文書作成 WordとInkscape - eiichiromomma/CVMLAB GitHub Wiki

(文書作成) WordとInkscape

Inkscapeで作成した図をMS Office用に出力する

※原図の保存はSVG形式で行なうこと

なぜInkscapeなのか

よく使おうとするアプリの問題点

  • Word, PowerPoint: MS Office以外での再利用が難しい
  • ペイント系: 拡大、縮小するとギザギザが目立つ。画面では綺麗でも印刷でギザギザ。

Inkscapeの理由

  • ドロー系: 拡大しても綺麗なまま
  • フリー: ドロー系の代表格としてIllustratorがあるが高価。
  • 任意のサイズへの出力: ポスターも作れる
  • 豊富な出力形式: PDF, EPS, EMF, WMF等が出力可能
  • DPI指定でのPNG出力: 細かさと原稿上でのサイズを指定して出力可能

準備

図の作成

普通に図を作る。 使い方はゼミ、独学(書籍が出ている)等で勉強。

ページサイズの設定

標準だとA4サイズのまま出力されるケースがあるので、作成した図のサイズに変更する。

「ドキュメントの設定」を選択

何も選択していない状態で「ページを選択オブジェクトにフィット」を選択

バージョンによってボタンが隠れている場合もあるが、カスタムサイズの中にある。

ページ枠が図のサイズになっていたら成功。

ドロー系での出力

「ファイル」-「名前を付けて保存」を選び、"ファイルの種類"を目的の形式に選択。

EMF, WMF形式

Windows版以外は未確認。Windows用のアプリケーションとの相性が良い。 図の埋め込み/貼り付けがあると失敗するケースも多い。

出力の際には「テキストをパスに変換」をチェックしておいた方が貼り付けに失敗しない。

EPS形式

Windowsに限らず、Mac, Linuxでも使えてMS Officeでの出力も綺麗だが、画面上ではギザギザの多い状態で表示される。おまけにファイルサイズも大きくなる。印刷向き。

サイズ決め打ち出力(ペイント系)

PNGへの出力

リサイズ

貼り付け後はサイズを一切変更しない前提で出力する。

作成した図が原稿上の寸法でない場合には、図を全て選択してから、図中の手順でリサイズする。

リサイズした場合には上で説明したページサイズの変更を再度行なう。

「ビットマップにエクスポート」を選択

PNG形式しか出力できないが、まず問題無い。

ビットマップサイズの指定

紙に出力する場合はプリンタの性能にも依るが300dpiあれば無難なレベルの出力になる。

ファイル名は一旦入力するとSVGファイルに記憶されるが、別名で保存してもファイル名を追従して変えてくれないので注意。ちなみにフルパスではなくファイル名だけにしておくと、SVGファイルと同じフォルダに保存される。