【開発ナレッジ】MacでのJava開発環境構築方法 - j-komatsu/myCheatSheet GitHub Wiki

MacでのJava開発環境構築方法

1. はじめに

Java開発を始めるには、JDK(Java Development Kit)、IDE(IntelliJ IDEA)、Git環境が必要です。
本ページでは、Mac環境でのJava開発環境の構築方法について、初学者向け専門者向けの両方の視点から解説します。

また、GitHubにあるJavaプロジェクトをクローンし、ローカル環境で実行するための手順も含めています。

2. 必要なツールのインストール

2.1 JDKのインストール

初学者向け(Homebrewを使用)

# Homebrewを使ってOpenJDKをインストール
brew install openjdk

# 確認
java -version

備考(Windowsユーザー向け)

  • MacではWindowsの「Chocolatey」や「Scoop」のようなパッケージマネージャーとして「Homebrew」が広く使われています。
  • Homebrewがインストールされていない場合は、以下のコマンドで導入してください。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

専門者向け(バージョン指定・手動インストール)

# 指定バージョンのJDKをインストール
brew install openjdk@17

# パスを通す
echo 'export PATH="/opt/homebrew/opt/openjdk@17/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc

2.2 IntelliJ IDEAのインストール

# Community Editionのインストール
brew install --cask intellij-idea-ce

または、JetBrains公式サイト からダウンロード可能。

2.3 Gitのインストール

# HomebrewでGitをインストール
brew install git

Gitのバージョン確認:

git --version

2.4 SourceTreeのインストール

# HomebrewでSourceTreeをインストール
brew install --cask sourcetree

または、SourceTree公式サイト からダウンロード。

3. GitHubのJavaプロジェクトをクローンし実行

3.1 GitHubリポジトリのクローン

# GitHubのリポジトリをローカルにクローン
git clone https://github.com/your-repo/sample-java-project.git

cd sample-java-project

3.2 IntelliJ IDEAでプロジェクトを開く

  1. IntelliJ IDEAを起動し、**「Open」**を選択。
  2. クローンしたプロジェクトフォルダを選択。
  3. IntelliJが自動的にMavenまたはGradleを検出し、依存関係をダウンロード。

3.3 ビルドツール(Maven/Gradle)の確認

プロジェクトが Maven または Gradle を使用している場合、以下のコマンドでビルド可能。

Mavenの場合

mvn clean install

Gradleの場合

gradle build

3.4 Javaアプリケーションの実行

java -jar target/sample-java-project.jar

または、IntelliJ IDEAの**「Run」**ボタンで実行可能。

4. 追加の確認事項

  1. JDKのバージョン: プロジェクトの pom.xml(Maven)や build.gradle(Gradle)に指定されているバージョンと一致しているか確認。
  2. 環境変数の設定: .env ファイルや application.properties の確認。
  3. データベース: MySQL/PostgreSQLを使用する場合は、ローカル環境にセットアップ。
  4. ポートの競合: Spring Bootなどを使用する場合、ポート 8080 が空いているか確認。

5. まとめ

  • Java開発にはJDK、IntelliJ IDEA、Gitが必要。
  • GitHubリポジトリをクローンしてIntelliJで開く。
  • MavenやGradleのビルドを確認。
  • アプリケーションを実行して動作を確認。

これでMacでのJava開発環境が整い、GitHubのプロジェクトをローカルで実行できます!