やねうら王の更新履歴 - mizar/YaneuraOu GitHub Wiki

やねうら王の更新履歴

2016年1月17日にGitHubで初めて公開して以降のすべての更新履歴です。資料用として残してあります。

メジャーバージョンアップの軌跡

V7.50

2022年5月7日リリース。

・V7.00から+R70以上強くなった

・(HashKeyが)128-bit Edition誕生
 mateバグが(天文学的確率でしか)起きない

以下、第32回世界コンピュータ将棋選手権 決勝の記事より引用。

・公開されているやねうら王の探索部
・公開されている水匠5
・カスみたいな定跡(自分ではカスではないと信じているのだが、初手58玉を見てそう思わない人がいるのか?)
・AWSで誰でも借りられるインスタンス(c6a.metal)
この4つの組み合わせで、世界大会 3位になれるということを自ら証明してしまった。

V7.00

2021年12月24日リリース。

探索部、最新のStockfishに追随し、かつ探索パラメーターを調整した。(V6.00から+R40程度up)
評価関数の実行ファイルへの埋め込みを可能に。
水匠5(NNUE)の評価関数内蔵型の実行ファイル追加。
定跡ファイル2GB以上のものも取り扱えるようにした。
Qugiyのアルゴリズムを用いた飛び利きの高速化。(nps+5%程度up)
リンク時最適化。(nps+2%程度up)
FV_SCALE調整できるようにした。(これと合わせ、水匠5では前バージョンから+R100程度up)
スーパーテラショック定跡生成コマンド追加。
fコマンド追加。
Graviton2をARM NEON SIMD対応
ベンチマークの実行時間を一定にする改良
学習時のテストロスの計算のスレッド並列処理をApery方式に変更し、高速化した
エンジンオプションのEvalDirで指定されたフォルタにある"eval_options.txt"でエンジン設定を読み込めるように。
eval_options.txtはdlshogiの設定ファイルと同じ形式で書けるようにした。
定跡DB上に非合法手があると、その手を選択した場合、定跡にhitしなかった扱いになっていたのを修正。
Mac用(Intel Mac / M1 Mac)の実行ファイルも追加。

V6.00

2021年1月1日リリース。

やねうら王 詰将棋エンジン追加
・df-pnを用いた新しい詰将棋ルーチンを用いたもの。
・30手前後の詰将棋は従来のソフトより速く解ける(メモリはわりと必要)
・詰み・不詰を100%間違わない。不詰(nomate)と出力された場合、100%不詰。
・単玉問題に対応。

ふかうら王(dlshogi互換エンジン)追加
・ふかうら王 Technology Preview #02
・CPU版、DirectML版、Intel MKL版、TensorRT版を用意。
・強さ的には本家dlshogiと同等ぐらいのはず。
・MultiPVに対応している、やねうら王の定跡ファイルがそのまま使える、64スレッド超えにも対応しているなど、本家dlshogiより優れている点もある。

やねうら王の探索部の改良
・やねうら王V5.00から比べると+R100以上。
・PV(読み筋)を思考の最後に必ず出力するようにした。
・詰将棋問題(実戦形式)の生成に対応。
やねうら王公式からクリスマスプレゼントに詰将棋500万問を謹呈 : http://yaneuraou.yaneu.com/2020/12/25/christmas-present/
・詰みを見つけてから、その2倍のdepthは回すようにしていたが、これだと最短手順を見つけられないことがあるので2.5倍のdepthまで継続して探索するようにした。

V5.00

2020年11月2日リリース。

やねうら王V5.00公開しました。WCSC29相当のやねうら王です。
V4.xx系からはR100以上強くなってるはずです。

V4.41

2017年5月3日リリース。

世界コンピュータ将棋選手権の大会当日に言うことじゃないんだろうけど、昨晩寝れなかったのでやねうら王のソースコードを少しいじってたところ、なんかよくわからんがR100以上強くなった模様。色々いじったあとなので計測ミスかも。もう寝る。ごめん。

ついでにさっきソースコードをいじってたら、またR30ぐらい強くなった。(気がする) V4.41としてGitHubにcommitしておいた。

WCSC終了後に公開されるであろう、上位チームの評価関数バイナリを用いるとfloodgateでR4000ぐらい行くと思う。(Xeon 24コアぐらいのPCで)

魔女の最新版よりは一回り強いはず。
応援席からは以上です。

V3.42

2016年7月22日公開。

やねうら王2016Midのほう、学習部も一通り書けたので、これで安定バージョンとします。
AVX2用以外にSSE4.2,SSE4.1,SSE2,no SSEの実行ファイルもビルドしなおしてGitHubのexeフォルダに放り込んでおきました。

V2.43

2016年4月4日リリース。

公開して間もないころ。Ponder機能もなく、Aperyよりずっと弱く、でも作ってて一番楽しかった時期。ようやくR3000の大台に乗ったのが嬉しかった。

やねうら王classic、floodgateでR3000を超えたのでやねうら王classicの開発はこれにて終了とします。まだponderとか持ち時間制御とか入れていないですが。(入れるとまだR100ぐらい強くなるはず)

V0.90

2016年1月17日リリース。

初めてやねうら王をGitHubで公開した日。

SSE2ありでコンパイルすると途中で落ちたりで、まだ最低限の動作するかすら怪しかった。