Windows用libcurlのビルド方法 - hengband/hengband GitHub Wiki

概要

Windows版をビルドするとき、libcurlのスタティックリンクライブラリおよびヘッダファイルの作成方法を記載する。 現在これらのファイル群は 専用のリポジトリ で管理しており、変愚蛮怒のソースコードにサブモジュールとして登録している。

ビルド環境

  • OS: Windows 10 or 11
  • Visual Studio 2022

手順

  1. GitHubのcurlのページからリポジトリを git clone する。クローン済みの場合 git fetch で最新のリモートリポジトリに更新する

  2. ビルドしたいバージョンをチェックアウトする

バージョン 8.7.1 のタグをブランチ curl-8.7.1 にチェックアウトする例

git checkout curl-8_7_1 -b curl-8.7.1
  1. curlソースコードトップディレクトリの buildconf.bat を実行する

  2. 「x86 Native Tools Command Prompt for VS 2002」を起動し、今後のコマンドライン入力はそちらで行う

  3. curlソースコードの winbuild ディレクトリへ移動し、nmakeによりビルドを行う。

リリース版ライブラリのビルド

nmake /f Makefile.vc mode=static RTLIBCFG=static DEBUG=no

デバッグ版のビルド

nmake /f Makefile.vc mode=static RTLIBCFG=static DEBUG=yes
  1. ビルドが完了すると、curlソースコードの builds ディレクトリの下に次のディレクトリができる。
  • libcurl-vc-x86-release-static-ipv6-sspi-schannel
  • libcurl-vc-x86-debug-static-ipv6-sspi-schannel

この中にある、libディレクトリに、それぞれリリース版とデバッグ版のスタティックリンクライブラリが生成されている。また、includeディレクトリにヘッダファイルがある。ヘッダファイルはリリース版とデバッグ版ともに全く同じ内容である。