CUI版の使い方 - dongaba/TVerRec GitHub Wiki

Windows 環境での説明が主体となっていますが、CUI での実行については MacOS や Linux でも基本的に同様の操作・動作となっています。

Windows での実行方法

一括ダウンロード(全自動)

ジャンルや推しの番組・タレントを指定し、条件に合致する番組をまとめてダウンロードする方法です。 以下の手順でバッチファイルを実行してください。

  1. TVerRec をダウロードして任意のディレクトリで解凍してください。

    • または、git cloneしてください。ただし、リリース版ではないため不具合が含まれている可能性があります。
  2. 環境設定方法ダウンロード対象番組の設定方法ダウンロード対象外番組の設定方法 を参照して環境設定、ダウンロード設定を行ってください。

  3. win/start_tverrec.cmdを実行してください。

    • キーワードファイルに記載のあるジャンルや番組、タレントの条件に合致する番組はすべてダウンロードされます。

      • ただし、条件に合致しても、ダウンロード対象外の条件と合致した場合はダウンロードされません。(ワイルドカード使用可能)
      • インターネット帯域を有効に使って高速ダウンロードするために複数番組を並列でダウンロードします。
      • 並列ダウンロードの上限数は設定ファイルで指定可能です。
    • 番組のダウンロードが終わった後、ゴミファイルの削除、ダウンロードした番組の検証、移動先への移動を行います。

      • ダウンロードした番組の検証は、PC の性能によっては長い時間がかかります。
      • ハードウェアデコードや簡易検証などを使うことで検証を高速化することができます。
    • 処理が完了しても 60 分ごとに永遠に連続して稼働し続けます。

      • 一度ダウンロードした番組は記録されているため再度ダウンロードされることはありません。
      • 何らかの理由で再度ダウンロードしたい場合はdb/history.csvから該当番組のレコードを削除する必要があります。
      • db/history.csvは BOM なしの UTF8 でエンコードされていますので、Excel 等では文字化けする可能性があります。
    • PowerShell が起動しない場合は、PowerShell の実行ポリシーの RemoteSigned などに変更する必要があるかもしれません。 (参考)

  4. TVerRec をwin/start_tverrec.cmdで起動した場合は、win/stop_tverrec.cmdで TVerRec を停止できます。

    • 関連するダウンロード処理もすべて強制停止されるので注意してください。
    • ダウンロードを止めたくない場合は、TVerRec のウィンドウを閉じるボタンで閉じてください。(Linux や MacOS では、Ctrl+C でプロセスを止めてください)

一括ダウンロード(手動)

一括ダウンロードモードで実行している各ツールを個別に起動するために、win/a.download_bulk.cmd/win/b.delete_trash.cmd/win/c.validate_video.cmd/win/d.move_video.cmdを使うこともできます。 (全自動モードで実行するwin/start_tverrec.cmdはこれらを自動的に、且つ無限に実行します) 以下の手順でバッチファイルを実行してください。

  • win/a.download_bulk.cmdは番組のダウンロードのみ実行します。
  • win/b.delete_trash.cmdはダウンロード対象外番組やダウンロード中断時のゴミファイルの削除のみ実行します。
  • win/c.validate_video.cmdはダウンロードした番組の検証のみ実行します。
  • win/d.move_video.cmdは番組の移動先への移動のみ行います。

リストダウンロード

ジャンルや推しの番組・タレントを指定し、条件に合致する番組をまとめてリストに出力し、ダウンロード対象番組を手作業で選定した上でダウンロードする方法です。 以下の手順でバッチファイルを実行してください。

  • win/x.generate_list.cmdを実行すると、キーワードファイルの条件に合致する番組の以下の情報を取得してリストファイル(db/list.csv)に出力します。

    • seriesName = 番組シリーズ名称
    • seriesID = 番組シリーズ ID
    • seriesPageURL = 番組シリーズページのURL
    • seasonName = 番組シーズン名称
    • seasonID = 番組シーズン ID
    • episodeNo = エピソード番号
    • episodeName = 番組エピソード名称
    • episodeID = 番組エピソード ID(ダウンロード対象外番組の場合は先頭に#が付与される)
    • episodePageURL= 番組ページのURL
    • media = 番組配信局(?)
    • provider = 番組放送局
    • broadcastDate = 番組放送日
    • endTime = 配信終了日時
    • keyword = ダウンロード対象番組として判定されたキーワード
    • ignoreWord = ダウンロード対象外番組として判定されたキーワード
    • descriptionText= 番組の説明
  • リストファイルを編集することでダウンロード対象番組を絞り込むことができます。

    • リストファイルは BOM 付きの UTF8 でエンコードされているので、Excel 等でそのまま編集可能です。
    • episodeID列が#で始まっているものは、ダウンロード対象外と判定されている番組です。 ダウンロードしたい場合は、#を削除することでダウンロード対象となります。
    • ダウンロード不要な番組はepisodeID列に#を追加することでダウンロード対象外となります。
    • 行を削除してもダウンロード対象外となりますが、再実行した際に改めてダウンロード対象としてリストファイルに出力されてしまいますのでご注意ください。
  • リストファイルを編集後にwin/y.download_list.cmdを実行すると、リストファイルでダウンロード対象となっている番組を順番にダウンロードします。

    • ダウンロードの挙動は一括ダウンロードと同様です。一度ダウンロードされた番組は再度ダウンロードサれることはありません。
  • 上記手順ではwin/a.download_bulk.cmdに相当する処理しか実行されないため、以下を実行する必要があります。

    • win/b.delete_trash.cmdはダウンロード対象外番組やダウンロード中断時のゴミファイルの削除を実行します。
    • win/c.validate_video.cmdはダウンロードした番組の検証を実行します。
    • win/d.move_video.cmdは番組の移動先への移動を行います。

個別ダウンロード

番組を 1 本ずつ指定してダウンロードしたい場合はwin/z.download_single.cmdを実行し、番組の URL を指定してください。(まとめて複数のURLを指定できます) 個別ダウンロードでは TVer以外の動画もダウンロードすることができます。対応するサイトは使用する youtube-dl に準拠します。

  • win/b.delete_trash.cmdを実行するとダウンロードが中断してしまった際のゴミファイルなどの掃除ができるので、定期的に実行するとディスク容量を節約できます。
  • win/c.validate_video.cmdを実行するとダウンロードできていないファイルがある場合(正確にはダウンロードしたファイルが破損している場合)に、ダウンロード履歴を削除するので、再度ダウンロードできるようになります。
  • win/d.move_video.cmdを実行すると、番組を移動先に移動することも可能です。

Linux/MacOS での実行方法

基本的には Windows と同じです。上記の Windows 用の説明のwin/*.cmdunix/*.shに読み替えて実行してください。 ffmpegyoutube-dlが自動的にダウンロードされない場合は、ffmpegyoutube-dlbinディレクトリに配置してください。 実行権限の付与を忘れずに行いましょう。