02_1_Windows_Lin4Neuroのセットアップ - kytk/abis-web-2024 GitHub Wiki
- はじめに
- 500GB以上あるハードディスク領域の確保
- チュートリアル用Lin4Neuro仮想アプライアンスのダウンロード (2-3時間)
- VirtualBox 7.0.12以降 のインストール (10分)
- Lin4Neuro仮想アプライアンスのインポート (15分)
- 仮想マシンの設定 (5分)
- Lin4Neuroの起動 (5分)
- 参考. 仮想マシンの削除
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チュートリアルの準備には、約4-5時間必要となります。時間に十分に余裕をもって準備をされてください。なお、準備が終わった方にのみ当日のPumbleのリンクが表示されますので、必ず準備を行ってください。準備なしの参加はできません
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今回は完全オンライン開催ですが、ここに示すVirtualBox+Lin4Neuroの組み合わせで参加することで、過去のチュートリアルと同様にチューターや講師による手厚いサポートが受けることができます。脳画像解析の初心者の方々は記載されている通りに事前準備を行いチュートリアルへ参加することを強く推奨します。
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準備ができた方は、1月、2月、3月のデータ入手をしていただきますので、そちらのページに移動してください。
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Lin4Neuroはチュートリアルにあわせてアップデートされています。過去のLin4Neuroは使用できませんのでご注意ください。
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Lin4Neuroのダウンロードで約30GBダウンロードします。Pocket Wi-Fiなどでは確実にパケ死しますので、職場やご自宅のLAN環境から作業してください
- チュートリアルで使うLin4Neuroは最大400GBのハードディスクの設定がなされています。チュートリアルはすべて仮想マシン内で解析を行いますので、基本、空き領域が500GB以上ある外付けHDD/SSDを準備することをお勧めします(SSDの方が動作が速いです)。もちろん十分な容量のある内蔵ハードディスクをお使いの方はそちらで構いません。なお、外付けデバイスは若干ですが速度が落ちます。速度の観点からは USB3.0接続の外付けSSDを推奨します。SDカードは速度が非常に遅いため、使えません。
Lin4Neuroの仮想アプライアンスは約30GBありますので、分散ダウンロードできるプログラムを準備してあります。自身の環境にあわせて以下の対処を行ってください。Lin4Neuroを30のファイルに分割してダウンロードします。ネットワークの環境にもよりますが、1ファイルあたり5-10分程度かかりますので、ダウンロード終了に約2-4時間かかるとお考えください。なお、2024年1月〜3月で使用するLin4Neuroは共通です。
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仮想マシンをインストールしたいハードディスク/SSD に"VMs"フォルダ(Virtual Machines の略)を作成します。ここでは、外付けSSDのEドライブに"VMs"フォルダを作成する前提とします。なお、フォルダ名にはスペースや日本語(カタカナを含む)を入れないことを強くお勧めします。
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Windows用ダウンローダーをダウンロードします
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l4n_win_20231218.zip を E:\VMs の下にコピーします。(ご自身の環境にあわせて)
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l4n_win_20231218.zip を展開します
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l4n_win_20231218/l4n_win フォルダの中にある
get_L4N_win.bat
をダブルクリックします-
「WindowsによってPCが保護されました」という画面が出ますので、「詳細情報」をクリックします
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右下に「実行」ボタンが出ますので、実行をクリックします
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コマンドプロンプトの画面が立ち上がり、ダウンロードが始まります
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ダウンロードが完了すると、
E:\l4n_win_20231214\l4n_win
フォルダの中に L4N-2204-ABiS-20231218.ova というファイルが生成されます
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十分にネットワークが安定している方は、以下からダウンロードしてください。約30GBありますのでダウンロードには3〜4時間かかります。ネットワークが細い方は、上の分割ダウンロードを選択してください。分散ダウンロードの方がおそらく速いです。
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L4N-2204-ABiS-20231218.ovaのダウンロード(右クリックで「名前をつけてリンク先を保存…」で保存してください)
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Google Chromeなどの場合、下図のようなウォーニングが出てそのままだとダウンロードできません。「保存」をクリックしてダウンロードします。
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L4N-2204-ABiS-20231218.ovaのmd5値は、
36edc240d38668d5d0f405737d5b436d
になります。ファイルサイズの検証にお使いください- PowerShellから、
Get-FileHash -Algorithm md5 L4N-2204-ABiS-20231218.ova
で確認できます
- PowerShellから、
チュートリアルでは、VirtualBox 7.0.12以降の上で Lin4Neuro を動作させます。最新版の Lin4Neuro は、VirtualBox 7.0.12 で最適化されているため、前のバージョンのVirtualBoxを使用の方は必ず7.0.12以降にアップグレードしてください。
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VirtualBoxのサイト から、Windows用のVirtualBoxのインストーラーをダウンロードします
- 右のリンクから直接インストーラーをダウンロードできます Windowsインストーラー VirtualBox 7.0.12
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ダウンロードしたインストーラーを用いてVirtualBox 7.0.12 をインストールします
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はじめてVirtualBoxをインストールされる方の中に、"VirtualBox 7.0.12 needs the Microsoft Visual C++ 2019 Redistributable Package" という画面が出る方がいます
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この場合、Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージをインストールする必要があります。一度、VirtualBoxのインストールを中止し、 https://aka.ms/vs/17/release/vc_redist.x64.exe をダウンロードして、Visual C++ 再頒布可能パッケージをインストールしてから、再度 VirtualBox 7.0.12 をインストールしてください
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インストール後、VirtualBoxを起動します
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ダウンロードした仮想アプライアンス (L4N-2204-ABiS-20231218.ova) を用いて仮想マシンをインポートします
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VirtualBoxのメニューから ファイル → 仮想アプライアンスのインポート を選択します
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ファイルに、ダウンロードした L4N-2204-ABiS-20231218.ova を指定し、 次へ をクリックします
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設定画面が出ます。ひとつだけ気をつけていただきたいのが、 Machine Base Folder です。このフォルダの下に仮想マシンがインストールされます。必ず、**先程作った VMs フォルダを指定してください。**例では、
E:\VMs
を指定しています -
設定を確認したうえで、 インポート をクリックしてください
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インポートには10−15分程度かかります。辛抱強くお待ちください
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インポートが終了すると、VirtualBoxのメイン画面に、 L4N-2204-ABiS が表示されます。
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脳画像解析ソフトの一部(CONN, MRtrix, FreeSurferなど)はメモリをかなり消費します。そのため、ホストPCにメインメモリが16GB以上ある場合、メモリはデフォルトの4GBでなく、できたら8GBを割り当てることを推奨します。
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VirtualBoxのメイン画面で、L4N-2204-ABiSをクリックし、選択してから、 設定 をクリックします
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設定画面の システム をクリックします
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メインメモリーがデフォルトでは、4096MB、すなわち4GBとなっています。これを、ご自身のPCのメモリが16GB以上ならば、増やしてください。Windows/macOSが安定して動くためには、システムに最低4GB(できれば8GB)を与えることは必要です。そのうえで、Lin4Neuroのメモリを増やすことで、動きが改善します。お使いのPCが16GBのメモリを搭載しているならば、仮想マシンに8GB (8192MB)と設定してあげてください。1GB=1024MBです
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2022年12月以降、チュートリアルでは原則共有フォルダは使いません。皆様がLin4Neuroとホストマシンのデータをやりとりしたい時のための設定となります
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数GB以上あいているところに、エクスプローラーから、 share というフォルダを作成します。すべて小文字で作成してください
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設定画面で 共有フォルダー をクリックしたうえで、画面右側の共有フォルダを追加するアイコンをクリックします
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フォルダーのパス の右側の▼から、その他... を選択し、先程作成した share フォルダを選択します
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フォルダー名が share になっていることを確認します
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読み込み専用 と 自動マウント はチェックが入っていないことを確認してください
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このうえで、 OK をクリックします
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これで、設定は終了です
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VirtualBoxのメイン画面から、 L4N-2204-ABiS を選択したうえで、 起動 をクリックします
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下図のような画面になります。Enter/return を押すかそのまま待てば自動で起動します
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ログイン画面が立ち上がります。パスワードは lin4neuro です。すべて小文字です
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英語キーボードを使っている場合、以下のようにしてキーボードの配置を変更します
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画面右下のキーボードのアイコンを右クリックし、「設定」をクリックします
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「キーボード - 英語(US)」を下の上矢印を使って一番上に持っていきます
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PCがプロキシサーバを経由して外部ネットワークに接続されている場合は、先にターミナルから以下のコマンドを入力し、システムに対するプロキシ設定およびGitに対するプロキシ設定を行って下さい
#システムのプロキシ設定 cat << 'EOS' > proxy.sh MY_PROXY_URL="プロキシ名:ポート番号" HTTP_PROXY=$MY_PROXY_URL HTTPS_PROXY=$MY_PROXY_URL FTP_PROXY=$MY_PROXY_URL http_proxy=$MY_PROXY_URL https_proxy=$MY_PROXY_URL ftp_proxy=$MY_PROXY_URL export HTTP_PROXY HTTPS_PROXY FTP_PROXY http_proxy https_proxy ftp_proxy EOS sudo cp proxy.sh /etc/profile.d/proxy.sh source /etc/profile.d/proxy.sh
#gitの設定 git config --global http.proxy http://プロキシ名:ポート番号 git config --global https.proxy http://プロキシ名:ポート番号
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プロキシ名やポート番号は、所属機関・部署のネットワーク管理者にお尋ね下さい
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プロキシ設定が不要になった時は、以下のコマンドによって解除できます:
git config --global --unset http.proxy git config --global --unset https.proxy
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仮想マシンを削除するには、VirtualBoxのメイン画面で、削除したい仮想マシンを選び、右クリックをして、除去(R)... を選択します
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次にあらわれる画面で、すべてのファイルを削除 を選択します