15_1_Tools - gaj-cg/ray-mmd-docs-ja GitHub Wiki
15.Tools
Toolsフォルダには、ray-mmd用のツールが2つ有ります。
一つはイメージベースのスカイボックスを作るツール(cmft_rgbt_x1024)、もう一つは、ポイントライトやスポットライトで使用できる、IES(配光データ)ファイルをHDRに変換するツール(IES2HDR)です。
それぞれ、zip形式で圧縮されているので展開してから使いましょう。
cmft_rgbt_x1024
Radiance形式(拡張子.hdr)のハイダイナミックレンジイメージ(HDRI)から、イメージベースのスカイボックス用に必要な画像データを作成するツールです。
また、Sphere Light IBLにも使用することが出来ます。
Radiance形式(拡張子.hdr)の画像(HDRI)は、ray-mmdのreadme.mdのResourcesに幾つかリンクが有りますし、他にもフリーで使えるHDRIは有ります。
cmft_rgbt_x1024 ファイル一覧
| ファイル名 | 説明 |
|---|---|
| Template フォルダ | テンプレート。作成した画像データを入れ、別名コピーして使用します。 |
| cmft_x64_fast_rgbt.exe | 精度低:64ビットOS用変換ツール |
| cmft_x64_high_rgbt.exe | 精度高:64ビットOS用変換ツール |
| cmft_x64_medium_rgbt.exe | 精度中:64ビットOS用変換ツール |
| cmft_x86_fast_rgbt.exe | 精度低:32ビットOS用変換ツール |
| cmft_x86_high_rgbt.exe | 精度高:32ビットOS用変換ツール |
| cmft_x86_medium_rgbt.exe | 精度中:32ビットOS用変換ツール |
| LICENSE.txt | ライセンスの書かれたテキストファイル |
| README.png | 使い方の書かれた画像 |
cmft_rgbt_x1024 使い方
-
Radiance形式(拡張子.hdr)の画像(HDRI)を用意します。
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用意したHDRIをツールのフォルダ(cmft_rgbt_x1024)にコピーし、
skybox.hdrにリネームします。 -
skybox.hdrを任意のexeにドラッグ・アンド・ドロップします。
変換が始まり、skybox.dds、skydiff_hdr.dds、skyspec_hdr.ddsの3つのファイルが作成されます。
(変換元のファイルと同じ所に変換後のファイルは作成されます。変換には結構時間がかかると思います。) -
作成された3つのファイル(
skybox.dds、skydiff_hdr.dds、skyspec_hdr.dds)をTemplate\textureフォルダに移動します。
作成に使用したskybox.hdrは不要なので削除してかまいません。 -
Templateフォルダをray-mmdのSkyboxフォルダにコピーし、フォルダ名をわかりやすいようにリネームします。
(変換元のファイル名が良いかもしれません)
IES2HDR
IES(配光データ)ファイル(拡張子.IES)をHDRI(拡張子.hdr)に変換するツールです。変換したファイルはPoint Light IESやSpot Light IESで使用することができます。
(IES は Illuminating Engineering Society の略です)
IES2HDR ファイル一覧
| ファイル名 | 説明 |
|---|---|
| Source code フォルダ | ソースコードのフォルダ |
| IES2HDR.exe | 変換ツール |
| README.jpg | 使い方の書かれた画像 |
IES2HDR 使い方
-
IES(配光データ)ファイル(拡張子.IES)を用意します。
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IES(配光データ)ファイル(拡張子.IES)を
IES2HDR.exeにドラッグ・アンド・ドロップします。
(変換元のファイルと同じ所に変換後のファイルは作成されます。) -
作成したHDRファイルをスポットライトで使う場合は、
ray-mmd\Lighting\SpotLightIESを別名でコピーします。
ポイントライトで使う場合は、ray-mmd\Lighting\PointLightIESを別名でコピーします。 -
作成したHDRファイルを
IES.HDRにリネームして、コピーしたフォルダのDefaultにあるIES.HDRと入れ替えます。