[cnoid]GraspPluginとCnoidInterfaceの導入 - graspPlugin/wiki GitHub Wiki

はじめに

本実験室のロボットシステムを動作させるためにはChoreonoidにGraspPluginCnoidInterfaceプラグインを導入する必要があります. ここではその手順を示します.

なお前提として以下の2つのセットアップが必要となるので済ませておいてください.

GraspPluginの導入

GraspPluginとは?

GraspPluginとは辻先生と大阪大学の原田先生が開発したChoreonoid用のプラグイン群です. アーム先端にエンドエフェクタが取り付けられた構成のロボットシステムに対して、把持計画、軌道計画、作業計画など、(逆運動学を含む)種々の計画問題を解くことが出来るものです.

GraspPluginにはベースとなるGraspのほかにTaskBasePRMといったプラグインが含まれます.

本研究室ではこのGraspPluginを用いてGP7の軌道・把持動作を生成します.

ソースコードのダウンロードと必須パッケージのインストール

この手順を行う前にあらかじめGitHubとSSH接続を確立しておく必要があります.このページを参考にあらかじめ接続しておきましょう.

ソースファイルのダウンロード

cd ~/choreonoid-1.7.0/ext/
git clone [email protected]:graspPlugin/grasp-plugin.git graspPlugin

前提ソフトウェアのインストール

bash ./graspPlugin/Grasp/install-requisities-ubuntu.sh

ブランチの切り替え

cd graspPlugin/
git checkout ubuntu-2004_premaster

ビルド

GraspPluginを含めた状態でchoreonoidを再ビルドします. 一旦choreonoid-1.7.0ディレクトリに移動しcmakeを実行

cd ~/choreonoid-1.7.0/
cmake .
make -j16

CnoidInterfaceの導入

CnoidInterfaceとは?

CnoidInterfaceとはChoreonoid上でrcs-ros2と通信を行いロボットシステムを制御するためのプラグインです.

現在はGraspPluginやその他プラグインの機能を使いつつ開発を行っています.

必須パッケージのインストール

CnoidInterfaceに必要な必須パッケージをインストールします.

cd ~/choreonoid-1.7.0/ext/graspPlugin/CnoidInterface
bash install-requisities-ubuntu.sh

ccmakeによるビルド設定とビルド実行

ccmakeを用いてCnoidInterface他必要なプラグインを設定します.

cd ~/choreonoid-1.7.0/
ccmake .

方向キーでGRASP_PLUGINSを選択し, Enterキーを押してから以下のように記述します.これは~/choreonoid-1.7.0/ext/graspPlugin/配下のうちビルドしたいプラグインを羅列したものです.

Grasp;GeometryHandler;PRM;TaskBase;ROS2;CnoidInterface

記述後に再びEnterキーを押します.

方向キーでBUILD_GEOMETRY_EXEを選択し, Enterキーを押してONに切り替えます.

c->e->c->e->gの順にキーに押します.

再度choreonoidをビルドします.

make

動作確認

choreonoidを起動し正常にGraspPluginCnoidInterfaceプラグインが読み込めているかを確認します.

choreonoid