各々のエンジンオプションの説明については、

• 思考エンジンオプション 通常対局に関係するエンジンオプションで最重要なもの

を参考にしてください。

エンジンオプション名	意味	推奨値
Threads	スレッド数	論理コア数を指定します。 (BIOSの設定でHyperThreadingを有効にしておくこと) PCの排熱に自信がない場合は、物理コア数(通例、論理コア数の半分)を指定します。
USI_Hash	置換表サイズ	空き物理メモリを見ながら大きめに。 例) 16GBのRAMなら14000 MBぐらいを指定
MinimumThinkingTime	最小思考時間 ミリ秒	1000。ただし、2秒以内に指すと必ず計測1秒になるルールで指すなら2000を指定する方が少し得。

定跡を用いる場合は、定跡関係のエンジンオプションをご覧ください。

勝率の計測のために連続自己対局ソフトのようなものを用いる場合、1手1秒固定のような条件で対局させることがあるかと思いますが、その場合、NetworkDelay、NetworkDelay2を0を指定しておかないと、やねうら王では指定された時間より少し早めに指し手を返すため、公平な条件とは言えません。

また、MinimumThinkingTimeは、2秒以内に指すと必ず計測1秒になるルールで指すなら2000を指定する方が少し得ですが、他のソフトと対局させるなら、そのソフトの最小思考時間もこの条件に合わせておかないと公平ではないでしょう。

定跡を用いる場合は、定跡関係のエンジンオプションをご覧ください。

例えば、採択回数つきの定跡を用いる場合は、NarrowBookをオンにしておいたほうが悪い定跡をつかみにくいのでそちらのほうが勝率は上がるはずです。ただし、やねうら大定跡のような、定跡生成時に探索して、評価値がついている定跡を用いる場合は、NarrowBookは必ずオフにする必要があります。

世界コンピュータ将棋選手権、電竜戦、floodgateに参加する時は、大会に参加する時の設定の記事を参考にしてください。