OpenCV package化 - eiichiromomma/CVMLAB GitHub Wiki

(OpenCV) package化

自分でビルドしたOpenCVを配布パッケージにする

インストール時にソースを含めるか否かを選べるので,ソフトウェアの配布の他,バージョンを固定した開発環境の構築にも有効。

※WindowsとMac OS Xで確認済み

準備

Windows

NSIS Wiki からNSIS (Nullsoft Scriptable Install System)を拾ってきてインストール。 レジストリに場所が登録されるらしいのでPATHの指定は不要。

Mac OS X

特に必要なものは無し

CMake

CMakeを起動し,OpenCVのソースツリーを選んで設定を行なう。この時に

BUILD_PACKAGE

をONにする。そしてConfigure->Generate

Packageの作成

Visual Studio (Windows)

一通りビルドした後に配布したい方のソリューションでPACKAGEプロジェクトをビルドする。大分待つが_CPack_PackagesにOpenCV-2.3.1-win32.exeのような名前でインストーラが作成される。サイズは300MBくらい。

中身

mainとsrcで構成され,インストール時に選択可能。

  • main:bin, data, doc, include, lib, Python2.7, samplesで150MB弱
  • src: (恐らく)全ソースが含まれ2GB弱

但し,Releaseで作ったパッケージにはReleaseしか含まれないので注意。両方入れたい場合は両方インストール? アンインストーラもちゃんと用意されており,コントロールパネルからアンインストールが可能で,公式パッケージとほぼ同様に扱える。

実行環境を作るだけならmainで十分だが,ちゃんとした開発環境にはsrcも必要。binをPATHに含めるかはインストール時に指定可能。

Mac OS X

sudo make package

を実行すると

OpenCV-2.3.1-Darwin.dmg
OpenCV-2.3.1-Darwin.tar.bz2

の2ファイルが作られる(_CPack_Packagesの下にはもっと色々ある)。前者はインストーラパッケージで,後者は/usr/local辺りに展開するツリー構造。

中身

インストーラパッケージでは基本的にはWindows同様にmainとsrcを選択できる。