OpenCV4.2.0のインストール - graspPlugin/wiki GitHub Wiki

はじめに

APTでros-foxy-desktopパッケージをインストールした際にOpenCVも一緒にインストールされますが,GStreamerという無効にしたい機能が有効の状態でインストールされます. そこでこのページではGstreamerを無効にした上でOpenCVをビルドし,使えるようにする手順を説明します.

環境・バージョン

OS: Ubuntu 20.04

インストール

前提パッケージのインストール

sudo apt update && sudo apt install -y cmake g++ wget unzip

OpenCVのソースコードのダウンロード

# ホームディレクトリへ移動
cd
# ソースコードをダウンロード
wget -O opencv.zip https://github.com/opencv/opencv/archive/4.2.0.zip
# ダウンロードしたzipファイルを解凍
unzip opencv.zip

ビルドオプションの設定(GStreamerの無効化)

# 解凍したディレクトリへ移動
cd opencv-4.2.0
# buildディレクトリを作成し移動
mkdir build && cd build
# cmake
cmake ..
# ccmakeでオプションを設定
ccmake ..

ここでビルドオプションの画面が表示されるので,方向キーでWITH_GSTREAMERを選択し, Enterキーを押してOFFに切り替える.

c->gキーを押し設定変更を適用する.

ビルドとインストール

makeコマンドでビルドを行う.結構時間がかかるので気長に待ちましょう.

# nprocコマンドで確認した数値をjオプションで指定することでマルチスレッドで処理しビルドが早くなる
# nprocで8の場合 -> make -j8
make

終了したらビルドでできた成果物をシステムにインストールする.

sudo make install
sudo /sbin/ldconfig

これでOpenCVをGStreamer機能を無効化した状態でインストールすることができました.

参考サイト