レイアウト基礎講座 - izudon/izudon.github.io GitHub Wiki
- 第1部「様式」
- 第1日「視覚度」「図版率」
- 第2日「文字や写真の ジャンプ率」
- 第3日「グリッド 拘束率」「版面率」
- 第4日「組型」「書体」
- 第2部「」
- 第5日「」「」
- 第6日「」「」
- 第7日「」「」
第1部 - 形を整える
第7日
第6日
第5日
第1部 - 様式を学ぶ
第4日「組型」「書体」
構成(文字組み)には3原型あり、不用意に混在させると品位が下がる。
- A:左右揃え型 合理的・ビジネスライク(最も一般的)。
A':頭揃え(後ろなりゆき)型 AとCの中間。 - B:中央揃え型 格調高い・優雅・上品
(写真の下に文字を回り込ませないのも「中央揃え」の一つ) - C:自然型 自由・のびのび・自然。
第3日
版面率
グリッド拘束率
第2日「ジャンプ率」
ジャンプ率 とは 大小差 のこと。
写真のジャンプ率
- ジャンプ率を高く してとびきり大きい写真を1つ設けると、
メリハリの効いた歯切れの良い誌面となる。 - ジャンプ率を低く して全ての写真を同じ大きさにすると、
穏やかで格調高い印象となる。 - 大きい枠に全身、小さい枠にアップを入れると、
結果的にジャンプ率は低くなり印象には残らない。
思い切って大きい枠にアップを入れ、小さい枠は全身にすると、
ジャンプ率が高くなりパンチの効いた誌面となる。
文字のジャンプ率
- ジャンプ率を高くすると、
活気が出て興味をそそられる誌面となる。
ただ大きくした部分の文言にパンチがないとアンバランスな印象となるため、
このあと文言を工夫していく必要がある。
ジャンプ率が高いと活気は出るが、落ち着きがなくなるという側面もあり、
求められるジャンプ率がどのあたりなのかは、探っていく必要がある。 - ジャンプ率が低くなると、
活気はなく場合によっては読む気をなくすが、上品で穏やかな印象を与える。
「落ち着いて読める」という側面もある。 - 新聞の一面などは1200%のジャンプ率。
雑誌では2000%というのがある。
第1日「視覚度」「図版率」「様式効果」
図版率
文字だけの紙面は参加しにくい 。
逆に 文字ゼロの誌面は無言の空間 となる。
(図版率100%は無言の空間)
- 文字だけのページに写真が加わると急に文章も生き生きしてくる。
- 写真だけのページも文字が加わると逆に写真も生き生きしてくる。
- 図版率は50%前後になると、急激に好感度がアップする。
視覚度
文字よりも 絵的な要素の強いこと を「視覚度」という。
- 同じ文字でも、デザインされた字体やポップなフォントの方が、
また単なる文字でも、囲みをつけたりすることで、視覚度はアップする。 - 同じ写真でも、風景や静物よりは、動物や人物、特に子どもの写真、
直立した写真よりは動きやポーズのある写真、
全身の写真よりは表情のわかる、顔のアップなどの方が、
視覚度は高いということになる。
「モチーフの訴求度」 - 視覚度が上がればより活力にあふれ、訴求度が高いイメージ。
逆に視覚度が下がれば、単調で落ち着いたイメージとなる。
様式効果とは - オリエンテーション
名刺
様式によって訴えるものが違ってくる
- ビジネス風の名刺(整頓された)
- 元気いっぱいの営業マンらしい様式(活気あふれる/図版が大きい/斜体字のコピー)
- 自由や個性を大切にする拡張高い様式(デザインっぽい)
サークルのチラシ
- 写真より図版より文章より、様式 による効果の方が、
大きく(強く・先に)相手に伝わってしまう。 - 逆に 様式 を 誤る と、中の図版や文章がいかに魅力的でも、
訴求したい相手には 届かなく なってしまう。
- ロボットが空飛んでる(余白が多く寂しい)
- りんごの木の下から大人と子どもが顔をだす(手書きで温もりのある字)