【用語集】財務・会計用語集 - j-komatsu/myCheatSheet GitHub Wiki

財務・会計用語集

目的

財務や会計に関する基本的な用語を整理し、企業の財務管理や会計業務を効率的に進めるためのリファレンスを提供します。


詳細

用語 説明
キャッシュフロー 現金の流入と流出を示す指標で、企業の財務状況を把握するために用いられる。
ROI(Return on Investment) 投資に対するリターン(利益)を測定する指標。
PL(Profit and Loss Statement) 損益計算書。一定期間の収益、費用、利益を示す財務諸表。
BS(Balance Sheet) 貸借対照表。企業の資産、負債、純資産の状態を一定時点で示す財務諸表。
CF(Cash Flow Statement) キャッシュフロー計算書。現金の流れを営業活動、投資活動、財務活動ごとに分類した財務諸表。
EBITDA(Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization) 税引前利益に利息、税金、減価償却費を加算した指標。
ROE(Return on Equity) 自己資本利益率。株主資本に対する収益性を測る指標。
ROA(Return on Assets) 総資産利益率。企業の総資産を活用した収益性を測定する指標。
自己資本比率 総資産に対する自己資本の割合を示す指標。
流動比率 流動資産を流動負債で割った指標で、短期的な支払い能力を示す。
当座比率 当座資産(現金や売掛金)を流動負債で割った指標で、即時支払い能力を示す。
固定資産回転率 売上高を固定資産で割った指標で、固定資産の効率的な活用度を測定。
在庫回転率 売上原価を平均在庫で割った指標で、在庫の効率的な管理を測る。
売掛金回転率 売上高を平均売掛金で割った指標で、売掛金の回収効率を示す。
負債比率 負債総額を自己資本で割った指標で、財務の安定性を測る。
フリーキャッシュフロー 営業活動によるキャッシュフローから設備投資を差し引いた指標で、自由に使える現金を示す。
デット・エクイティ比率(D/E比率) 負債と自己資本の割合を示す指標で、財務リスクを評価。
固定比率 固定資産を自己資本で割った指標で、自己資本の固定資産への投資割合を示す。
利払い前税引前利益(EBIT) 営業利益に非営業収益を加えた指標。
税引前利益 企業が税金を支払う前の利益を示す指標。
純利益 すべての費用を差し引いた後に企業が得た最終的な利益。
配当性向 純利益のうちどの程度を株主に配当として還元するかを示す指標。
EPS(Earnings Per Share) 1株当たりの純利益を示す指標。
BPS(Book Value Per Share) 1株当たりの純資産を示す指標。
企業価値(EV: Enterprise Value) 企業の総価値を示す指標で、株式時価総額と純負債を合計したもの。
レバレッジ 借入を活用して自己資本利益率を向上させる仕組み。
時価総額 株価に発行済株式数を掛けた企業の市場価値。
減価償却費 長期資産の購入費用を使用年数に応じて配分する会計処理。
繰延資産 費用が発生したが、将来にわたって利益を生むと考えられる資産。
内部留保 企業が得た利益のうち、配当などに回さず事業拡大やリスク対策のために留保した資金。
利益剰余金 純利益から配当や準備金を差し引いた後に残る利益の累積額。
資本準備金 資本金の増加に関連して積み立てられる準備金。
利益準備金 法律で積立が義務付けられている利益の一部を蓄えるための準備金。
総資本回転率 売上高を総資本で割った指標で、資本の効率的な利用を測定。
営業キャッシュフロー 企業の本業による現金の流れを示す指標。
投資キャッシュフロー 設備投資や資産売却による現金の流れを示す指標。
財務キャッシュフロー 借入や株式発行、配当支払いなどによる現金の流れを示す指標。
収益性分析 事業や投資の収益性を評価するための分析手法。
損益分岐点(BEP) 収益が費用を上回るために必要な売上高を示すポイント。
流動資産 現金、売掛金、在庫など、短期間で現金化可能な資産。
固定資産 建物、設備、土地など、長期的に使用される資産。
流動負債 支払い期限が1年以内の負債(例: 買掛金、短期借入金)。
固定負債 支払い期限が1年以上の負債(例: 社債、長期借入金)。
未払金 支払いがまだ完了していない負債。
売上原価 商品やサービスを生産・提供するために直接かかった費用。
営業利益 売上高から売上原価と販売費・一般管理費を差し引いた利益。
経常利益 営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を差し引いた利益。
純資産 総資産から総負債を差し引いた残りの資産。
株主資本 株主が出資した資本と企業が稼いだ利益の蓄積。
有形固定資産 建物、土地、機械設備など、形のある固定資産。
無形固定資産 特許権、商標権、ソフトウェアなど、形のない固定資産。
繰延税金資産 将来の税金の減少につながる資産。
繰延税金負債 将来の税金の増加につながる負債。
税効果会計 会計上の利益と税務上の利益の違いを調整するための会計手法。
法人税等調整額 税効果会計に基づいて計算された法人税額の調整分。
棚卸資産 在庫として保管されている商品や原材料。
手元流動性 現金やすぐに現金化できる資産の総額。
債権回転期間 売上債権が現金化されるまでの平均日数。
仕入債務回転期間 仕入債務が支払われるまでの平均日数。
金利負担率 営業利益に対する金利支払いの割合を示す指標。
資本コスト 資金調達にかかるコスト(株主資本コストと負債資本コストの合計)。
加重平均資本コスト(WACC) 資本コストを株主資本と負債資本の割合で加重平均したもの。
償却費 資産の価値を使用年数にわたって分割計上する費用。
リース負債 リース契約に基づく将来の支払い義務。
短期借入金 1年以内に返済予定の借入金。
長期借入金 返済期限が1年以上の借入金。
資産評価損 資産の価値が減少した際に計上される損失。
収益認識基準 企業が収益を計上するタイミングや方法を定める基準。
連結決算 親会社と子会社を合わせたグループ全体の決算を行う会計手法。
単体決算 1つの企業のみを対象とした決算。
四半期決算 1年間を4つの期間に分けて実施される決算。
内部統制 業務の適正性や財務報告の信頼性を確保するための仕組み。
ディスクロージャー 企業が投資家や利害関係者に情報を開示すること。
利益率 売上高に対する利益の割合を示す指標。
付加価値 売上高から外部購入費用を差し引いた額で、企業が創出した価値を示す。
営業外収益 本業以外で得られる収益(例: 金融収益や投資収益)。
営業外費用 本業以外で発生する費用(例: 支払利息や為替差損)。
特別損益 一時的または異常な事象により発生する損益。
利益剰余金比率 純資産に対する利益剰余金の割合を示す指標。
自己金融比率 自己資本を用いた資金調達の割合を示す指標。
資金循環分析 企業内の資金の流れを分析し、資金運用の効率性を評価する手法。
内部資金 企業が自ら生み出した資金(例: 営業活動によるキャッシュフロー)。
外部資金 借入や株式発行などで調達された資金。
オフバランスシート取引 貸借対照表に計上されない取引(例: 一部のリースや合弁事業)。
資金繰り 現金の収入と支出を管理し、資金不足を防ぐ活動。
償還 借入金や債券の返済を行うこと。
減損処理 資産の帳簿価額が回収可能価額を上回る場合に、その差額を損失として計上する処理。
短期投資 1年以内に現金化することを目的とした投資(例: 株式や短期債券)。
長期投資 1年以上の保有を目的とした投資(例: 株式や不動産)。
投資有価証券 長期保有を目的とした株式や債券などの有価証券。
売買目的有価証券 短期売買を目的とした株式や債券などの有価証券。
時価評価 資産や負債を現在の市場価格で評価する会計処理。
時価総額法 有価証券を時価で評価し、損益計算書に反映する会計方法。
買掛金 商品やサービスを購入した際に発生する未払い金。
未収収益 収益が発生したが、まだ現金が回収されていない状況。
未払費用 費用が発生したが、まだ支払われていない状況。
引当金 将来の費用や損失に備えて計上される負債。
退職給付引当金 従業員の退職金支払いに備えて計上される引当金。
減損損失 資産の回収可能価額が帳簿価額を下回る場合に計上される損失。
会計基準 財務諸表を作成する際に従うべきルールや指針。
国際財務報告基準(IFRS) 国際的に統一された財務報告基準。
日本会計基準 日本国内で使用される財務報告基準。
米国会計基準(US GAAP) 米国で使用される財務報告基準。
監査役 企業の財務報告や業務運営の適正性を監視する役職。
監査報告書 財務諸表が適正かどうかを示す監査法人や監査役の報告書。
内部監査 企業内で業務や財務報告の適正性を確認する活動。
外部監査 第三者が財務諸表の適正性を監査する活動。
連結子会社 親会社が支配権を持つ子会社。
持分法適用会社 持分法によって財務諸表に反映される会社。
株主総会 株主が集まり、企業の重要事項を決定する場。
取締役会 企業の重要な経営方針を決定する役員会議。
株主配当 企業が利益の一部を株主に分配すること。
自己株式 企業が自社株を市場から買い戻した株式。
普通株式 株主に議決権が与えられる一般的な株式。
優先株式 普通株式よりも配当や清算時の優先権がある株式。
社債 企業が資金調達のために発行する債券。
転換社債 一定条件で株式に転換できる社債。
株式公開買付け(TOB) 特定の価格で大量の株式を買い付けるための手続き。
企業再編 合併、買収、事業分割などを通じて企業を再構築するプロセス。
資本充実策 増資や株式発行を通じて自己資本を増加させる取り組み。
資本構成 企業の資金調達手段の構成比率(自己資本と負債の割合)。
リスクプレミアム 投資リスクに見合う追加的な利益。
デフォルトリスク 債務不履行が発生するリスク。
為替差損益 為替レートの変動によって発生する損益。
固定費 売上高に関わらず一定額発生する費用(例: 家賃、固定給)。
変動費 売上高や生産量に応じて変動する費用(例: 原材料費、配送費)。
限界利益 売上高から変動費を差し引いた利益。
営業資本 流動資産から流動負債を差し引いた残額で、短期的な資金繰りを示す指標。
資金調達コスト 資金を調達するためにかかるコスト(例: 利子、発行手数料)。
借入金比率 総資産に対する借入金の割合を示す指標。
株式分割 発行済株式数を増やして株式の流動性を高める手法。
株式併合 発行済株式数を減らして1株あたりの価値を引き上げる手法。
公募増資 不特定多数の投資家を対象に新株を発行して資金を調達する方法。
第三者割当増資 特定の第三者に新株を発行して資金を調達する方法。
新株予約権 将来一定の条件で株式を購入できる権利。
利益配分 企業が得た利益を株主、従業員、事業拡大のために分配すること。
財務分析 財務諸表を用いて企業の収益性、安全性、効率性を評価するプロセス。
クイックアセット 現金や売掛金など、すぐに現金化できる資産。
債務償還能力 借入金や負債を返済する能力を示す指標。
資本収益率 投下された資本に対する収益性を測る指標。
キャピタルゲイン 資産を売却することで得られる差益。
キャピタルロス 資産を売却することで発生する差損。
ファンドフロー 企業の資金の流れを分析し、経営の効率性を評価する手法。
オプション債 債券とオプションの特徴を持つ金融商品。
ヘッジ取引 リスクを軽減するために行われる取引(例: 先物、オプション)。
為替予約 将来の為替レートを固定することでリスクを回避する手法。
デリバティブ 金融派生商品。基礎資産の価格変動に基づいて価値が決まる商品。
オフショアファンド タックスヘイブンなど海外に設立された投資ファンド。
パリティ価格 株式転換社債の転換価値に基づいて算出される理論価格。
利息負担比率 営業利益に対する利息支払額の割合を示す指標。
コベナンツ条項 債権者が貸付先に対して課す制約条件。
シンジケートローン 複数の金融機関が共同で企業に貸し付けを行うローン。
モラトリアム 借入金返済の一時猶予期間。
ディレバレッジ 借入金を減少させて財務リスクを低減する取り組み。
オペレーティングリース 資産の使用権を短期間借りる契約形式。
ファイナンスリース 資産を長期間借りる契約形式で、実質的には購入と同様の取扱い。
クレジットライン 企業が金融機関から一定額まで借り入れ可能な枠。
不良債権 回収が困難な債権。
バーゼル規制 銀行の自己資本比率やリスク管理について定めた国際規制。
信用格付け 債券や発行体の信用リスクを評価する格付け。
ソブリンリスク 国家が債務を履行できなくなるリスク。
ファンドラップ 投資信託をまとめて管理し、分散投資を行うサービス。
リースバック 資産を売却後にリース契約で借り戻す取引。
スピンオフ 企業の一部門を独立した新会社として分離すること。
事業譲渡 企業の特定事業を他社に譲渡する取引。
リキャピタリゼーション 資本構成を変更して財務の安定性を高める再構築プロセス。
資産流動化 不動産や債権などの資産を証券化して流動性を高める取引。
プライベートエクイティ 未上場企業に投資してその価値を向上させる資金。
ベンチャーキャピタル 高成長が期待されるスタートアップ企業に資金を提供する投資。
LBO(Leveraged Buyout) 借入を活用して企業を買収する手法。
メザニンファイナンス 株式と負債の中間的な資金調達手段(例: 転換社債)。
アセットファイナンス 資産を担保にした資金調達手段。
ワークアウト 経営危機にある企業が再建を目指して行う手続きや交渉。
ターンアラウンド 経営状況の悪化から企業を立て直すプロセス。
ゴーイングコンサーン 企業が将来も事業を継続できるという前提。
資産超過 負債を超える資産を保有している状態。
債務超過 資産を超える負債を抱えている状態。
ディストレスト資産 財務危機や市場環境の変化により価値が大幅に低下した資産。
ファイナンシャルモデリング 企業の財務状況を予測するための数値モデルの構築。
DCF法(Discounted Cash Flow) 将来のキャッシュフローを割引率で現在価値に換算する企業評価手法。
NPV(Net Present Value) 投資の現在価値と初期投資額との差額を算出する手法。
IRR(Internal Rate of Return) 投資の収益率を示す内部収益率。
ペイバック期間 投資回収に要する期間を示す指標。
資本的支出(CAPEX) 設備投資や資産購入に充てる費用。
営業費用(OPEX) 日常業務に必要な運転資本や費用。
サステナブルファイナンス 環境や社会に配慮した資金調達や投資活動。
グリーンボンド 環境改善プロジェクトに資金を充てるために発行される債券。
ソーシャルボンド 社会課題の解決を目的としたプロジェクトに資金を充てる債券。
ブルーボンド 海洋保全プロジェクトに資金を提供するための債券。
インパクト投資 社会的・環境的な成果を追求しながら収益も得る投資。
エンゲージメント投資 投資先企業に対して積極的に働きかけを行う投資手法。
ダイリューション 新株発行やストックオプション行使により、既存株主の持分が希薄化する現象。
ストックオプション 役員や従業員に一定価格で自社株を購入する権利を付与する制度。
リース料 リース契約に基づき、資産の使用に対して支払われる料金。
バイアウト 企業の経営権を取得する目的で株式を買収すること。
マネジメントバイアウト(MBO) 既存の経営陣が企業を買収して独立する手法。
株式非公開化 上場企業が株式を買い戻して非上場化するプロセス。
IPO準備 企業が株式公開を目指して行う準備活動。
デューデリジェンス 企業買収時に実施される財務、法務、事業の詳細調査。
タックスシールド 借入金の利息支払いを損金として計上し、節税効果を得る手法。
資本効率 投下資本に対する利益や収益を測定する指標。
資金調達計画 企業の資金ニーズに応じた最適な資金調達方法を策定する計画。
融資審査 金融機関が借入希望者の返済能力や信用度を評価するプロセス。
信用スコア 個人や企業の信用度を数値化したもの。
長期資金 長期的なプロジェクトや資産購入に使用される資金。
短期資金 日常の運転資金や短期的な資金ニーズを満たすための資金。
ファクタリング 売掛債権を金融機関や専門業者に売却して資金を調達する手法。
リース割引 リース契約における未払リース料を現在価値に割り引く処理。
取立手数料 売掛債権や手形の回収代行にかかる手数料。
支払期日管理 債務や支払いの期日を適切に管理するためのプロセス。