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Books 書籍紹介

主にCV関係の書籍を手短に紹介

Computer Vision, Image Processing

実践コンピュータビジョン (O'Reilly Japan)

Pythonによるコンピュータビジョンの実践。OpenCVのcv2モジュールだけでなくNumpy, Scipy, Matplotlib, PIL, LibSVM, VLFeat等一通りPythonでコンピュータビジョン関連を扱うのに十分なツール群を使っている。Pythonについてはソースが読める程度の知識が必要。

いきなりFeature Descriptorsから始まるので古典的な画像処理の勉強には向かない。

OpenCVによる画像処理入門 (KS情報科学専門書)

OpenCVの入門書でC/C++およびPythonのインターフェイスに対応している。C++については2.xのインターフェイスに対応し,Pythonのcv2モジュールに触れている和書として希少である。

画像処理入門と銘打ってはいるが「OpenCVによる画像処理」の入門と考えた方が良い。学部1~4年生程度で1, 2ヶ月でマスターして貰いたい内容。凝った事をしたい人には物足りない。

(追記) 講義での「写経」を意識しての事だがサンプルソースが配布されていない。全ソースを打ち込む訳ではなく3.6, 3.7に掲載の雛形を基に、後で解説される各処理を差し替えるようなスタイルで進む。ただ、挿入するソースも行番号が1行目から始まっているのでプログラミング初学者には分からないかも知れない。

ディジタル画像処理 (CG-ARTS協会)

CG-ARTS協会の画像処理エンジニア検定の教科書。資格の教科書だけあって画像処理に関連して入出力デバイスや色空間等も含めて広く押さえている。門馬の画像処理でも教科書として使用中。但し実装についてまでは深く触れていないので注意。

MATLABやOpenCV等で処理と関数を結び付けて利用可能となるレベルまでは習得できる。動画像処理や機械学習にも触れているがそこまで詳しくはない。

著者のWebページから講義資料とMATLABのソースが入手できた。

コンピュータビジョン (共立出版)

原著がMSRのRichard Szeliski, 訳者が日本の若手CV関係研究者のコンピュータビジョン関連の辞書とも言うべき書籍。別名CV鈍器。デカい。重い。が,コンピュータビジョンに関わるのであれば一通り目を通しておく必要がある。

和書で特定の問題のState-of-the-artを知る事ができ,取り組むべき問題との切り分けができるのは希少な存在。

デジカメの画像処理 (オーム社)

画像処理やコンピュータビジョンが「どこで」「どのように」使われているかを分かり易く解説した本。タイトル通り,光学的要素が多め。画像を研究で扱うにはどのように画像が撮られるかの知識も重要。

Python

IPython Interactive Computing and Visualization Cookbook

洋書。前半はIPythonの導入だけでなく,プロファイリング,最適化手法,OpenMPやGPGPUによるHPC,D3.jsとの連携と手広く解説。後半はPythonによる標準的な事例紹介として,統計解析,機械学習,数値演算,信号処理,画像処理,Deterministic/Stochastic dynamical systemsなどについて解説。

電気回路

世界一わかりやすい電気・電子回路 これ1冊で完全マスター! (KS理工学専門書)

名前の通り直流理論から交流理論,そのまま電子回路まで。回路理論の部分の考え方は講義に結構近い。ただ分かりやすさを優先したせいか,アドミタンスは殆ど登場しない(コンダクタンスは名前すら無い)。電気回路での山場である回路解析の閉路電流法や節点電圧法,相互インダクタンスの項が無いのが残念。 電子回路についてはオペアンプ→ダイオード→トランジスタ→FETの順で,予備知識無しの人にとってわかりやすい作り。

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