接続と設定 - kanta/STEP800_prototype GitHub Wiki

接続と設定

電源の接続

使用できる電源について

STEP800にはDC12Vから32Vまで入力可能です。この電圧は直接モータドライバに供給されます。また基板上で5Vと3.3Vに降圧されて制御電源に使用しています。 USB端子にPCなどを接続した場合は制御電源のみ供給されます。

電源端子

ターミナルには4つのねじ式端子があり、左手の2個がマイナス、右手の2個がプラスの端子です。ねじ径はM3です。直接ケーブルの芯線を締めこむこともできますが、専用の端子を使うとより確実に接続できます。 適合する端子の例としては以下のものがあります。

  • ニチフ TMEX1.25-3N

電源電圧とモータの動きの関係

モータの接続

STEP800はバイポーラ型ステッピングモータで、相電流が5A程度以下のものが使用可能です。 使用可能なモータの例についてはこちらを参照してください。

接続端子

motor connector

基板上は3.81mm(0.150インチ)ピッチのヘッダ(ユーロスタイル・ターミナルブロック)になっています。嵌合するコネクタには以下のものがあります。

  • Phoenix Contact 1803594
  • TE Connectivity AMP Connectors 284507-4
  • Würth Elektronik 691361300004

基板に付属している製品は下記のものです。

  • Ningbo Kangnex Elec WJ15EDGK-3.81-4P

センサの接続

各軸に対して原点検出用入力端子があり、センサやスイッチを接続できます。ステッピングモータは自分の位置を検出することができないため、別途センサを使って起動時に原点復帰の動作が必要です。 モータドライバICに直接接続されていて、ドライバでの座標管理に使用することができます。

接続端子

JST(日本圧着端子製造株式会社)のXAシリーズコネクタです。適合するコネクタは下記を参照してください。

品名 型番 備考
(参考)基板ポスト B03B-XASK-1 (LF)(SN) 基板上へ実装されている部品
ハウジング XAP-03V-1 差し込むコネクタ部本体
コンタクト BXA-001T-P0.6 ハウジングへ挿入する接続部

ピン配置

ピン番号 機能
1 GND
2 SW/センサ入力
3 5V出力

スイッチ/センサ用入力端子は3.3Vでプルアップされています。

ドライバ側は、入力端子がHigh(3.3v)からLow(0V)に遷移したタイミングで反応しますので、通常時に接点が開いている(ノーマルオープン)状態になるように機構とセンサ(またはスイッチ)を組み合わせる必要があります。

DIPスイッチの設定

STEP800のIDを設定します。IDはOSCメッセージの返答に使われるほか、IPアドレスや送信ポート番号にも反映されます。
IDは2進数で設定します。DIPスイッチによる2進数での設定はこちらが参考になります。
ディップスイッチによるチャンネル設定

ネットワークの設定

初期設定

項目 初期値
IPアドレス 10.0.0.100+ID
サブネットマスク 255.255.255.0
MACアドレス 0x60, 0x95, 0xCE, 0x10, 0x01, 0x00+ID
返信先アドレス 10.0.0.10
OSC受信ポート 50000
OSC送信ポート 50100+ID

MACアドレス

STEP800には個別のMACアドレスを割り振っていますが、初期値は上記の通りになっています。使用開始時にMACアドレスの設定をお願いします。

SETUPスイッチ

このスイッチを押しながらリセットあるいは電源投入をすると、セットアップモードに入る、という機能を作る予定ですが、まだ機能が実装されていないので現状では押しても何も起きません!ネットワーク設定を変更する場合はファームウェアを直接書き換えて書き込みなおす必要があります。

microSDカード

同じくまだ何も作っていないのですが、設定をSDカード経由でできる方法を検討中です。