【Linux】Linuxコマンドリスト - j-komatsu/myCheatSheet GitHub Wiki

Linuxコマンドリスト

目的

Linuxコマンドを利用して効率的なシステム管理やファイル操作を行う。


インデックス

  1. ls - ディレクトリの内容を一覧表示する
  2. cd - ディレクトリを移動する
  3. pwd - 現在の作業ディレクトリを表示する
  4. cp - ファイルやディレクトリをコピーする
  5. mv - ファイルやディレクトリを移動または名前を変更する
  6. rm - ファイルやディレクトリを削除する
  7. mkdir - 新しいディレクトリを作成する
  8. rmdir - 空のディレクトリを削除する
  9. cat - ファイルの内容を表示する
  10. grep - ファイル内の特定の文字列を検索する
  11. find - ファイルやディレクトリを検索する
  12. chmod - ファイルやディレクトリの権限を変更する
  13. chown - ファイルやディレクトリの所有者を変更する
  14. df - ファイルシステムのディスク使用量を表示する
  15. du - ディレクトリやファイルのディスク使用量を表示する
  16. top - 現在のプロセスとシステム情報をリアルタイムで表示する
  17. ps - 現在実行中のプロセスを表示する
  18. kill - 特定のプロセスを終了させる
  19. tar - ファイルをアーカイブまたは解凍する
  20. wget - URLからファイルをダウンロードする
  21. curl - URLからデータを取得または送信する
  22. ssh - リモートサーバーに接続する
  23. scp - リモートサーバー間でファイルをコピーする
  24. rsync - ファイルやディレクトリを効率的に同期する
  25. head - ファイルの先頭部分を表示する
  26. tail - ファイルの末尾部分を表示する
  27. sort - テキストを並べ替える
  28. uniq - 重複行を削除またはカウントする
  29. wc - ファイルの行数、単語数、バイト数をカウントする
  30. awk - テキストを処理・解析する
  31. sed - テキストを置換または編集する
  32. echo - メッセージを出力する
  33. date - 現在の日時を表示または設定する
  34. uptime - システムの稼働時間を表示する
  35. who - 現在ログインしているユーザーを表示する
  36. df - ディスク使用量を表示する
  37. free - メモリ使用量を表示する
  38. ping - ネットワーク接続をテストする
  39. netstat - ネットワーク接続を表示する
  40. ifconfig - ネットワークインターフェースを設定または表示する
  41. ip - ネットワークインターフェースを管理する
  42. traceroute - ネットワーク経路を追跡する
  43. nslookup - DNS名やIPアドレスを照会する
  44. dig - DNS情報を詳細に照会する
  45. ftp - FTPサーバーに接続してファイルを送受信する
  46. scp - リモートサーバー間で安全にファイルをコピーする
  47. rsync - ファイルやディレクトリを効率的に同期する
  48. htop - プロセスの詳細情報をインタラクティブに表示する
  49. vmstat - システムのパフォーマンス情報を表示する
  50. iostat - CPU使用率やディスクI/Oの統計を表示する

1. ls

  • 目的: ディレクトリの内容を一覧表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -l: 詳細表示
    • -a: 隠しファイルも表示
    • -h: サイズを人間に読みやすい形式で表示
  • 使用例:
    ls -lah
    

2. cd

  • 目的: ディレクトリを移動する。
  • よく利用されるオプション: オプションなし(引数にパスを指定)
  • 使用例:
    cd /path/to/directory
    

3. pwd

  • 目的: 現在の作業ディレクトリを表示する。
  • よく利用されるオプション: オプションなし
  • 使用例:
    pwd
    

4. cp

  • 目的: ファイルやディレクトリをコピーする。
  • よく利用されるオプション:
    • -r: ディレクトリを再帰的にコピー
    • -p: 属性(パーミッションやタイムスタンプ)を保持
    • -i: 上書き前に確認
  • 使用例:
    cp -rp source/ destination/
    

5. mv

  • 目的: ファイルやディレクトリを移動または名前を変更する。
  • よく利用されるオプション:
    • -i: 上書き前に確認
    • -v: 処理内容を表示
  • 使用例:
    mv -iv oldname newname
    

6. rm

  • 目的: ファイルやディレクトリを削除する。
  • よく利用されるオプション:
    • -r: ディレクトリを再帰的に削除
    • -f: 確認なしで強制削除
    • -i: 削除前に確認
  • 使用例:
    rm -rf directory
    

7. mkdir

  • 目的: 新しいディレクトリを作成する。
  • よく利用されるオプション:
    • -p: 必要な親ディレクトリも同時に作成
    • -v: 作成したディレクトリを表示
  • 使用例:
    mkdir -pv new_directory/sub_directory
    

8. rmdir

  • 目的: 空のディレクトリを削除する。
  • よく利用されるオプション:
    • --ignore-fail-on-non-empty: 空でないディレクトリのエラーを無視
  • 使用例:
    rmdir directory_name
    

9. cat

  • 目的: ファイルの内容を表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -n: 行番号を付けて表示
    • -E: 行末に $ を表示
  • 使用例:
    cat -n filename
    

10. grep

  • 目的: ファイル内の特定の文字列を検索する。
  • よく利用されるオプション:
    • -i: 大文字と小文字を区別しない
    • -r: ディレクトリ内を再帰的に検索
    • -n: 行番号を表示
  • 使用例:
    grep -rin 'search_term' directory/
    

11. find

  • 目的: ファイルやディレクトリを検索する。
  • よく利用されるオプション:
    • -name: ファイル名で検索
    • -type: ファイルの種類(f: ファイル, d: ディレクトリ)
    • -mtime: 更新日時で検索
  • 使用例:
    find /path -name '*.txt'
    

12. chmod

  • 目的: ファイルやディレクトリの権限を変更する。
  • よく利用されるオプション:
    • +x: 実行権限を追加
    • -R: ディレクトリを再帰的に適用
  • 使用例:
    chmod +x script.sh
    

13. chown

  • 目的: ファイルやディレクトリの所有者を変更する。
  • よく利用されるオプション:
    • -R: 再帰的に適用
  • 使用例:
    chown -R user:group /path/to/directory
    

14. df

  • 目的: ファイルシステムのディスク使用量を表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -h: 人間に読みやすい形式で表示
    • -T: ファイルシステムのタイプを表示
  • 使用例:
    df -hT
    

15. du

  • 目的: ディレクトリやファイルのディスク使用量を表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -h: 人間に読みやすい形式で表示
    • -s: 合計のみ表示
  • 使用例:
    du -sh /path
    

16. top

  • 目的: 現在のプロセスとシステム情報をリアルタイムで表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -u: 特定のユーザーのプロセスを表示
    • -n: 更新回数を指定
  • 使用例:
    top -u username
    

17. ps

  • 目的: 現在実行中のプロセスを表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • aux: すべてのプロセスを表示
    • -ef: 詳細形式で表示
  • 使用例:
    ps aux
    

18. kill

  • 目的: 特定のプロセスを終了させる。
  • よく利用されるオプション:
    • -9: 強制終了
  • 使用例:
    kill -9 PID
    

19. tar

  • 目的: ファイルをアーカイブまたは解凍する。
  • よく利用されるオプション:
    • -c: アーカイブを作成
    • -x: アーカイブを展開
    • -v: 処理内容を表示
    • -f: ファイル名を指定
  • 使用例:
    tar -cvf archive.tar files
    

20. wget

  • 目的: URLからファイルをダウンロードする。
  • よく利用されるオプション:
    • -c: 中断したダウンロードを再開
    • -q: 進行状況を表示しない
  • 使用例:
    wget -c http://example.com/file
    

21. curl

  • 目的: URLからデータを取得または送信する。
  • よく利用されるオプション:
    • -O: ファイルを保存
    • -I: ヘッダー情報を表示
  • 使用例:
    curl -O http://example.com/file
    

22. ssh

  • 目的: リモートサーバーに接続する。
  • よく利用されるオプション:
    • -i: 秘密鍵を指定
    • -p: ポート番号を指定
  • 使用例:
    ssh -i private_key.pem user@hostname
    

23. scp

  • 目的: リモートサーバー間でファイルをコピーする。
  • よく利用されるオプション:
    • -P: ポート番号を指定
    • -r: ディレクトリを再帰的にコピー
  • 使用例:
    scp -P 2222 file user@remote:/path
    

24. rsync

  • 目的: ファイルやディレクトリを効率的に同期する。
  • よく利用されるオプション:
    • -a: アーカイブモード(属性を保持)
    • -v: 詳細表示
    • --delete: 同期元にないファイルを削除
  • 使用例:
    rsync -av --delete source/ destination/
    

25. head

  • 目的: ファイルの先頭部分を表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -n: 表示する行数を指定
  • 使用例:
    head -n 10 filename
    

26. tail

  • 目的: ファイルの末尾部分を表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -n: 表示する行数を指定
    • -f: 末尾を追跡(ログ監視など)
  • 使用例:
    tail -f logfile
    

27. sort

  • 目的: テキストを並べ替える。
  • よく利用されるオプション:
    • -n: 数値順でソート
    • -r: 逆順でソート
  • 使用例:
    sort -nr file
    

28. uniq

  • 目的: 重複行を削除またはカウントする。
  • よく利用されるオプション:
    • -c: 出現回数を表示
    • -d: 重複行のみ表示
  • 使用例:
    uniq -c sorted_file
    

29. wc

  • 目的: ファイルの行数、単語数、バイト数をカウントする。
  • よく利用されるオプション:
    • -l: 行数を表示
    • -w: 単語数を表示
    • -c: バイト数を表示
  • 使用例:
    wc -l filename
    

30. awk

  • 目的: テキストを処理・解析する。
  • よく利用されるオプション:
    • -F: 区切り文字を指定
    • {}: 処理内容を記述
  • 使用例:
    awk -F":" '{print $1}' file
    

31. sed

  • 目的: テキストを置換または編集する。
  • よく利用されるオプション:
    • -i: ファイルを直接編集
    • s/pattern/replacement/: パターンを置換
  • 使用例:
    sed 's/old/new/' file
    

32. echo

  • 目的: メッセージを出力する。
  • よく利用されるオプション:
    • -n: 改行なしで出力
    • -e: エスケープシーケンスを解釈
  • 使用例:
    echo -e "Hello\nWorld"
    

33. date

  • 目的: 現在の日時を表示または設定する。
  • よく利用されるオプション:
    • +%Y-%m-%d: 日付形式を指定
    • +%T: 時刻形式を指定
  • 使用例:
    date '+%Y-%m-%d %T'
    

34. uptime

  • 目的: システムの稼働時間を表示する。
  • よく利用されるオプション: オプションなし
  • 使用例:
    uptime
    

35. who

  • 目的: 現在ログインしているユーザーを表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -H: ヘッダーを表示
  • 使用例:
    who -H
    

36. df

  • 目的: ディスク使用量を表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -h: 人間が読みやすい形式
  • 使用例:
    df -h
    

37. free

  • 目的: メモリ使用量を表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -m: メガバイト単位で表示
  • 使用例:
    free -m
    

38. ping

  • 目的: ネットワーク接続をテストする。
  • よく利用されるオプション:
    • -c: 実行回数を指定
  • 使用例:
    ping -c 4 example.com
    

39. netstat

  • 目的: ネットワーク接続を表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -tuln: 現在の接続状況を表示
  • 使用例:
    netstat -tuln
    

Linuxコマンドリスト

目的

Linuxコマンドを利用して効率的なシステム管理やファイル操作を行う。


40. ifconfig

  • 目的: ネットワークインターフェースを設定または表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -a: すべてのインターフェースを表示
    • up: インターフェースを有効化
    • down: インターフェースを無効化
  • 使用例:
    ifconfig -a
    

41. ip

  • 目的: ネットワークインターフェースを管理する。
  • よく利用されるオプション:
    • addr: IPアドレスを表示
    • link: ネットワークリンクを表示
    • route: ルーティングテーブルを表示
  • 使用例:
    ip addr
    

42. traceroute

  • 目的: ネットワーク経路を追跡する。
  • よく利用されるオプション:
    • -n: ホスト名を解決しない
    • -m: 最大ホップ数を指定
  • 使用例:
    traceroute -n example.com
    

43. nslookup

  • 目的: DNS名やIPアドレスを照会する。
  • よく利用されるオプション:
    • set type=A: Aレコードを照会
    • set type=MX: メールサーバーの情報を照会
  • 使用例:
    nslookup example.com
    

44. dig

  • 目的: DNS情報を詳細に照会する。
  • よく利用されるオプション:
    • +short: 簡潔な出力
    • +trace: ルートサーバーからのトレース
  • 使用例:
    dig example.com +short
    

45. ftp

  • 目的: FTPサーバーに接続してファイルを送受信する。
  • よく利用されるオプション:
    • -n: 自動ログインを無効化
    • -v: 詳細表示
  • 使用例:
    ftp example.com
    

46. scp

  • 目的: リモートサーバー間で安全にファイルをコピーする。
  • よく利用されるオプション:
    • -P: ポート番号を指定
    • -r: ディレクトリを再帰的にコピー
  • 使用例:
    scp -P 22 file user@remote:/path
    

47. rsync

  • 目的: ファイルやディレクトリを効率的に同期する。
  • よく利用されるオプション:
    • -a: アーカイブモード(属性を保持)
    • -v: 詳細表示
    • --delete: 同期元にないファイルを削除
  • 使用例:
    rsync -av --delete source/ destination/
    

48. htop

  • 目的: プロセスの詳細情報をインタラクティブに表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -u: 特定のユーザーのプロセスを表示
  • 使用例:
    htop
    

49. vmstat

  • 目的: システムのパフォーマンス情報を表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -s: 詳細な統計情報を表示
    • -d: ディスクI/Oの統計を表示
  • 使用例:
    vmstat 1 5
    

50. iostat

  • 目的: CPU使用率やディスクI/Oの統計を表示する。
  • よく利用されるオプション:
    • -x: 詳細なI/O統計を表示
    • -d: ディスクの統計のみ表示
  • 使用例:
    iostat -x