suzukimanaka - dominickchen/cmrd GitHub Wiki

本文:

https://drive.google.com/file/d/1_7KGwXB3KJCbVPhkK7Djk3ihJZ4qphjD/view?usp=sharing

目次

  • 論文内容
  • 制作物解説
  • 反省

論文内容

目次

1.序論

研究動機

  • 個人的なPain:香水のレビューを見ても香りのイメージがしにくい

  • 目的:レビューサイトにおいて香水、香りものに新しい指標、測り方を提案することにより香水の利用を普及させること

  • 香水と従来のレビュー方法の「穴」を調べわかりやすい測り方を提案して、レビューサイトを実際に作ってみる

2.香水を日常的に利用においての課題点

  • 「個人性」…人によって本質的に好みが違う

  • 「曖昧性」…化学的かつわかりやすい測り方がない

  • 「相感性」…香りを評価する際に人間は他の五感も使いながら評価してしまう

3.レビューサイト市場の現状

  • 調査対象:@cosme,LIPS,Twitter,Instagram,Amazonレビュー
  • 数字で嗜好性を表記+自由形式でレビューを書くため、統一感がない
  • 主観的なため自分に合うかどうかわからない

4.香りの新しい測り方の提案

内向的な好みである香水を外向性の高い評価基準で表す

  • 音(楽器の音色)
  • 時間(季節、時間帯)

5.実験

①香り→色、時間、音を答えてもらう(レビューをする)

協力者:36名

色、時間に関してはある程度似た結果が出たが、音は全く相関性がなかった

②色、時間、音から本当に好きな香りが出るのか(レビュー検索)

被験者:10名

6.実験結果

7.考察とまとめ

制作物解説

概要

  • 使用言語:PHP
  • 使用サーバ:MySQL

詳細

  • Htmlで色、時間、音を入力
  • MySQLから実験①で取ったデータの一番回答数が多かったものをSQL文で取り出す

  • Htmlで入力した項目とSQL文で取り出した項目を比較 (一致していれば1、一致していなければ0と点数を付ける)

  • 合計点をそれぞれの香水の種類で出し、点数を比較し点数の高い順に並べて出力

卒論タイムスケジュール

4月:テーマを「香り」に設定

9月:参考文献探し

10月中旬:テーマを香水の商品レビューに使えそうな評価方法へ決定

10月下旬:論文執筆開始

11月中旬:『詳細! PHP 7+MySQL 入門ノート』を参考にPHP勉強開始

11月下旬:PHP勉強終了、実装開始

11月29日~12月2日:実験①

12月5日,6日:実験②

12月7日~13日:制作物改善案作成、論文提出

反省

【工夫した点】

論文:

  • 「香り」をどう化学的な方向性を含ませないでテーマ設定をするか。
  • 章の立て方を論文執筆前から考えていた点

制作物:

  • もらったデータを有効活用しながらサイト上でどの様に「オススメ」するか
  • 実験をする際に十分に考慮した(それぞれの評価に干渉しない様にアンケートを取る、など)

工夫したことによって苦労した点

  • SQL文の抽出。データが種類問わず全てで180件あったため、「ある特定の種類の特定の項目の一番多かった項目」を出すのに非常に苦労した。自力で調べて、一番多かった項目の回答数までは出力できるようになったが、最終的に先生に手伝ってもらい以下の様になった(自力で検索して実装しようとしたものよりずっとシンプルである)。

$sql1 = "SELECT COUNT(*) cntColor, color FROM review WHERE perfume LIKE '%アトリエ%' GROUP BY color ORDER BY cntColor DESC LIMIT 1";

  • 点数を付けた後に、その点数順で香水の情報を表示する方法。調べた結果、array文に全ての情報を入れ込み、その後に特定の項目順で並べる(今回の場合点数順、その点数が同じであった場合嗜好度によって並べる)という文を作り、並べることに成功した。しかし、これらを綺麗にcssで整えるのにとても苦労したため、注意が必要である。

array_multisort( $match_array, SORT_DESC, $avgpreference_array, SORT_DESC, $array);

【できなかったこと】

論文:

* 自らアンケートをあえて作成しなかった。

制作:

  • それぞれの評価方法での「オススメ」抽出をしなかった。

【なぜできなかったのか】

  • 自らアンケートをあえて作成しなかった。

→「香水のレビューを見てわかづらい事があったか」などを聞いている時点で正確なデータが取れないと判断したため。しかし、実験協力者の中には「自分の考えから例えている」のではなく、「この香水を付けている人をイメージしながらアンケートに答えた」などのフィードバックがあったため、論文に反映しなくても制作物を作る上で参考にすべきだった。

  • それぞれの評価方法での「オススメ」抽出をしなかった。

→もともとは3つの評価方法を独立させて行う予定であったが、これらを融合して「オススメ」を出すのも面白いのではないかというフィードバックがあったため、途中からその作り方で行った。評価方法に直接の関連性はなかったため、それぞれの評価方法に対しても作成すべきだった。

【今後の展望】

  • レーベンシュタイン距離での採点 選んだ項目に対してどれだけ近いかで採点する方法 例:「赤」⇒明度や色彩の点からどれだけ近いか?

* それぞれの評価方法を完全独立させる