Your Aging Box - dominickchen/cmrd GitHub Wiki
執筆 藤原奏人(ドミゼミB3)
後日、橋田研の参加者からの加筆修正予定
「この箱の中には、あなたのagingが込められています。」 あなたにとってagingとはなんだろうか。この展示会では、テーマであるagingを様々な角度から捉えた作品が展示されている。あなたにとって初めて出会うagingや見慣れたaging、そして側にあるけれど普段はなかなか気づけないagingなど、ここに来たあなたはいろいろなagingと出会えるはず。そんな瞬きのような出会いの数々を、この箱は少しずつ大切に、1つ1つ集めてくれる。最後にそっと蓋を開けてみて。そこにはきっとあなただけのagingがあらわれる。
1.(来場者が)展示来場時に受付で整理券を受け取る
2.展示を鑑賞する
3.退館時に受付に整理券を渡す
4.来場者自身が展示会場にいた時間を推察し、2つある時計のうち片方の針を回す
5.もう片方の時計の蓋を開ける
6.実際に来場者が展示会場にいた(整理券を受け取ってから返すまで)時間のぶん、時計が勝手に回りだす
7.予想と誤差を5分以内に納めるとオリジナルステッカーをプレゼント
- 飯塚里帆(橋田研B4) 内部設計/プログラミング 補佐
- 栗本佳歩(ドミゼミB3) コンセプト構想 主導
- 小泉篤志(橋田研B3) 内部設計/プログラミング 主導
- 藤原奏人(ドミゼミB3) 外装設計・作成 主導
初期は「浦島太郎体験」をテーマにしており、玉手箱をイメージしていた。
上述の通り「浦島太郎体験」をテーマとしていたため、玉手箱として箱を持ち運ぶことを想定していた。しかし、箱の持ち運びをさせたいことと運びやすさ(軽量化)の両立を実現できないことが問題であった。
そこで、軽量化から一点、特別感のある外装や重厚感(持ち運びは大変だが、展示会場において特別な体験をしていると思わせること)に振り切ることで解決を試みた。玉手箱を持ち、浦島太郎の衣装を着せ、カメの展示ガイド役をつけ、最後に記念撮影を行うことで、満足感を高める案が満場一致で採決された。
特別感のある外装や重厚感(持ち運びは大変だが、展示会場において特別な体験をしていると思わせること)に振り切ることで解決を試みた。玉手箱を持ち、浦島太郎の衣装を着せ、カメの展示ガイド役をつけ、最後に記念撮影を行うことで、満足感を高める案が満場一致で採決された。
「それは違う気がする」 と橋田先生から一蹴される。ふりだしに戻る。
この時点で、時計を動かすプログラムは完成。
ソースコード
int a = 2;
int b = 4;
int c = 1000;
bool isA = false;
const int pulse_time = 150; //コイルに電圧を与える時間
void pulse_reverse() {
if (isA) {
digitalWrite(a, HIGH);
delay(c-pulse_time);
digitalWrite(a, LOW);
delay(pulse_time);
}
else {
digitalWrite(b, HIGH);
delay(c-pulse_time);
digitalWrite(b, LOW);
delay(pulse_time);
}
isA = !isA;
}
void pulse() {
if (isA) {
digitalWrite(a, HIGH);
delay(pulse_time);
digitalWrite(a, LOW);
delay(c-pulse_time);
}
else {
digitalWrite(b, HIGH);
delay(pulse_time);
digitalWrite(b, LOW);
delay(c-pulse_time);
}
isA = !isA;
}
void setup() {
digitalWrite(a, LOW);
digitalWrite(b, LOW);
pinMode(a, OUTPUT);
pinMode(b, OUTPUT);
}
void loop()
{
pulse();
}
明日から展示なのにまだ作品が完成してないので作品完成までタイムアタックをしてます
— カナト (@jeenono11) 2018年12月14日
後半はほとんど寝ています。
使用したものは
- 丸型ホワイトボックス
- ステッカーシート
- デザインカッター
両日展示だったが、1日目はプログラムが予期せぬ動作をしてほとんど展示できなかった。
2日目は、箱の持ち運びから整理券配布に切り替えスムーズな進行ができた。
準備に追われる小泉くん
ステッカーを切り出す藤原くん
退場の流れに組み込まれた1コンテンツだったので、作品としてのフィードバックは少なめだった(かもしれない)。
- aging→時間経過→時計というのが意図として伝わりやすい
* 入場・退場時間が手入力(そこから会場にいた時間を算出→時計に出力も手入力)だったため、来場者を待たせる場面があった
→入退場時間をスプレッドシートで管理・出力をArduinoと分けて管理していたため時間がかかった。一括で管理→出力までできればよかった
-
自分だけの体験、という感じがして面白い
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自分の時間感覚が信じられなくなった
→今回は合計滞在時間という最終結果しかわからない状態であったが、「あの時点でどのくらい時間が経過していたか」を確認したりできるとより興味を持って楽しめる作品になったかもしれない(あの作品が面白かったから結構時間費やしてたんだなとか確認できる)。ただし所要時間が長くなるので今回のような受付と一体型で実施するのは難しそう。 -
(予想よりも実際の時間が長かったので)楽しい時を過ごせたのだと再認識できた
-
外装がかわいい
→展示全体のビジュアルを再利用してごまかした点は否めない。受付と一体でなければ作品の個性を出してもよかったと思う。 -
時計が動き出してから止まるまでのドキドキ感が楽しい
→回る速度に緩急がつけられるとより良い演出になったと思う(止まるか・・・?まだいくか・・・?みたいな)。最後に止まった段階で改めて時間を提示しするとか、音をつけるとか区切りがあってもよかった。今回は時計が(写真を見ればわかるが)分を基準とした60進数で数字を記していたため、1時間を超えた人に対しては針で時間を示すのがやや不親切な形になっていた。 -
「展示の締めくくり」というのを印象づけてくれる
-
外装制作の動き出しが遅かった
→内部設計は11月の段階で固まっていたのでいくらでも動けた。ただし予算が限られている中、時間があれどどれほど手の込んだものができたかは定かではない。 -
展示会場の下見をしていれば、もう少し会場に適応した形にできたかもしれない
→今後は(ゼミ展示に限らず)、作品それ自体のクオリティと、会場の雰囲気・導線なども加味したそれの見せ方にもこだわる -
即日で整理券作成など柔軟な対応ができた
→事前に案として出ていたがボツにした。もう少し当日を想定すればこの案を初めから採用することはできたはず。 -
分業の是非はあるが、橋田研とお互いの強みを生かした制作活動ができた
→次回はそれぞれの領域に少しでも関わり合えるとお互い成長がありそう -
ドミニクゼミ側の打ち上げがあることを知らず橋田研の打ち上げに行った
→楽しかったので良し