Aurora と 通常のDB・RDS の違いまとめ
種類 |
説明 |
通常のDB |
自分のPCやサーバーにインストールして使うもの。例:MySQL, PostgreSQL |
RDS |
AWSが提供するクラウド上のDBサービス(マネージド)。セットアップが楽になる。 |
Aurora |
RDSの1つで、超高速&高可用性を持ったAWS製のDB。MySQL/PostgreSQL互換! |
- RDS(アールディーエス)
- Aurora(オーロラ)
特徴 |
通常DB |
RDS (MySQL等) |
Aurora (MySQL互換) |
管理 |
自分で全部やる |
AWSがサポート(簡単) |
さらに自動で楽になる |
可用性 |
手動で設定が必要 |
マルチAZ設定あり |
自動で6コピーを3AZに配置 |
スケーラビリティ |
手動でスケール |
ストレージ自動拡張 |
最大128TBまで自動拡張 |
読み取り性能 |
通常 |
通常 |
最大15リーダー追加可能 |
起動時間 |
OSから立ち上げる |
数分 |
数秒 |
🌐 アーキテクチャの違い (Mermaid.js)
graph TD
A[アプリケーション] -->|JDBC接続| B[RDS MySQL]
A -->|JDBC接続| C[Aurora Cluster]
C --> C1[Writer]
C --> C2[Reader1]
C --> C3[Reader2]
Loading
項目 |
通常DB |
RDS |
Aurora |
自動バックアップ |
❌ |
✅ |
✅(最大35日) |
フェイルオーバー |
❌(自前) |
✅(マルチAZ構成) |
✅(秒単位切替) |
ストレージ |
固定 |
自動拡張(最大64TB) |
自動拡張(最大128TB) |
スナップショット |
手動 |
✅ |
✅ |
リードレプリカ |
❌ |
✅(最大5つ) |
✅(最大15) |
料金 |
最安 |
やや高 |
高め(性能◎) |
🧪 例:Auroraを使ったSpring Boot接続設定
# application.properties
spring.datasource.url=jdbc:mysql://<cluster-endpoint>:3306/dbname
spring.datasource.username=admin
spring.datasource.password=yourpassword
spring.datasource.driver-class-name=com.mysql.cj.jdbc.Driver
<!-- pom.xml -->
<dependency>
<groupId>mysql</groupId>
<artifactId>mysql-connector-j</artifactId>
<version>8.0.33</version>
</dependency>
💬 通常のDBは「1冊のノート」
RDSは「ノートに自動でインデックスをつけてくれる本棚」
Auroraは「クラウド上の図書館。ノートを落としても自動で予備があり、すぐ復旧する」
Aurora を選ぶべき人 |
高速でスケーラブルなDBが必要な人 |
可用性を重視しているサービス |
メンテナンスコストを減らしたい |