130_Samples - embedded-kiddie/beauto-rover-arm GitHub Wiki

1.3 サンプル・プロジェクトの探索

LPCXpresso のインストールディレクトリ、例えば C:\nxp\LPCXpresso_8.2.2_650\lpcxpresso\Examples には ARM Cortex-M ファミリー 用のサンプル・プロジェクトが収められています。これらをコードリーディングすることは勉強にもなりますし、本リポジトリでもレジスタの使い方や設定順などを参考にしてきました。

サンプル・プロジェクトは、ARM が提供する CMSIS をベースとしたものと NXP が提供する LPCOpen をベースとしたものがあります。ここでは LPC1343 に関係するプロジェクトの幾つかを紹介します。

Legacy\CMSIS_CORE\CMSIS_CORE_Latest.zip

階層化された CMSIS コンポーネントのコア部分です。

CMSIS Version6 CMSIS Components より

LPC1343用は CMSIS_CORE_LPC13xx ですが、何故か全く同じプロジェクトが Legacy\NXP の下にも入っています。NXP による Code Red の買収 が絡んでいると思いますが、紛らわしいです。

LPCOpen\lpcopen_2_05_lpcxpresso_nxp_lpcxpresso_1343.zip

NXP が提供する LPCOpen というドライバ、ミドルウェア上に構築されたサンプル集です。

興味深いところでは freertos_blinky というのがあって、マルチタスクでLチカしています。FreeRTOS といば Amazon による買収 が有名ですネ。

新規プロジェクト作成時の Wizard 選択について

Quickstart Panel あるいはファイルメニューから新規プロジェクトを作成する際、下図のような選択肢が出てきます。この時の選択肢が上で解説したライブラリというワケです。

ちなみに C Project (semihosted) は、USBシリアル通信プロジェクトのインポート で解説した通り Redlib (semihost) が適用され、LPC-Link などでデバッグする際に PC をホストとして IDE のコンソールに printf() の出力を表示させたい場合の選択肢と思われます。


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