Users_ファームウェアの書き込み_Windows11 - gfd-dennou-club/mrubyc-esp32 GitHub Wiki
1. はじめに
本ドキュメントは OS として Windows11 を用いる場合のファームウェアの書き込み方法について述べる. 書き込みに用いるのは,マイコンメーカ (Espressif) の提供する Windows 用 GUI ツールである.Windows の管理者権限が無くても動作する.
2. デバイス名の確認
マイコンを USB ケーブルで接続した後,「デバイスマネージャー」を起動する.「ポート (COM と LPT)」を開き,USB Serial Port に書かれている COM* (* は数字) を確認する. 以下の例では COM10 である.
3. マイコンへのファームウェアの書き込み
3.1 ファームウェアの取得
本リポジトリの zip (mrubyc-esp32-master.zip) を自分のパソコンに Download する. zip ファイルを展開し,firmware フォルダの中に複数の .bin ファイルが存在することを確認する.
3.2 書き込みツールの取得
ESP32 マイコンのメーカである espressif の Web ページから,「Support > Download > Tools」を選択すると,以下のようなダウンロードページ (https://www.espressif.com/en/support/download/other-tools)が開く. この「Flash Download Tools」を自分のパソコンにダウンロードする.
3.3 書き込みツールの利用
espressif のページからダウンロードした zip ファイルを展開し,flash_download_tool_XXX.exe (XXX はバージョン名) を実行する. 起動したら,最初の画面で,ChipType : ESP32, WorkMode : Develop を選択する.
次にツール画面で,3.1 節でダウンロードしたファームウェアの .bin ファイルを以下の図のように指定する. COM のところは 2 節で確認した COM ポートを指定する (この例では COM63).各 .bin ファイルを指定した行の先頭に チェックを入れないと実際に書き込まれないので注意すること.
- bootloader.bin @ 0x1000
- main.bin @ 0x10000
- ota_data_initial.bin @ 0xe000
- partition-table.bin @ 0x8000
準備ができたら,START ボタンをクリックする.FINISH となるまで待つ.