【プロジェクト管理】開発手法の比較(ウォーターフォール・アジャイル・他の開発手法) - j-komatsu/myCheatSheet GitHub Wiki
開発手法の比較(ウォーターフォール・アジャイル・他の開発手法)
📌 目次
1. 開発手法の一覧
開発手法 | 特徴 | 適用範囲 |
---|---|---|
ウォーターフォール | 計画重視、段階的に進める | 大規模プロジェクト |
アジャイル | 柔軟性が高く、短い開発サイクル | 小・中規模プロジェクト |
スパイラルモデル | リスク管理を重視、反復的 | 大規模プロジェクト |
V字モデル | 各工程でテスト工程を組み込む | 品質管理が厳しいプロジェクト |
リーン開発 | 無駄を省いて効率的に開発 | スタートアップ、小規模プロジェクト |
2. ウォーターフォール開発(Waterfall Model)
読み方: ウォーターフォール(Waterfall)
2.1 初学者向け説明
ウォーターフォール開発は、開発の各工程を 順番 に進める手法です。 名前の通り、「滝(Waterfall)」のように 上から下へ流れる ように工程が進みます。
【開発の流れ】
- 要件定義(何を作るか決める)
- 設計(システムの設計を決める)
- 実装(プログラムを書く)
- テスト(バグがないか確認する)
- リリース(本番環境に公開する)
- 運用・保守(システムを管理・修正する)
以下の図のように 各工程が完了してから次に進む ことが特徴です。
flowchart TD
A[要件定義] --> B[設計]
B --> C[実装]
C --> D[テスト]
D --> E[リリース]
E --> F[運用・保守]
3. アジャイル開発(Agile Development)
読み方: アジャイル(Agile)
3.1 初学者向け説明
アジャイル開発は、短いサイクル(イテレーション) で開発とテストを繰り返す手法です。
flowchart TD
A[計画] --> B[開発]
B --> C[テスト]
C --> D[フィードバック]
D --> E[改善]
E --> B
4. その他の開発手法
4.1 スパイラルモデル(Spiral Model)
読み方: スパイラル(Spiral)
スパイラルモデルは、ウォーターフォールとアジャイルの中間的な開発手法で、リスク管理を重視 した開発プロセスです。
【開発の流れ】
- 計画(基本設計・要求定義)
- リスク分析(リスク特定・評価)
- 設計・実装(機能の開発・テスト)
- 評価・フィードバック(リリース前の調整)
- 次のスパイラルへ(改良・追加開発)
4.2 V字モデル(V-Model)
読み方: ブイモデル(V-Model)
V字モデルは、ウォーターフォールを拡張し、各開発工程に対応するテストフェーズを持つ開発手法です。
flowchart TD
A[要件定義] --> B[設計]
B --> C[実装]
C --> D[単体テスト]
D --> E[統合テスト]
E --> F[システムテスト]
F --> G[運用・保守]
4.3 リーン開発(Lean Development)
読み方: リーン(Lean)
リーン開発は、無駄を省きながら、顧客価値を最大化することを目的とした開発手法です。
5. 開発手法の比較
比較項目 | ウォーターフォール | アジャイル | スパイラル | V字モデル | リーン開発 |
---|---|---|---|---|---|
開発期間 | 長期間 | 短期間 | 中長期 | 長期間 | 短期間 |
柔軟性 | 低い | 高い | 高い | 低い | 高い |
計画性 | 高い | 変動 | 高い | 高い | 低い |
適用範囲 | 大規模プロジェクト | 小・中規模 | 大規模 | 大規模 | スタートアップ |
6. まとめ
各開発手法にはメリットとデメリットがあります。 プロジェクトの 規模、柔軟性、リスク管理 を考慮して適切な手法を選びましょう。