工をしたい部分をすべて選択し(Shift...同上)、選択し終わったら右側のツールバーから「輪郭加工」を選択します。
「内側」を選択し、切削深さが穴あけ加工の時の切削深さと一緒であることを確認します。
次に「タブ」を作成します。「タブを追加」をクリックし、タブを追加する場所をクリックして追加していきます。
タブとは、輪郭を削った後に板材の余り部分(端材部分)が板の上に乗ったりすることで切削の邪魔をすることがないよう、あえて板についたままにする部分のことです。 「計算」をクリックして、警告メッセージを無視して、次に進みます。
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輪郭加工[外側]
一番外側の輪郭を選択します。選択し終わったら先ほどと同じ「輪郭加工」を選択します。 「外側」を選択し、切削深さが穴あけ加工の時の切削深さと一緒、またはその深さ+0.1mmになっていることを確認します。
先ほどと同様に「タブ」を作成します。 タブを追加し終わったら、「計算」をクリックして、警告メッセージを無視して、次に進みます。 -
工具経路ファイルの生成(.ncファイル)
最後に、右側のツールバーから「工具経路ファイルの保存」をクリックして、工具経路を保存します。
ファイルタイプは .ncファイル であることを確認してから保存してください。
ノリ。(未執筆)